メイン | 2007年02月 »

2007年01月 アーカイブ

2007年01月01日

このブログについて

私はマネーゲームと言う物言いが嫌いです。2重の意味で嫌いです。

一般にマスコミ等でマネーゲームと言う場合、良い意味では用いられません。散見されるパターンとしては、「資金をゲームの如く扱って、お金を稼ぐとは不謹慎。お金は額に汗して稼ぐのが尊い。」と言う論調です。

しかし、お金はお金であってそれ自身に色は無く、どの様にして稼ごうとも同じお金。卑しいとか尊いなどあるはずがありません。そもそも、この様な論調に立つコメンテイター・文化人(最近では政治家や裁判官までも..)は、マネーゲームで稼いた人は自らのリスクを賭してリターンを得ていることを全く理解していません。少し考えれば、マネーゲームと言えども、神経をすり減らしてリターンを得ていることは想像に難くない筈です。

同様に、投資家の間でも投資を尊び、投機を卑しむと言う論調があります。これは長期投資を尊び、ディトレードを卑しむことと同意です。..でも、私に言わせれば、こんなの大きなお世話です。どの様にマーケットに対峙するとしても、リスクを賭してリターンを狙うことに変わりはありません。ディトレーダを存在を苦々しく思う投資家も居るとは思いますが、ディトレーダーが存在することで、流動性が高まることも無視してはいけない事実です。

投資活動に愉しみを求めるか否かは個人の考え方次第ですが、私的にはつまらないよりは愉しいほうが良いと思いますし、長期投資よりは投機の方が刺激的で愉しいと思います。私の場合、結局は勝てないので投機を慎むように自制をしていますが、投機自体を否定する気はありません。

許されないことはマーケットのルールを守らないこと。ゲームならば全てのプレイヤーがルールを遵守しなければなりません。そう、ゲームとは参加者がルールを守ることで初めて成立する物なのです。マネーゲーム?それの何処が悪いんですか?


もう1つ、マネーゲームと言う物言いには、暗にゲームと言うものを低俗なものと見なす思想が根底にあると思われます。これが私には気に入りません。

日本にはゲームという文化が欠如しているため、この様な物言いがまかり通るのだと思っています。日本ではゲームと言うと将棋と碁が高尚なもので、あとは博打か子供の遊びと認識されています。実際、おもちゃ屋さんに置いてあるゲームはスゴロクの変形か、有っても人生ゲームの類だけ。これでは確かに子供の遊びです。

しかし、世界に目を向ければ、子供と大人が一緒になって楽しめるゲームが沢山存在するのです。勘違いして頂きたくないのは、大人が子供に遊んであげるのではなくて、本当の意味で一緒に楽しめるゲームが存在すると言うことです。欧米(特にドイツ)には、素敵なボードゲーム、カードゲームが存在し、真の文化として根付いています。私としては少しでも多くの人にこの事実を知って欲しいと願うのです。

本ブログは私の投資行動の記録になりますが、時々、これらの素敵なゲーム達の紹介もしていければと思っています。特に、本ブログの主題は投資ですから、紹介するゲームも興味を持って貰える様に、経済に関係するゲームに絞って行きます。1人でも構いません、ゲームに興味を持って貰える人が増えるならば、これ以上の喜びはありません。

プロフィール

■ハンドルネーム: まっきー
High_Society.gif

■年齢: 4x歳

■職業: 技術者

■投資歴: 4年

■趣味: ボードゲーム
      旅行
      読書
      熱帯魚

■投資目標: 宮仕えを辞める迄に、フィナンシャル
         フリーを実現すること

2007年01月04日

あけましておめでとうございます

2007年を期してブログをつけることを思い立ちました。

今年の相場は果たして如何なものとなるでしょうか?堅調に推移することを切望しつつ、このブログのスタートを切りたいと思います。

2007 大発会

2007年の相場もスタート。日経は過熱感がピークに達している感もあれど、今年も大発会は上昇でスタート。やはり大納会の引けで1306を仕込んでおくのが正解だった。ちょっと後悔。尤も、大納会で仕込んだKIMOTOは大幅アップしてこれは好結果に。同じく仕込んだ応用地質も25日線のサポートを受けて堅調だった。

今年最初の買い付け銘柄はセガミメディクスに決定。東証銘柄は騰落レシオ的に手がけ難いこともあり、ジャスダック銘柄・低PBR・13週線が上昇転換、と下げるとしても底堅そうな所を評価。ドラッグストア業界は確実に再編に向かうと思うので、セガミ辺りはM&Aのターゲットになりそうな気も。

今日のトピックスは新日鉄が調整したこと。さすがに25日線乖離率が20%を越えてしまうと、調整もやむなし。小幅な調整となるか大幅な調整となるかは、日経の動き次第?

また任天堂も久々の調整。こちらは高値圏ではあるものの、過熱感はさほど無いため、むしろ押し目買いのチャンスっぽい。

新年に入って、もう一つ特徴的な動きが電機メーカーの高騰。特に日立に引っ張られた感じ。割安、円安、M&Aのターゲットと材料にこと欠かず、当面の要注意か?只、年末の雑誌記事などに煽られた感も強く、日経が調整モードに入れば、あっさり沈静化しそうな気も。

手持ち株で悩ましいのは、鉄鋼調整の流れを受けて、共英鉄鋼が軟調に推移したこと。この地合だともう少し落ちる可能性が高そうだが、Topix買いへ向けての動きもある筈なので、ちょっと動きにくい。半分手放したい誘惑にも駆られるが、株価的に割り安な内はホールドしてみたい。

2007年01月05日

NY原油続落

初日から乱高下したUS市場。特に派手に調整した原油(USO)と金(GLD)ですが、今日も続落中。とりわけ原油チャートのヘタリ方は危うい感じで、直近の抵抗線を大きく割り込む結果に。こうなるともう一段安も充分にありそう。手持ちのUSOを監視分を残して処分。

一方の金(GLD)は下げ止まりの気配。なんとかこの辺りで踏ん張って欲しいところ。米ドルが強いうちは金は弱含むとは思うけど、米ドルもここらで頭打ちのハズなので、GLDは一定量ホールドしておきたい。

加えて今日は、中国を筆頭にエマージング株が調整中。年末にかけて騰がりまくったので自然といえば自然な調整ではあるが、油断するとドカンと来るのがエマージングストックなので、油断は出来ない。只、相変わらずASEAN諸国の値動きは堅調。雑誌ではベトナムが話題だが、マレーシア(EWM)・シンガポール(EWS)等は着実に右肩上がりを続けている。投資自体が難しいベトナムより、ETFが設定されているマレーシア・シンガポールに投資した方が、出口の確保が出来る分だ安全だと思うのだが、如何でしょう?

東南アジアの中では、唯一、テロの発生したタイ株が続落中。只、事件で売られてはいるものの、チャート的にはここらは買い時な気がしてならない。TTFが$10を付けるなら買って見たい。

昨日から、グーグル(GOOG)の動きに変化の兆しあり。500を付けてから調整を続けてきたが、そろそろ買い戻しの時期かも?すこしだけ打診買いしてみました。

ようやく日経調整

異様にしぶとかった日経平均でしたが、ついにというか-1.5%の調整。TOPIXも-1.4%と同調。一方、日経ジャスダック平均は-0.31%と小幅調整。

個人的には年末にかけて東証主要銘柄からバリュー銘柄に軸足を移していたため、調整の直撃は回避できました。特に今日は、テクニカル的なピークに加えて、3連休前なので引けにかけて安くなるとの予想は易いところ。1306で行っているシステムトレードを熊モードに変更して、朝から空売りで仕掛けました。そのまま持ち越すつもりでしたが、予想以上に調整したため、一旦、引け間際で利確することにしました。来週は月曜日のアメリカ次第ではありますが、騰落レシオ・25日乖離率からみて、熊モード継続になりそうです。

個別銘柄ではノーポジですが新日鉄が続落。チャート的にはまだ下げ止まらない感じ。持株では共英鉄鋼がつれ安。下ヒゲつけて戻り基調ではあるものの、やっぱ逃げ損ねたっぽいです..。割安だし、月末にはTOPIX買いだし、M&A関連銘柄だし..、アホールドの材料満載ですが、これって得てしてやられるパターンに嵌ってる気もします。

ついでに任天堂も続落。今日で25日線にほぼタッチしたので、あとは多少下げても値を戻しそう。反転が確認できたら買いましてみたい所ですが、ポートフォリオのバランス的にも諦めす。
(しかしWiiは素晴らしい出来です。一旦はコンシューマーゲームの世界からは身を引いた、私の様なオヤジでも完全にハマってしまいました。プレイヤー層を拡張すると言う任天堂の目論見は見事に成功していると思います。まだまだ売れ続けると思いますし、Wiiスポーツ並みのコントローラーの特性を生かしたソフトが出れば、それも間違いなくヒットするでしょう。材料的にも任天堂はまだまだ安泰だと思います。)

直近で仕込んだセガミメディクスと応用地質は、悪地合にもめげず堅調。日経が調整モードに入ったので、一旦処分して手持ちキャッシュを増やしておこうかと思い、逆指値で何時でも利確できるようにしておきましたが、結局、逆指値には掛からず持ち越し。
KIMOTOは調整しましたが昨日の騰げを考えればこんなものでしょう。

