このブログについて
私はマネーゲームと言う物言いが嫌いです。2重の意味で嫌いです。
一般にマスコミ等でマネーゲームと言う場合、良い意味では用いられません。散見されるパターンとしては、「資金をゲームの如く扱って、お金を稼ぐとは不謹慎。お金は額に汗して稼ぐのが尊い。」と言う論調です。
しかし、お金はお金であってそれ自身に色は無く、どの様にして稼ごうとも同じお金。卑しいとか尊いなどあるはずがありません。そもそも、この様な論調に立つコメンテイター・文化人(最近では政治家や裁判官までも..)は、マネーゲームで稼いた人は自らのリスクを賭してリターンを得ていることを全く理解していません。少し考えれば、マネーゲームと言えども、神経をすり減らしてリターンを得ていることは想像に難くない筈です。
同様に、投資家の間でも投資を尊び、投機を卑しむと言う論調があります。これは長期投資を尊び、ディトレードを卑しむことと同意です。..でも、私に言わせれば、こんなの大きなお世話です。どの様にマーケットに対峙するとしても、リスクを賭してリターンを狙うことに変わりはありません。ディトレーダを存在を苦々しく思う投資家も居るとは思いますが、ディトレーダーが存在することで、流動性が高まることも無視してはいけない事実です。
投資活動に愉しみを求めるか否かは個人の考え方次第ですが、私的にはつまらないよりは愉しいほうが良いと思いますし、長期投資よりは投機の方が刺激的で愉しいと思います。私の場合、結局は勝てないので投機を慎むように自制をしていますが、投機自体を否定する気はありません。
許されないことはマーケットのルールを守らないこと。ゲームならば全てのプレイヤーがルールを遵守しなければなりません。そう、ゲームとは参加者がルールを守ることで初めて成立する物なのです。マネーゲーム?それの何処が悪いんですか?
もう1つ、マネーゲームと言う物言いには、暗にゲームと言うものを低俗なものと見なす思想が根底にあると思われます。これが私には気に入りません。
日本にはゲームという文化が欠如しているため、この様な物言いがまかり通るのだと思っています。日本ではゲームと言うと将棋と碁が高尚なもので、あとは博打か子供の遊びと認識されています。実際、おもちゃ屋さんに置いてあるゲームはスゴロクの変形か、有っても人生ゲームの類だけ。これでは確かに子供の遊びです。
しかし、世界に目を向ければ、子供と大人が一緒になって楽しめるゲームが沢山存在するのです。勘違いして頂きたくないのは、大人が子供に遊んであげるのではなくて、本当の意味で一緒に楽しめるゲームが存在すると言うことです。欧米(特にドイツ)には、素敵なボードゲーム、カードゲームが存在し、真の文化として根付いています。私としては少しでも多くの人にこの事実を知って欲しいと願うのです。
本ブログは私の投資行動の記録になりますが、時々、これらの素敵なゲーム達の紹介もしていければと思っています。特に、本ブログの主題は投資ですから、紹介するゲームも興味を持って貰える様に、経済に関係するゲームに絞って行きます。1人でも構いません、ゲームに興味を持って貰える人が増えるならば、これ以上の喜びはありません。