武富士が続伸してます。2つ目の節目を抜きました。乱高下する油断のならない株ですが、13週線が上向いたら買い益します。

IIJも大納会以来の3日続伸。日本が休みの間、円安で動かせなかった海外の円資産を使って、ADRで買ってました。外国人比率の高い株なので、円高へ移行するに従って利益確定売りが増えてくると思いますが、月末のTOPIX組み入れも見越して、まだ上昇余地は有りそうです。ドル円は円高に一旦動くと思うので、円の騰け止まりを待って処分します。

2007年01月06日

いやな感じ

NYは今日も軟調。ダウ・ナスの下落は1%程度なので然して気になるものではないが、エマージング諸国の株価が昨日に続いて派手に反落中。日中は、香港・シンガポール・インドのマーケットが値を保っていたこともあり、NYの大崩は無いかと思いきや、今日も下げが止まりません。

中国・東欧・南米は特に酷く、FXIは昨日から10%程度の下落幅。一方、東南アジアはまちまちで、インドネシアとタイが酷く、シンガポールとマレーシアはまだ耐えている状況。なんとなく、世界的な資金移動が開始されている用で不気味です。短期調整で済めばよいのですが、昨年の5月の再来とならないことを祈るのみ。(原油の下落が何かの引き金を引いたのは間違いないでしょう。為替も乱高下していて判断が難しいです..。)

..とはいえ、手をこまねいても居られないので、スイングトレード分のストックをリバランス。ブラジル(EWZ)を1/2に減らし、南ア(EZA)は全て処分。東南アジア系もトータルで30%程度を現金化。中国(FXI)とインドネシア(IF)は逃げ損ねました。既に10%程度調整しており、もはや慌てて売れるタイミングでもありません。ホールドしてリバウンドを待つことにします。
その一方で、底値と見たタイ(TTF)を$9.8で仕込みました。また、昨日騰げて今日も地合の中で粘りが感じられるグーグル(GOOG)を買い益してます。

今日はコモディティも株も債券もダメ。こうも逃げ場が無いとお手上げです。今日は下げてますが、欧州株(EZU)辺りに避難するのが正解かもしれません。

月曜日には落ち着いてくれると良いのですが、こんな状態が続いていると、火曜日の日経が悲惨なことになりそうです。

利下げ後退懸念

今日の報道を見ると、昨晩のNYの下げの理由は、「雇用統計が予想を上回ったことから、契機の底堅さが認識され、結果利下げが遠のいたことを嫌気した売り」と認識されている様です。

そもそも、NYが近々の利下げを織り込んでいたとも思えず、然程のサプライズでも無いでしょう。まさか、FRBが利上げを考えているとまでも思わないでしょうし、その点では、最終的にダウ-0.66%・ナス-0.78%と大幅な下落とならなかった点も納得が行きます。

利下げが遠のいた→ドル高継続で、一瞬、円高に振れたドル円も円安に戻りました。金の下げもドル高の認識を受けたものでしょう。
問題は、エマージング株の一斉調整の理由がはっきりしないこと。今回の下げは、一昨日から始まっており、昨日の雇用統計とは直接関係は無し。ドル高継続→対外投資縮小と言う読みでしょうか?そうなると、日本株も週明けから売られるかもしれません。EWJも-2.6%と下げており気がかりです。

こうしてみると、資源安、地政学的リスクの増大、過熱感からの調整危惧、とエマージング株にとっての悪材料が一気に噴出した感じです。

2007年01月07日

2007年のポートフォリオ

以下が、2007/01/07現在の現状のポートフォリオです。

そして、次が2007年度に構築する目標ポートフォリオになります。

注:その他にはコモディティとREITが含まれます。
  日本債券は主として日本円MMFです

ざっくり言うと、預貯金と日本株のウェートを各5%落として、その分を外国株式に振り向けます。また、現状の予備資金は外貨投資に割り付けます。証券税制が変更される前に、日本株のウェートを、順次落として、海外株の比率を上げてくことが基本方針です。

年間の目標利回りは10%と置いていますが、結構厳しい数字だと思ってます。調整後のポートフォリオでも円貯金の占める割合がまだまだ高く、リスクの取り方が甘いと思います。それでも、年収額程度は預貯金として残すことを前提としてこの配分を採ることにしました。リスクが低めである点は、株式の内容を新興系に向けることで調整して行きます。

つまるところ、基本的な方向性としては円を減らして外貨の比率を上げてゆきたい訳ですが、その為には現在の円安が一時的にも戻す瞬間を待つ必要があります。恐らく日銀は、無理やりにも利上げを1度は行うでしょうから、その辺りで円を売って外貨に換えたいと思います。只、経済指標的には利上げするだけの大義名分が立ちそうも無い点は気になります。その点で、待てば待つほどタイミングを逸するので、日銀が無茶をするなら2月頃かと、先ずは予想しています。

自動延長は悪ですか?

日経新聞を購読していると、土曜日に「NIKKEIプラス1」と言う別刷が届きます。何気に投資のヒントになる内容が多かったりするのですが、今回はコラムにてヤフオクの自動延長について触れられていました。

コラムの趣旨を要約すると、

 ・ヤフオクの自動延長は落札できたと思っても、ラスト5分で入札が入り延長されてしまう。
 ・延々と続くことも有りがっかりする。(要するに高騰して落札できないの意味でしょう。)
 ・そもそも、この自動延長は落札額を引き上げる為のシステムではないのか?
 ・ヤフーは落札額が高いほど手数料が大きい。収益のために自動延長しているのでは?
 ・ヤフーは儲け過ぎなので、システムを見直すべきではないか?

と言った所です。

まぁ、現在のヤフオクを見る限り、自動延長システムが落札額を引き上げていることは間違いないと思います。ヤフーも収益のためにこのシステムを採用している可能性も否定できません。

只、私の様な、出品者としても落札者としてもオークションに参加してきた者から見ると、記事の主張はあまりに落札者側に寄った意見と言わざるを得ません。オークションは出品者と落札者が居て初めて成立するものであり、何れもオークションハウスからみれば顧客です。落札者ばかりに肩入れしても問題です。

コラムニストは自動延長によって落札額が騰がると主張しているが、これは純粋に落札者側の問題であって出品者の責任でなければ、オークションハウスの問題でもありません。落札者から見て、競りと言う物は本質的に欲しいと思う価格の上限で勝負するものであり、それより安く落とせればラッキーなだけです。もし、競り値が上限額を超えてしまえば清く諦めるしかありません。これが大原則であって、競り値が高騰すると言う主張は落札者側の甘えです。実際、出品者としてヤフオクを見ていると、ベテランのビッターほど、一定ラインを超えると、ピタリと入札を止めてきます。

オークションハウス側が落札者の射幸心を煽っていると言う主張はあるかもしれませんが、これは落札者側が大人になるより、しかたないことと私は考えます。
投資的な視点でみても、落札者側は「入札しなければ良い」と言う最強のカードを握っています。逆に出品者は(特に業者ならば)、ある程度品物を回転させる必要があり、落札をしてもらう必要があります。本質的には落札者側が絶対有利であって、あとは需給の問題に過ぎません。

もし仮に自動延長を廃止したとしても、オークションそのものが効率的市場であるならば、落札額が下がることはないと思います。
実際、米国最大のネットオークションのEBayでは自動延長はありません。その代わりに何が発生したかといえばストライピングと呼ばれる手法が横行しています。ストライピングとはオークション終了寸前で自分の欲しいと思う最高値を入力する方法です。できるだけギリギリのタイミングで入札するためには専用のソフトウェアを使用して自動入札をかける必要があります。(私が入札する場合は5秒前位でビットしてます。)
結局、ベテランと初心者の差はここでも埋まりません。特にコンピュータの知識が必要な分だけ、ヤフオクよりも問題かもしれません。

結局、オークションも株式市場も同じです。定められたルールの中で、買い手はより安く買いたいし、売り手はより高く売りたい。ただそれだけに過ぎません。大切なことは、しっかりとした基準を持って、揺らがない値付けをすることに尽きます。自動延長はヤフーオークションと言うオークションハウスのルールであって、それを遵守することがオークションに参加する上での条件です。

妙に買い手側だげを保護せよと言うのは、全体があまりに見えていない主張だと考えます。

2007年01月09日

とりあえず下げ止まり

ここまでの所、先週より始まった新興国株式の下落は下げ止まりの様相。ダウ・ナスが一進一退の中、中国(FXI)は+2%程度の戻り歩調を示しています。只、勢いの差はまちまちで、ブラジル(EWZ)は+1%程度で寄り付いた後、失速気味となっています。ASEAN諸国は概ね±0%近辺ですが、タイだけは続落中。先週の買い仕掛けは、どうやら早まった模様です..。

このまま推移すれば、CMEのNIKKEI225やEWJの株価を見る限り、明日の日本市場は先週の終値近辺でスタートしそうですが、その後どちらに振れるかはさっぱり読めません。只、どちらかと言うと、若干、円高気配なので軟調に推移しそうな気がします。

2007年01月10日

リバウンド

東京市場は、寄り付きこそ先週末の引け値で始まったものの、その後の動きは強く、リバウンドとなりました。これで、週末に下げた分の半分程度戻したことになり、結果的には他の新興国と同じような動きになりました。只、私的には目先↓を予想していただけに、肩透かしをくらいました。1306のシステムトレードは売り仕掛けで待っていたのでフラグが立たず、今日はポジション無し。↓の予想は変えないものの、すこし方向性が見えるまで、システムトレードは数日お休みしようと思います。(今週末にはSQイベントも控えており荒れそうです。)

持ち株的には任天堂が降下速度は緩んだとは言え続落。新日鉄は持ち直した様ですが、手持ちの共英鉄鋼もやはり続落。只、下ヒゲは付けているので、底は硬そうです。更に、鉄とは直結しないUEXも続落。結局、年末に騰げた銘柄は総じて調整に入ってます。UEXは1枚だけ逆指値に引っかかって掛かって処分されました。

一方で、低PBR銘柄は今日も好調。応用地質・セガミメディクス・武富士・中電工はよい感じに上げてくれました。唯一、KIMOTOは蓋に跳ね返され下落。そのままストップロスに掛かって処分されてしまいました。
相場全体として目先↓と予想していることから、明日以降もトレーディング銘柄には積極的にストップロスを設定して臨みます。下げきったところで、ある程度のキャッシュが手元にあれば理想的です。

最後に森ヒルズ。個人投資家にはあまり注目されていない感じですが、今日も爆上げしました。間違いなく割高な領域に入ってますが、未だに勢いは衰えません。7桁に乗ってから更に加速しています。こうなると売り場にかなり迷いますが、行ける所まで付いていくより無い感じです。

2007年01月11日

行って来い

案の定と言うか、東京市場は昨日上げた分を全て戻して更にマイナスとなりました。昨晩のNYが、ダウ・ナスこそ粘ったものの、新興国関連が再び大きく下げに転じていたので、今日の東京の動きも自然な所でした。

只、一応日経は25日線にタッチして戻したので、結構底堅いのかもしれません。明日はまた読みにくいですが、一旦は↑へ戻すような気がします。NYが今晩も大きく下げているので、安く寄り付いた後、そこから戻して行く感じで。明日は1306を買い向かってみます。

海外市場はどこも燦々たる状況ですが、とりあえず東証1部の騰落レシオは100近辺まで戻りましたので、節分までは上を目指す展開を期待しています。実際、外国人の立場に立つと、新興諸国の株式を売却した資金の振り向け先が見つからない状況です。今日も好調な貿易収支が伝えられた米ドルが、当面↑へゆく気配なので、欧州株は買いにくく、米国株を買うか、さもなければ更に為替的に安い日本株に触手が向かうことになるのではないかと..。

個別銘柄は鉄鋼を筆頭にボロボロですが、任天堂は反発しました。丁度、これ以上落ちると嫌だなと思う付近で、タイムリーなIRが出て甦りました。今日の上方修正はDSの売上分だけの話なので、今後もWiiの分と為替分の積み上げがまだ期待できます。当面、材料出尽くしとはならないでしょう。

共英鉄鋼は完全に逃げ遅れました。ただ含み益がある分だけ状況は気楽なのが救いです。割安なので只管ホールドして、M&Aの話題が出るまで待ち続けます。

武富士は寄りで少し買い乗せしておきましたが、案の定、買ったら下がっちゃいました。尤も、売り長の銘柄なので、下げても底堅い感じです。

森ヒルズも今日は一服。ここは長期保有予定なので、出来れば落ち着いた値動きで↑を目指してくれれば嬉しいのですが..。


エマージング株が下げ止まりません

昨晩より再び下落に転じたエマージング株が下げ止まる気配を見せません。比較的底堅かった東南アジアの株も今日は大きく下落に転じました。

急激に騰げた分の調整と言えば簡単ですが、あまりに同時発生で気に入りません。昨年の5月を髣髴させる展開です。あの時は、どこぞのヘッジファンドが天然ガスのディールに失敗して破綻したのがキッカケだったと後に判明しましたが、今回も原油の下落でどこかのヘッジファンドがコケたのかもしれません。で、利の乗っているエマージング株で補填したとか..?

とにもかくにも、原因は不明ですがこの下げはもはや一定額下げるまで止まりそうもありません。最も急騰していた中国株あたりだと、-20%辺りまで下げることになるんじゃないかと思ってます。

取り合えず、中国、南米、南アのエマージング株はトレーディング用に所有している分の大半を処分しました。(インドネシアとタイは売り損ねたので、仕方なくホールド。シンガポールとマレーシアは然して下げていないので、逆指値だけ入れて何時でも降りられる用にしてあります。)

そこで、今度は売却金の振り向け先に苦慮するところですが、コモディティは全滅だし、欧州もユーロが対ドルで下げているので買い難い。で、やはりここは米国株が安泰だろうと思い、アップル・グーグルの好調を受けてXLKを買ってみました。あと、何気に底堅い住宅関連でVNQも買いましています。

あとは、対米ドルで割安なのは日本円くらいだろうと言う事で、ADRでみずほ銀行(MFG)を買いました。みずほ銀行は今日こそ東証で下げましたが、内容的には割安なので、当面↑を見ると予想します。
IIJはチャートこそ良かったのですが、失速して再び25日線まで戻ってしまいました。とは言え、これも上昇トレンドは変わらないので、TOPIX組み入れに向けて騰げてくれることを期待しています。(明日の東証では反発する予感がします。)


2007年01月12日

マルカキカイ

東証1部への昇格にも関わらず、割安に放置され続けているマルカキカイですが、どうしたことか本日突然の急騰。原因は株式新聞の提灯記事と、本日引け後に予定される決算への期待によるものでした。

その決算発表結果ですが悪くありません。と言うか、大きなサプライズは無いですが普通にイイです。

今日の引値1665円で評価して、06年度のPERが10.69倍。07年度の予想で10.38倍です。今期予想は控えめですが、同時に発表された中計では08年度のPERが9.19倍になります。

ついでにPBRも現時点で1.46倍とこれもまぁ割安と言って良いレベル。PER*PBRを計算すると、15.15で、これも割安投資基準の22.5を大きく下回ります。(株主資本比率がちょいと低めですが、商社としてみれば、こんなもんでしょう。)

天下の東1上場企業の株価が、何故にここまで割安に放置されているのは全くの謎で、継続的な収益予想からしてPER=15倍はあっても普通におかしくありません。ちなみに来期PER=15倍で株価は2400円でPBRは2.1倍。これくらいは射程距離と考えてよいでしょう。

問題は何故ここまで放置されてきたのか?単純に安定的な業績確保への疑問であれば、今回のIRでもかなり改善される筈ですが、単純に地味で目立たないことが問題だとすると、今回の反発も短期収束してしまうかもしれません。(そういや、杉本商事も放置され続けてるしなぁ..。)

■株価1665円に対する今期指標値

 PER: 10.39倍
 PBR: 1.46倍
 PCFR: 4.73
 PFCFR: 11.11
 経常益利回りの逆数: 9.22
 ROD: 13.64%
 ROA: 4.85%
 売上高経常利益率: 5.74%

下げちゃいました

東京市場は寄り付きこそプラス圏でしたが、結局マイ転。予想に反して下げちゃいました。そもそも、NYが軟調の筈だったのですが、盛り返してプラスで引けてた辺りから予想が狂ってます。(尤も、米国株はプラスでしたが、エマージング諸国散々でした。)

で、東京ですが、円安が加速した為か、輸出系は値を保った一方で、内需(特に金融)が売られた気がします。鉄鋼は全般に反発し、お蔭様で共英鉄鋼も昨日の2600円を底値にして↑を目指す展開になりました。これで胃痛の種が一つ減りました。

また、任天堂も昨日こそIR後に利確の動きがありましたが、今日は素直に好感して大幅高となりました。これも一安心。

保有株のトピックスは、なぜか放置モードの2銘柄が突然ストップ高したこと。バルスとウィーヴで、バルスは月次報告が良かったことと、チャートの形が非常に良かったこと、優待月であること、などが相乗して一気にストップまで走った感じです。一方のウィーヴは全くの謎。大きく下げた後の自律反発でしょうか..?

で、どちらにも共通したのが、素直にストップ高に張り付かなかった点。ウィーブはストップ高を付けた後にマイ転し、再びストップ高を付けました。訳が分かりません。ウィーブにはあと5回位、S高をつけて欲しいのですが、如何見ても無理っぽいです。明日はまた下げそう..。

一方のバルスは、比例分配狙いの買いが集まって来た所に、大量の売り玉がぶつけられて来ました。恐らく、かなりの人が予定以上の枚数を買わされた状況になっていると思われます。非常に良い感じで戻してきていたのですが、ここへ来てかなりのしこりが発生してしまいました。今日買わされた人は明日朝から売るでしょうし、一気に急落もありそうな予感です。

下げた銘柄としては、森ヒルズが筆頭。明日は100万切る手前まで行きそうです。100万を切ると、確実に買いたい人が沸いてくると思うので、このままホールドすることにします。


2007年01月13日

全面高

東京市場はSQを無難に通過し全面高となりました。こんかいもSQ当日は↑のアノマリーが生きた格好です。今後のスタンスとしては、とりあえず今回の調整で騰落レシオが100近辺まで下がりましたので、これが120を再び越えるまでは強気で行こうと思います。節分天井のパターンに期待したいと思います。
気がかりなのは日銀の利上げです。各種指標を尊重するなら、利上げは如何見てもありえませんが、日銀的には1月に利上げを逃がすと政治日程的に当面動きづらいと言う観点から、マーケットが堅調なら意外と強行するかもしれません。そうなると、今回の上昇基調は一旦ストップすることも考慮しておきます。(マーケットが利上げを織り込んでいるとは、私には思えません..。)

手持ち株は、全体に上がったので基本的に言うことありません。木曜日に仕掛けてマイ転してしまったシステムトレード用銘柄の1306は持ち越しされており、再度プラスに転じまています。

前日、堅調な決算を出したマルカキカイは普通に騰げましたが、全体が好調な中では特出した騰げとはなりませんでした。今後、水準訂正の流れになるのか、今ひとつ読めません。

前日ストップ高した2銘柄の内、ウィーヴは2連続S高を達成。でも、あと4回くらいお願いしないと買値に戻りません。(汗)  月曜日以降、25日線で押し戻される可能性が高いですが、財務は良いのでこれは気長に持ちます。
一方、バルスは予想通り今日はマイナス。只、私の予想よりは意外と強かった感じ。もう少し落ちるなら、買い増ししても良いかもと思わせます。

その他、応用地質・セガミメディクス・中電工の3銘柄は今日も好調。書きそびれましたが、前日には昭文社も打診買いしています。こちらは今日は小動きのまま。昭文社を入れると好財務の地味系低PBR銘柄は4種に増えました。

あと、今日は加ト吉を25日線で待っていたのですが、寄付きから上昇してしまいました。どうやら縁が無さそうです。

共英製鉄は鉄鋼の戻りに乗れずに下落。2700円付近で値固めしてくれると安心なのですが、微妙な感じです。割安感を信じきれるか、精神力の強さが求められそう..。

2007年01月14日

海外の調整も一段落

今日のNYは米ドル高を受けて好調な出だし。エマージング株の急落にも完全に歯止めが掛かりました。ユーロ株だけは、ユーロが対米ドルで下げている関連で弱いですが、あとはコモディティまで含めて全てが騰がってます。

今後のスタンスとしては目先の調整は終わったと見て、エマージング株を買い戻して行きます。只、グーグル等の米国株に逃げて成功した分は当面ホールドするので、調整前と同じポジションまではエマージング株を買い戻すことは出来ない状況です。南アフリカは取り合えず買戻しを断念。ASEANと南米は比率を若干落とすことになります。

あと、中国は今回FXIを全て売ってしまったので、この機会に香港市場で2823.hk(A50 China Tracker)を買い付けて、銘柄の変更をする予定。オリンピックまでは人民元も対米ドルで騰がり続けると予想することと、IPOがまだ続くことから、バブルも覚悟でA株で勝負してみたいと思います。

2007年01月15日

昭文社

ゼンリンと並ぶ地図を扱う専業企業。1月11日に打診買いしたので、その買い付けメモ。

典型的な低PBR(0.68)かつ高財務のバリュー株。1400円前後で長期間の調整を経た後、13週移動平均線が上向きに転換。トレンド変更の気配があるため、打診買いを実施。

株価がPBR=1倍の2139円を目指せば、その時点の予想PERは約40倍。収益性からは割高だが、ゼンリン並に買われるならPER=40倍も許容範囲。問題は、ゼンリンがカーナビゲーションの主要シェアを握っているのに対し、昭文社はカーナビの分野に完全に出遅れたこと。この差が両社の全て。

今後、昭文社もカーナビ分野への進出を始め、ソフトウェア化に適応して行ければ、ゼンリンとの差は縮めて行ける可能性もある。

技術的には他社の参入障壁の高い業種であり、売上高経常利益比率も悪くない。決して斜陽産業ではなく、GPS技術と連携した利用を考えれば成長産業と成る可能性もある。以上より、現在のPBR=0.68倍は安すぎると判断する。

2007年01月16日

利上げ織り込んだ?

東京市場は今日も全面高の商状となり続伸。一応、節分までは↑と言う予想通りの展開ではあるが、ちょっと急すぎる気もします。今朝は、今回から発表時間に変更があった機械受注の発表があり、これが無難な数字だったことと、なにより週末の海外市場に復活の気配が出たことが大きかったように思います。
しかし、今日の全面高で当落レシオは再び120弱まで上昇。まだ乖離率などの指標を併せ見て、セーフですが、徐々に過熱感が再び台頭してきそうな予感です。

ところで、各種指標の数字が良いと、日銀による今月中の強行利上げの可能性に拍車が掛かることになる訳ですが、それも無視するように株価が上がるところをみると、「既に利上げは織り込んだ」と言う論調が出てくることも頷けます。只、個人的には「如何あがいても利上げは出来ない」とマーケットが高をくくって、株価を押し上げている気もしたりして..?

尤も、みずほ銀行を始めとして金融株が騰げているのは利上げを想定しての動きでしょうし、やはり利上げは織り込み済みなんでしょうか。それならそれで、1615でも買ってみましょうかと思ったり。改めてチャートを見ると、これが妙に良い形。13週線が上向き転換気配でGCも近そう。

今日の持ち株の動きとしては、日々の不安材料の共英製鋼が今日は反発。このまま2700を固めて安心させて欲しいです。森ヒルズの方は、どうやら落ち着いてきた様で、110万円近辺で値固めしてくれそう。

地味系低PBR銘柄の4種は、今日はまちまちの動き。応用地質と昭文社が小動きの一方で、中電工とセガミメディクスは大きく騰がりました。只、セガミはちょっと急ぎ過ぎてる感じもします。一旦、利確すべきなのかもしれないのですが、株価的には各種抵抗線を総じてブレイクした状態にあるので、売るのもちょっと躊躇われます。

先週手放した「きもと」が再び騰勢を示して来ました。今日は窓を開けて上昇してますので、この窓を埋める様であれば、待ち伏せして買ってみたいと思います。

2007年01月17日

新興底入れしたかも

今日の日経は小反落。すこし過熱感が出掛かった所でしたので、これくらいのもみ合いは理想的な感じです。騰落レシオ25も113.99と、若干下がってます。あと数日、これ位で揉んでくれると上昇基調が長続きして良いのですが。

今日の主役は新興系。日経に逆行して、1%ちょっとの上昇となりました。明日17日で、忌まわしきライブドアショックの日から丁度1年経過します。新興株は信用不安が露呈され低迷を続けた1年でしたが、週足チャートを見ると、先週から13週線が上向きに転換しています。もしかすると大底を打ったかもしれません。

保有株式を見ても今日はジャスダック銘柄が好調でした。セガミメディクスは絶好調を維持して続伸中。そろそろ利喰いたくなってきます。あとは、UEXが25日線にタッチする手前で反発しました。只、良いものばかりでは無く、復調兆しのあったADMは逆に25日線に押し戻されてしまっています。後は、ジャストシステムにまた一吹き欲しい所ですが、株式転換がらみで色々動きも出てるようで、過度の期待は出来ない感じ。

とは言え、ジャスダックの反転基調に乗るのであれば、Jストック指定銘柄から、割安感の出てきた銘柄を探して、仕掛けてみるのは面白そうです。

今日の共英製鋼は再び反落。どうにもボラリティが大きすぎて、精神的に良くない銘柄です。只、PER7.7倍は鉄鋼銘柄中の最低ですので、我慢してホールドするよりありません。東京製鐵なみのPERまで買われるとすれば、まだ30%の上値余地があることがある筈です。

最後にKIMOTOは、買い戻せないまま上に行ってしまいました。もう1度、降りてきて欲しいの所です。

祝日明けて

昨日のNYは祝日のため休場。お休みの間、アジアを始めとする新興国株は反発をしていたことから、今日のNYの動きは気になる所でした。今のところ、米国株は小動で、新興国株も大きく売り崩される気配は無いようです。心配していたインドネシア(IF)とタイ(TTF)も今日は戻り歩調です。

トレーディングとしては、新興国から逃げて苦し紛れにADRで買ったみずほ銀行(MFG)を処分して、立ち直ってきた南アフリカ(EZA)に振り向けました。みずほ銀行は日銀の利上げ期待で高騰が続いていましたが、明日・明後日には利上げの結論もでますので、利上げがどちらに転んでも、一旦は売られると予想します。

問題が一つあるのは、中国株が買い戻せていないこと。FXIを全て処分して、香港市場で 2823.hk(A50 China Tracker)を購入の予定ですが、一昨日、0.1HKD差で約定できなかった所から、あれよあれよと高騰してしまい(買い逃した所から一気に6%強もあがっちゃいました)、チャンスを完全に逸した格好になってます。逆指値もなければ、成行注文も無いと言うのは、便利なネット証券に慣れた身としては、なかなかビットするのが難しいです。HSBC香港さん、もうすこし注文方法を柔軟にしてください..。

今もFXIは続伸中。明日も中国銘柄は高そうです。(また買えないっぽいです。)

2007年01月18日

17000台を固める

今日の東証は午前こそ軟調だったものの、25日線にタッチしてから反転し、結局、陽線で引けました。過熱感を冷ますと同時に、17000台を固める感じの動きでかなり好ましい状況です。

市場は2転3転する利上げ報道に混乱している様でもありますが、混乱しているのは実は報道だけなのかもしれません。私的には、マーケットは完全には利上げを織り込んではいないと思うのです。利上げを延期すると不透明感が長引くことで市場にマイナス要因と言う意見もあるようですが、利上げは飽くまでも利上げでしょう。株価にはマイナスだと思います。明日、利上げ無しが決まれば、当面の利上げは無しとも読めるので、不透明感が募るのでは無く、株式により強気になれると思います。

利上げといえば、今日もREIT指数が急騰しています。利上げ予測の後退がREIT市場を更に押し上げてくれそうです。(この所、ポートフォリォ上の分散で当しているREITの成績が、他の資産より飛びぬけて好成績となってます。)

新興市場の方は今日も指数上は好調です。只、私が保有するジャスダック銘柄については今日はイマイチ。暴騰を続けてきたセガミメディクスも今日はダメ。昨日の大陽線を今日でキャンセルしてしまいました。只、底値は硬そうなので、地合いが変わらない限りホールドします。同様に、昨日上げたUEXも今日は軟調です。

一方で、昨日愚痴を書いたジャストシステムが今日は好調。単なる循環物色なのか、何か材料があったのか、高騰の理由が良く分かりません。

判らない値動きと言えば、ウィーヴ。3連続S高したと思えば、昨日は急落。そして今日はS高。ボラリティ高すぎます。取り合えず、PBRが1倍を割れている間は放置します。赤字ですが割安は間違いないので、どこかが買収でも仕掛けてくれないでしょうかね。

共英製鋼は日経同様に下値を探った後に切り替えして、長い下ひげを作りました。2605円が底値として固まった格好です。それならそれで、多少暴れても安心してホールドできます。

小動き

今日のNYは、市場予測より強い物価指数が出たことから、インフレ懸念が出て軟調な出だし。只、全体に戻り歩調で、ダウはプラス圏に戻ってます。

インフレ懸念から、改めて今度は利上げ警戒モードになるのかが、心配な所です。インフレ懸念となると金が買い戻されるのかと注視していたところ、やはり上昇に転じています。

今日の振興国株はアジアを中心に弱かったので、NYもどうなるかと思いましたが、ダウ同様に戻ってきています。

2日間買いそびれた2823.hkですが、今日は強い意志を持って入札を入れておき、約定しました。しかし、やっと約定できたと思ったら、こんどは一気に急落。簡単に含み益は持たせてもらえません...。

2007年01月19日

利上げ見送り

結局と言うか、案の定と言うか、日銀は利上げを見送りました。政府からの強烈な攻勢があったとは言え、如何見ても利上げを正当化できるだけの状況ではありませんでした。マスコミは政府の介入を問題にするのでしょうが、今回は政府の発言の方に理が有ったと思います。(只、色んな人が良く判らない発言をするのは問題ですが..。特に財務大臣がなんなんだか..。)

なんだかんだ言ってもマーケットは利上げ無しを歓迎して騰げました。そんなもんです。利上げ無しが原因で下がるなんてありえんでしょう。

さて、今日もマーケットの流れは新興に傾いています。恒例の新興祭りが半月後れで始まった格好です。尤も、私の投資スタンス的には乗り難い銘柄が多いので、簡単にこの流れを自分のものにするのは難しかったりします。そこで今日、打診買いしたのが藍澤証券。PBRが1倍割れの証券会社でJUSDAQ銘柄。しかも、証券業界は11月から株価は立ち直っていますので、もうすぐピークを迎える3/4半期決算ではサプライズがあるかもしれない。あと、ベトナムファンドなどで人気を集めてるのも好材料です。

一昨日愚痴ったジャストシステムは今日も材料が出て続伸。新興祭りに乗って、1500円をまずは目指して欲しいです。

一方、悪いところではセガミメディクスが急進の反動で続落。こうなると、一旦利益確定するか悩みます。取り合えず逆指値で逃げ道を確保して置きます。

新興国株は下げてません

物価がまた地割と上げてインフレ懸念が再び台頭。そんな所で、米国株はいまいち冴えませんが、中国を除いて新興国株の動きは悪くない様です。これには、日銀が利上げを見送り、過剰流動性が維持されたことも、無関係ではないでしょう。

今日で、先日の暴落時に売り損ねて抱えてしまったタイ(TTF)も今日でプラス圏に戻りました。あとはインドネシア(IF)の戻りを待ちと、高値掴みしてしまった2823.hkの反発待ちです。(2823.hk、今日も下げてます。)

決算の流れもあってかナスダック銘柄が弱く、グーグルの勢いも無くなって来ました。決算まで持ち越すのも博打な銘柄なので、ポジションを少し落としたいと思います。その代わりに、先の調整基調の中でも比較的値を崩さなかったASEAN&環太平洋辺りの銘柄(EPPとか)のポジションを上げようと思います。

あとは、円安が更に加速して、円のまま海外で遊んでいる資金をどうにかしたく、再度ADRで日本株を買い付けることにしました。先日、みずほ銀行(MFG)を利食ってしまったので、今度は三菱UFJ(MTU)を円高になるまで持ってみようと思います。株式分割を宣言しているので、円高を半年待つ気持ちで居れば、為替差益とキャピタルゲインの両方が取れるような気がします。

2007年01月20日

小型・振興祭りは続く

週末に掛かり如何かとも思いましたが、小型・振興祭りはまだ終わらない様です。東証に逆行して、ジャスダックインデックスは+1.22%の上昇となりました。只、残念ながら私の保有株については、全体が騰がる中で流れに乗れていませんでした。振興市場の中でも循環物色が続いているのかもしれません。また、利上げ見送りの影響で、今日も振興不動産系が強かった感じがします。(私は、不動産株にはノーポジなので、不動産祭りには参加ません..。)

東証に目を向けると、今日は反落しくれたおかげで、より息の長そうなチャートになって来ています。これなら、利上げも無かったことですし、あと2週間は上昇相場が期待できそうです。日経が17500円を超えてくるのは確実だと思います。問題は、TOPIXが1780円近辺の強固な壁を今度こそ超えられるのか否か?あと+4%程度の上昇でこのラインに到達しますが、なんとなく今回も跳ね返されそうな予感がします。
かりにここから4%がピークとすると、日経は丁度18000円ですし、ここらが降りるか行くかの山場となりそうです。(丁度、節分頃になりそうだし、やっぱ、一先ず利益確定ですかね。

保有株と動きは総じてイマイチでしたが、共英製鋼が完全に戻り歩調となりました。これで気に病む保有銘柄が1つ減りました。

あとは、購入以来、動きの無かった昭文社が上昇。これで、週足の良形を維持しました。また、東京カソードも2連騰で、やっと動機付いたかもしれません。業績予想を信じるなら間違いなく割安水準まで売り込まれていますので、騰がりだしたら早そうです。問題はこの会社、業績予想をクルクル修正すること。orz  今回も3Q決算を持ち越すか否かが勝負になります。

週末の手仕舞い売りを期待して、藍澤証券を空いた窓の所で待っていましたが、落ちてくることはありませんでした。

原油が反発

ニューヨークは今日も方向性の見えない動き。特にハイテク企業は、インテル決算が悪ければ売られ、逆にIBMの決算良くても利益確定で売られ、と上値が重たい状況が続いてます。やはり3Qの決算への反応は素直にならない様です。

エマージング株は比較的堅調で、乱高下した中国株が持ち直し基調になったのが嬉しい所です。(買い付け直後に下落した2823.hkもほぼ買値に戻りました。)
その他、南米もASEANも良い感じです。日本の利上げ無しが好感されて来ているのかもしれません。

さて、今日動いたのが原油。前日の急降下の後に急反発しました。なんとなく、この50ドルが当面の底のような気もするのですが、如何でしょう?これより下値を探るなら、42~43ドル付近まで落ちるのでしょうけど、果たしてそこまで行くかどうか。で、USOを少し買い戻しました。この先、もし40ドル近辺まで下る様なら、そこでもう一度買い戻しして行こうと思います。

また、原油が当面の底を打ったと仮定すれば、鉱業株をプレイしてみるのも面白そうな気がして来ました。只、円安の極みで、新規の外貨建て投資が難しいことから、海外は諦めて、週明けの東京市場で何かかってみたいと思います。昭和シェルや三菱商事は既に同気づいてますので、ここは、AOCHDがテクニカル的にもバリュエーション的にも、お買い得に思えます。1800円を付けてくれると買い安いのですがちょっと無理かな。焦って飛びつかずに、下で待ってみます。

2007年01月21日

保有銘柄(2007/01/20・円建て)

2007/01/20現在の円建て資産の状況
()内は投資材料


■長期運用銘柄

1.個別株式

 - 東芝(フラッシュメモリ・代替エネルギー)
 - JR東日本(電子マネー・駅中開発)
 - 任天堂(DS・Wii)
 - 中外製薬(インフルエンザ・抗がん剤)
 - 明治製菓(ノロウィルス・インフルエンザ) *1
 - 森ヒルズリート投資法人

  *1: 3Q決算発表を待って、他の食品セクタ銘柄へ切り替え予定

2.ファンド

 - 三菱UFJ投信・外国株式インデックス *2 *3
 - DIAM・ワールド・リート・インカム *2
 - 富士投信・みずほウェルズファーゴ・エマージング株式 *4
 - DKA・みずほJ-REIT *4
 - 東京海上・エネルギー・食料関連ファンド

  *2: 定期積立ファンド
  *3: 三菱UFJ銀行のATMと振込み手数料無料化のために保有
  *4: みずほ銀行のATMと振込み手数料無料化の為に保有


■トレーディング銘柄

[バリュー]
 - マルカキカイ *5
 - 昭文社
 - 応用地質
 - 中電工
 - SRIスポーツ
 - UEX(ニッケル市況)
 - 武富士(業界再編)
 - セガミメディクス(業界再編)
 - 共英製鋼(業界再編)
 - 藍澤證券

  *5: 近々に損切り予定

[逆張り]
 - ウィーヴ
 - 東京カソード

[グロース]
 - ジャストシステム(xfy)
 - バルス
 - SBI
 - ハニーズ

[塩漬]
 - ADM(Wiiの加速度センサ)

[システム運用]
 - TOPIX連動型ETF

保有銘柄(2007/01/20・外貨建て)

2007/01/20現在の外貨建て資産の状況

■長期運用銘柄

1.ETF(香港マーケット上場)

- A50 CHINA TRACKER (2823.hk)
- SENSEX INDIA ETF (2836.hk)

2.ミューチュアル・ファンド

- Fidelity ASEAN (Class A)
- Fidelity American Diversified Fund (Class A)
- Franklin Mutual European Fund (Class A)
- Templeton Eastern Europe (Class A)
- Shloder Select BRIC's Equity
- HSBC Managed Growth Fund (Class A)


■トレーディング銘柄

1.ETF(米国マーケット上場)

[中南米]
- iShares MSCI Mexico Index (EWW)
- iShares MSCI Brasil Index (EWZ)

[ASEAN・太平洋]
- iShares MSCI Maraysia Index (EWM)
- iShares MSCI Singerpole Index (EWS)
- iShares MSCI Pacific ex-Japan (EPP)
- The Indonesia Fund Inc (IF)
- Thai Fund Inc (TTF)

[アフリカ]
- iShares MSCI South Africa Index (EZA)

[北米]
- streetTRACKS KBW Bank ETF (KBE)

[西欧]
- iShares MSCI EMU Index (EZU)

[コモディティ]
- DB Commodity Index Tracking Fund (DBC)
- U.S. OIL FUND (USO)
- streetTRACKS Gold Shares (GLD)

[REIT]
- Vanguard REIT Index ETF (VNQ)


2.ADR(米国マーケット上場)

[日本]
- Mitubishi UFJ Financial Groupe (MTU)
- Internet Initiative (IIJI)


3.個別株式(米国マーケット上場)

[北米]
- Google (GOOG)

HSBC Offshore:口座維持費ルールを変更①

昨年末にHSBC Offshore支店の口座維持費について、課金ルールの変更が告知されました。

で、その条件が次のようなもので、これが厳しい..。

 ・口座維持費: 毎月£20
 ・無料化条件: 全口座合算で残高が£25000(または等価通貨)以上

従来はUSD10000あれば、口座維持費は課せられなかったのですが、どうやら小口口座の一掃に乗り出した気配があります。私のような零細投資家にはこの条件はクリアできません。このままでは、口座の閉鎖を覚悟する必要があります。(だって、£25000もキャッシュで寝かしてる余裕はないです。)

更に、無料化の条件はいくつかあるのですが、現実的に可能性があるのは
 ・投資を行っていること
の条件をクリアすること。

しかし、そもそもの問題は過去に投資口座が開けなかったことで、その為、単なる外貨預金口座に成り下がっていたと言う経緯がありました。まず、なぜ投資口座を開けなかったかを振り返ると、

 ・webから普通に投資口座の資料を取り寄せようとすると、「日本人には日本国の法律で投資の勧誘をすることが出来ないので、資料は送れません。」と言われてしまう。
 ・そこでへこたれず、「日本国が禁止してるのは投資の勧誘とアドバイス。私はアドバイスは不要だから口座開設のアプリケーションだけを送って欲しい」と粘る。
 ・すると、web上からアプリケーションフォームを落とすように指示されたが、今度はwebサイトがエラーを出してきて、ダウンロードに進めない。

そんなこんなで、色々と粘ったのですが遂に根負けしてしまい、HSBC Offshoreに投資口座を開くことを断念してしまいました。(その後、HSBC HongKongに口座開設しオフショアファンドの買い付けも可能となりました。)

そもそも、HSBC Offshore とやり取りしていて困ったのが、メールのやり取り。セキュリティの為、ログインしてからメッセージセンターを使うのですが、文章によってなのか、ブラウザがハングアップして連絡が取れなくなってしまうことが何度かありました。これが致命傷で、意思の疎通が十分に出来ませんでした。

さて今回は、一度は断念した投資口座の開設に、再度トライしなければならなくなりました。実は現状も、予想通り色々とトラブルが発生して思うように進んでいないのですが、その経過を記録して行きたいと思います。

2007年01月23日

ギャップアップ

先週後半はもみあったことで、より息が長くなりそうな今回の株価上昇ですが、今日の日経は勢いが付きすぎてギャップアップしてしまいました。明日辺りから1回下げるのかもしれません。

とは言え、今日も小型株を中心に活況。大半の銘柄が上昇しています。保有株の動きも言うこと無しなんですが、唯一、ジャストシステムだけが、引け間際に急落しました。増資した株式の市場売却が始まった様です。全て転換されるまで、暫くは重たい値動きになるでしょう。でも、それが終われば...。

マルカキカイを寄り付きで損切しました。この好地合の中であまりの値動きの重さにいい加減、嫌気がさしました。手放して、動きの軽そうな銘柄に再投資します。

藍澤証券は追撃買いをする前に騰がっていってしまいました。ちょっと買い増しのタイミングが難しいかもしれません。(ジャスダック銘柄はシステム的に注文し難いのが難点です。)

あと、今日狙っていたAOCHDですが、やはり朝からギャップアップスタートで買えませんでした。窓を埋めてくれることに期待して待っていたのですが、結局落ちて来ませんでした。原油は今晩も騰がってますので、これも不成り行きを使って買わないと、結局、買いそびれる様な予感もします。

2007年01月24日

強弱まちまち

今日の日経平均はトータルで僅かに下落。昨日の米国市場の空気の悪さを勘案すれば、むしろ以外に強いと言う印象すら受けました。只、細かく見るとセクタ間で強弱があった様で、昨日まで引っ張ってきた金融(特にその他金融)が反落し、一方で、鉄鋼関連が再び活況を呈しています。基本的には昨日大きく騰がった銘柄が調整している感じです。

保有株式を見ると、共英製鋼が鉄鋼セクタの流れに乗って上昇。初値を回復しすると同時に半値戻しも達成しています。2900付近に壁がありそうですが、ここをブレイクできれば後は青天井です。

また、昨日急落したジャストシステムは、昨日の下落分を1日で戻してきました。どうやら不透明だったファイナンスが、空売りの懸念なく終わりそうな気配です。悪材料出尽くしとなれば、3Q発表に向けて大きく化ける可能性もあります。何せ、ジェットコースター銘柄ですからここは。(数日後にはIBMが大株主として登場したりしませんかね。)

一方で、好調だったSBI、武富士と言ったその他金融関連は芳しくありません。SBIはここまで反転急上昇してきましたが、この2日を見ると、そろそろ息切れかも。ここ1年間の値動きなら間違いなく落ちてゆく所ですが、今回は地合いが良いですので、案外持ち直すかもしれません。逆に、ここで落ちる様なら、今度こそ、こことは手を切ります。(切るに切れない、悪女みたいな銘柄)3Q決算の翌日が手切れのチャンスかも。

その他としては、買いのチャンスを狙っていた藍澤証券は今日も落ちて来ずに買えていません。証券セクタの3Qが出始める前に追撃買いしたいのですが..。

同様にAOCDHも買えてません。昨晩のWTIが突然急落したので、AOCHDも落ちてくることを期待したのですが、下方で待ち過ぎました。只、WTIは今日も下げるかもしれないので、ここは買いを焦る必要は無いと思ってます。

あと、姑息な優待狙いでバルスを1つ買いました。ここは配当こそイマイチですが、優待の利回りは5%なので、普段フランフランで買い物をする人なら、かなり美味しい優待です。(ついでに、株主総会に行くと色々とお土産も貰えます。まぁ、売れ残り品だと思いますが..。)
現在のバルスの株価で、下値は限られます。12月の月次報告もかなり改善してますので、個人消費改善の睨んで、この値段ならじっくり保有して良いでしょう。25日の優待確定日に向けて、再度値を上げる可能性もありそうですし、今回ははイイ押し目かもしれません。


2007年01月25日

17500円回復

日経平均が17500を回復しました。場中では、昨年最高値の17563円にあと10円の所まで迫りまってます。流石に、このラインでは警戒感が強まり戻り売られましたが、それでも17500台を保ったことは、充分に強い感じも受けます。

騰落レシオも徐々に警戒領域へと近づいて来ていますが、過熱感のピークにはもう少し先になりそうです。企業決算が一段落する2月初旬まで上昇し18000円台に乗せてくると予想します。(18000を付けたら、一先ず利食いするかも。)

今日特徴的なのは、久しぶりにTOPIXとJUSDAQ平均が似たような騰落率になったこと。振興祭りも一段落でしょうか。棒騰げして来ましたが、こんな感じでソフトランディングしてくれると嬉しい所です。

保有株としては、昨日頑張った共英製鋼が今日は一服。一方で、任天堂に再び上昇機運が出て来ています。
密かに注目しているジャストシステムはこの銘柄にしては小幅に続伸。何気にイイ感じです。3Qで大化けして欲しいです。(悪い意味で化ける可能性も..。)

悔しいのはAOCHDで、昨日まで下値で待ち続けていましたが、昨晩のWTIの急騰を受けて、窓を開けて大幅に上昇してしまいました。もう落ちてこないと判断して、引けで買いを入れています。只、騰がったとはいえ、PBRは未だに1倍そこそこですし、市況関連銘柄とは言え、PERは考えられないほど低い値。原油価格にしても、ここから更に下落してもせいぜい10%程度でしょうし、1年持てば原油は必ず戻すでしょう。なので、長期保有を前提としてのんびり構えれば、損はしない価格帯だと思います。

その他、やはり昨日まで買うに買えなかった藍澤証券を今日の寄りで仕込みました。PBR×1倍辺りまで目指して欲しいです。

あと、鳥インフルエンザの再発もあってか、中外製薬が高騰しました。一方で、明治製菓は全くの動きなし。一発逆転で不二家の買収でもしてくれないですかね。不二家を併せれば、ロッテを抜いて業界2位にランクアップします。

森ヒルズは決算を控えて今日も続伸。上場来高値の更新も視野に入ってきました。J-REITはファンダ的にはバブルだと思ってますが、長期金利とのスプレッドがある限り、地銀の買付で騰がり続けるかもしれません。また、個人の分散型投信の市場規模がREITの市場規模を上回っている可能性もあります。分散型投信の人気が上がり続ける一方で、REIT市場が拡大していない状況では、ファンダ無視の状況は続きそうです。(野村不動産のREITのIPOにも乗ってみますか?森ヒルズに続く、2匹めのドジョウが居るかもしれません。)

原油乱高下中

3Q決算発表の真っ只中のアメリカですが、日々、一進一退が続いてます。ダウだけみれば、微妙に高値更新をしていますが、その幅は昨年末とは比べるべきもありません。ナスダックはハイテク決算の弱さをモロに被ってしまっています。今晩は好調に騰がってきていますが、明日の朝にはどうなっているか、予断は許しません。

思うに、一旦下へ調整した方が、再上昇の力になるように思います。一方で、米ドルは強いので、米国株は売ってドルで保持するだけで良さそうです。個人的には、米国株は上がらなくても良いので、この価格帯でモミ続けて欲しいです。米国市場が安定していれば、その間に振興国株が順調に騰げてくれるでしょう。

保有株のトレーディングはあまり積極的にはやっていません。KBEは売却してしまい、これで米国株の保有量は更に減って、GOOGを僅かに残すのみです。米国株を売った資金は原油(USO)の買戻しに使っています。このまま反発して欲しいのですが、日々乱高下しており、予断は許しません。昨日暴騰した分を今日は吐き出してしまってます。(...とはいえ、ここから下がっても下値は限定されてると思い、買い戻してます。)

ところで、これまでコモディティ分野への投資は、金(GLD)・原油(USO)・総合(DBC)の3種のETFに分散して来ましたが、構成的にハードコモディティに寄ってしまうのが不満でした。出来れば、ソフトコモディティ単独に投資できるETFは無い物かと思っていたのですが、いつの間にか設定されてました。

  PowerShares DB Agric(DBA)

今後は、DBCからDBAに徐々にシフトして、金(GLD)・原油(USO)・食料(DBA)の3種でバランス調整しながら、コモディティへの割り当て資金を運用しようと思います。(プラチナのETFが立ち上がる様なら、これも加えます。)

最後に、新興国株は今日も概ね順調。特にASEAN諸国は調整らしい調整すらなく、堅調な右肩上がりを続けています。
高値つかみかとビビリっていた中国はA株も、あっさりと値を戻して来ました。とりわけA株は、現状でバブルとの意見が強いですが、祭りなら祭りで、参加して楽しまない手はありません。

HSBC Offshore:口座維持費ルールを変更②

改めて、時系列に整理。

1.2006年・12月中旬、HSBC OffshoreのWebサイトを眺めていると、妙な注意書きを発見。口座維持費を無料にする条件が変更されることに気づく。このとき、何故か計算を間違えて、月々の費用を500円程度と誤解。(HSBC HongKongの維持費が頭にあったせいかも。)

2.HSBC Offshoreよりブックレットが届く。これを改めて読んで、1桁間違えたことに気づき、焦る。残高確保以外に、口座維持費を無料にする方策を探り、投資口座を開けば許して貰えることを悟る。

3.口座維持費をタダにする為に、改めて投資口座を開くべくアクションを開始。WebサイトのトップページからInvestmentのセクションへ進み、US Index Fundの項を選択。更に、infoへ進んで資料の請求を試みるが、ここでブラウザにエラーが発生。(これが、過去にも発生したトラブル。)

4.サイト中を探っていると、資料の郵送請求の様なコーナーに遭遇。「投資口座の開設用紙を送ってね」と連絡。

5.暫くすると、郵便が届いたが、「日本には投資用の資料は送れません」と言ったつれない返事。(まぁ、この結果はある程度予想はしていました。)

6.やはり正攻法で行くしかないと考え、ログイン後に使えるメッセージセンターから、状況を連絡。しかし、ここから不毛のやり取りが続くことに..。

7.メールのやり取りの経過

  私:投資口座を開きたいんだけど。Webサイトの調子が悪いみたいなので
    口座開設資料を送ってね。
  銀:ごめんなさい。日本には投資資料は送れません。
  私:投資アドバイスは求めてません。口座を開きたいだけ。これならば
    日本の法律には触れないので問題ないはず。
  銀:了解。このリンクから進んでダウンロードして下さい。
  私:だから、そのリンクから先に進むとエラーになるって言ってるの。
    申し込み用紙にダイレクトリンクするURLを教えてね。
  銀:では、こっちのアドレスから落として。
  
    ここで新たなURLを試してみるも、何故かトップページに戻ってしまう。
    
  私:教えられたリンクに繋いでも、トップページに戻ってしまってファイ
    ルにたどり着けないです。
  銀:貴方は何のファイルをダウンロードしたいの?
  私:だから、投資口座開設の申し込み用紙。
  銀:ならばこのリンクから落としてね。
  
    ここで教えられたのが、一般のエラーになってしまうページへのリンク。
    完全にやりとりがループしてしまってます。orz


8.じつはこの間のやり取りも、あまりスマートではなくて、意思の疎通が充分に出来ていない感じでした。これには、私の英語力の問題もあるのですが、最大の問題点は、銀行側の対応者が個人では無く、カスタマーセンターの誰かが、順次返事をしている点にあります。その為、リプライで返事をしているにも関わらず、過去の経緯を確認せずに、直近で書かれている内容だけ見て軽い返事を返しきます。なので、返事は翌日には届くのですが、実の無いやり取りが続く傾向があります。伝言ゲームのように話の内容がボケて来ます。

9.メールのやりとりに疲れたのと、腹が立って来たこともあり、最後に、「返事を書く前に、過去のメールを全て読んでくれ!」と強く書いたところ、ここで手ごたえあり。返事として、初めて個人名での回答が届きました。

10.初めてまともな担当者を捕まえたかも。メールの返事は「これまでの経緯をもう一度説明して欲しい」と言う物でしたので、これで最後のつもりで、こちらの要望を詳細に記述して返信。

11.すると、これまでは翌日に届いていた返事が来ない..。来ない..。流石にもう、口座の放棄も覚悟した一週間後、返事が届きました。曰く、「所用で返事できないで申し訳ない。事情は判りましたが、申し込み用紙はWebからの手続きを経てダウンロードして貰う規約になっていて、これは曲げられない。エラーの内容によって、不具合を対処させるので、エラーの状況を詳細に教えて欲しい。」とのこと。

12.じゃ、「もう一度試して、エラー状況のレポートをしてあげようか」と試した所、エラーが出ないっ!あれだけ試してダメだったものが何故か今はエラーになりません。(なんとなく、微妙にサイトの作りが変わった様な気がしないでもない。)

13.結局、大山鳴動ねずみ一匹。あっさりと申し込み用紙がダウンロードできてしまいました。この1ヶ月は何だったのか..。


とにもかくにも、申し込み用紙はゲットできました。本案件は状況変化がありしだい逐次、継続レポートします。


補足:一応、私は電気系の技術者なので、インターネットについてもずぶの素人じゃないつもりです。キャッシュを全て消してみたり、言語モードを変て試したり、ブラウザをIEから別に変えてみたり、思いつくことは大抵試しましたがダメでした。違うPC×5台位試しましたし...。

 

2007年01月26日

達成感、出ちゃいました?

今日の東京市場は、前日のNYの好調を受けて、堅調なスタートを切り、ついに昨年4月の高値を更新しました。しかし、その後は見事な寄り天。達成感が出て売り優勢になってしまいました。昨日との比各では下落幅は少ないのですが、印象的にはあまり良くありません。

更に、悪いことには拍車が掛かるように、今晩のNYはフォードのショボイ決算を受けてか軟調な推移。更に、新興市場のETFもかなり下げており、調整モードが濃くなって来ています。

流石に、この先の展望予想が悩ましい感じになって来ました。今のところはまだ、節分までに18000円を目指すと言うストーリーを捨てていませんが、ここからは追加の投資はしばし控えようと思います。
基本的に、トレーディング銘柄には逆指値を設定して、一定以上の下落には強制的に手仕舞いを掛けて行くつもりです。

今日の保有株の動きはまちまちで、トータルでは微減で収まりました。しかし、ついにと言うべきか、権利取り前日日の今日、森ヒルズが最大8%近い急落をしました。これにより、仕掛けておいた逆指値設定がアクティブとなり、図らずも森ヒルズは売却されてしまいました。

REIT用資金がキャッシュ化してしまったことで、改めてJ-REITへの投資先を見つける必要がありますが、流石に割高な森ヒルズに再投資することは難しい感じです。しかも、J-REIT全体がバブル気味なので、今エントリーすること自体が慎重にならざるを得ません。

基本的にはREITはインカムゲインを狙って、ポートフォリオの安定を目指す為のものでしたから、改めて購入する銘柄は、比較的利回りの高い銘柄にしたいと思います。只、これもついにですが、ようやくアパホテルの耐震偽造が明らかになりました。(この噂、ネット上では半年前から有名でしたけど..。)耐震偽造の疑いが新たに100件以上生じる可能性があり、この白黒を待たないと、不動産系には投資が難しい状況となってしまいました。

その他のトピックスとしては、まず、中外製薬が一気に暴騰しました。鳥インフルエンザの発生と、新薬の臨床試験の情報が重なっての大幅アップとなっています。

引け後には任天堂が決算発表。予想通りの好決算ですが、通期予測は据え置いたままでした。明らかに上方修正がある感じですが、目先の株価がどちらに動くかは微妙です。

2007年01月27日

上値重いが、底も硬い

昨日の高値更新後の弱さと、昨晩のNYの(特に新興国の)大幅下落を受けて、今日はボロボロの一日になるかと思いきや、意外に底も固い感じ。毎月、この時期に投信の買い付けが入るので、今日も投信が底値を支えてくれたかもしれません。尤も、結局トレンドがハッキリしなかったことで、週明けが上に行くのか下に行くのか、悩むことになりそうです。来週も、下がったら何時でも売れるように、逆指値を厳し目に待機させておくことで対処します。

保有株を見ると案外と成績は悪くありませんでした。昨日好決算を発表しながら通期予想を据え置いた任天堂ですが、上方修正がコンセンサスにあるためか、出尽くし売りとはなりませんでした。

また、今日は鉄鋼系が復活した様です。手持ちの共英製鋼も+5%の上昇。日々の上げ下げが大きくて、精神的に良くない銘柄ですが、なんとか振り落とされてません。TOPIX買いとの見方もあるようですが、私的には単にセクタに連動したものと思ってます。

昨日GUした中外製薬はマイナス圏で推移していましたが、最終的にプラス引けしました。これは強気で行って良さそうです。

地味系では、UEXと応用地質が大きく上昇。一方、値動きの止まっている中電工は、瞬間的に逆指値に引っかかり利確されてしまいました。それなりに利は乗りましたが、当初目標の20%には届いてません。2000円台に乗れば、踏み上げ相場になると思っていましたが、売り方に押し戻された格好です。少しの間、様子を見て買い戻してもみたいですが、業績的にはイマイチな銘柄なので、再エントリーすべきか悩ましい所。

バルスは今日が権利落ち日でしたが、なぜか権利取り最終日に急落してしまい、逆に配当落ち(と言うか優待落ち)はありませんでした。(結果的には、昨日買うのが正解でした。)

昨日売らされたしまったREITの買戻しに思案中。REIT市場全体に調整の雲行きも見えないではないので、少し様子を見てみます。

保有銘柄(日本株・長期保有)

以下、投資実施を判断した事由などの覚書

■銘柄選択基準

長期投資銘柄の選定基準は次の通り。

 ・セクタ分散されていること
 ・比較的ディフェンシブであること
 ・東証1部の安定銘柄であること


■東芝

ハイテクセクタより1社をセレクト。総合電機メーカーの一角で事業分野が広いが、収益の柱は半導体で、次いで重電。フラッシュメモリ・原子力発電システムと言う、テーマ性のある事業を抱えている。但し、次世代DVD等のコモディティ商品はやや苦しい。ハイテク系企業の中では、攻めの姿勢が目立つ。円安メリットを享受。


■任天堂

DS,Wiiの連続ヒットが続く。既存ゲーマー以外の顧客層を開拓したことが大きい。商品は未だに品薄。今後はハードに続いて利益率の高いソフトウェアの売り上げ増が見込めることから、継続成長が可能と考えられる。また、Wiiの通信機能がホームコンピュータの取っ掛かりになる可能性もある。もしそうなれば、更なる大化けも。ヨーロッパへの輸出も拡大中。円安の恩恵を受ける。


■JR東日本

陸運業界トップ。含み資産多数。今後、インフレ傾向が強まれば資産価値もアップする。但し、利上げが実施されると、未だ残る負債が重荷に。逆に、金利さえ上がらなければ、年々進む負債の返済により、金利負担が減少することから、継続的な業績向上が実現できる。
一方で、駅中の開発・定期券の電子マネー等、これまで有効活用できていなかった、無形資産の活用に目が向けられており、この分野の成長余地は大きい。今期はスイカと私鉄との共有化が実施され、スイカのシェア巻き返しも期待できる。


■中外製薬

製薬セクタより1社をセレクト。現状、鳥インフルエンザへの唯一の切り札である、タミフルを有する。鳥インフルエンザが話題になる度に、材料として取り上げられることになる。
また、抗がん剤を始め、新薬開発のパイプラインが豊富で、今後は利益回収機に入る。但し、現在のPERは製薬セクタの中でも比較的高め。ロシュ社との関係もあるが、M&Aの標的となれば大化けも。

※ファンダメンタル的には第一三共が有望。中外製薬が天井を付ける様であれば、第一三共へのスイッチを考える。


■明治製菓

食品セクタより1社をセレクト。製菓だけでは無く、イソジンを主力とする製薬業との2本立て。製菓としては業界3位。製菓の主力はチョコレート。
ノロウイルス流行で、消毒液の売り上げが急増との噂から人気化するも、短期で収束。

※ 食品セクタはM&Aの最右翼セクタであるが、現在の株主からはその気配は見えない。様子を見て、狙われそうな企業への銘柄変更を検討する。


■AOCHD

資源セクタより1社をセレクト。元々は、アラビア石油と富士石油。原油価格の急落を受けて株価が大幅に調整したが、今期予想PERで8倍台は、明らかに評価不足。PBRで見ても1倍ソコソコで、これ以上は下がり様の無い水準。
オールドエネルギーである石油の将来は暗いが、それでも代替エネルギーに置き換わるまでには、まだまだ時間を要する。当面の需要が減らないことは確実。中東で有事が発生すれば、原油の反発は必至。

長期保有には配当利回りの低いのが難点。インカムを考慮すると昭和シェルが捨てがたい。代替エネルギー事業も抱えており、将来的にはスイッチも考慮。


■J-REIT(現在なし)

J-REITより1社をセレクト。森ヒルズを所有していたが現在は手放してしまい、キャッシュポジション。REIT所有の目的は安定的なインカムなので、次は財産価値と利回り重視で銘柄選択する予定。(物件の優良な都心のレジデンシャル系を狙いたい。)

2007年01月30日

方向感が見えません

今日の東京市場は寄りが安く、徐々に値を戻すも17500円レベルでは跳ね返えされました。先週から引き続いて、「上値は重いけど底も固い」と言う方向感が見えない状況が続いています。週末のNYは、特に新興国市場が下げ止まったことで、比較的良い雰囲気だったので、その割には今日の寄り付きは弱かった印象も受けます。

そろそろ、どちらに動くのか、正念場を迎えそうです。節分までグズグズしている様なら、一旦手仕舞いする方針で臨みます。

今日の保有銘柄の動きは、マーケット同様に可も無く不可も無し。中外製薬が続伸した以外は、大きく動いた銘柄はありませんでした。但し、UEXだけは問題あり。ザラ場で+100円まで付けて、結局は+2円で引け。出来高を伴った大きな上髭が出現しました。急伸もしすぎですし、落ち方も激しい。嵌め込んでおいて、売り抜けた奴がいそうです。

只、今日の最高値の1860円ですら、今期予想PERで見れば8~9倍程度ですから、どっしり構えれいればまた戻してくると思います。(この銘柄、800円台で買い付けて以来アホールドしてますが、この程度の急騰急落は珍しくも無かったりします。)3Q決算では恐らく増配が提示されるでしょう。

ついでに、応用地質にも上髭が出現しました。しかもマイナス引け。こっちも、割安は割安なのですが、需給で騰がってきた所が大きいので、下を向く様なら、一旦利確して再投資を伺った方が良いかもしれません。

利確してしまった森ヒルズの代わりに、ポートフォリォに組み込む銘柄として、ビ・ライフ投資法人を選ぶことにしました。レジデンシャル系で利回りが5%台。物件も新しいものが多く、レジデンシャルなので契約者の出入りも少ない。安定した利回りを期待して、選択しました。只、REIT市場は激しく調整モードなので、出来るだけ下で買いたい所です。25日線辺りで待ち構えてみます。

また、ビ・ライフだけで森ヒルズの穴を埋めるものつまらんので、今度IPOされる野村レジデンスに申し込む予定。(森ヒルズに続く2匹目のドジョウは果たして居るのか?居ないのか?)

海外ETFと国内ETF

最近では、大証にインドと中国のETFが上場するとか、東証がNYSEと提携して先ずはETFを相互上場させるとか、何気に海外ETFの話を国内でも耳にする様になって来ました。
専ら、海外投資ではETFにしか投資しない私としても、日本でも海外ETFの情報が入手し易くなるのであれば、嬉しい所ではあります。まぁ、国内で海外ETFを買うかと言われても買いませんが..。

私としては、海外ETFを広める前に、国内のセクタ別ETFを充実させて欲しいのです。銀行セクタのETF位しか取引されてない状況で、日経やTOPIXのETFばかり幾つも上場させたって意味無しでしょ?確かに、取引量が無いから銘柄も減って行くという事情も判りますが、宣伝活動も無さすぎだと思います。
恐らく、証券会社としては、「ETFよりもインデックスファンドを売った方が儲かるもん!」と、思っているんでしょう。(日本の証券会社は顧客のほうを向いてませんから。)

所で、米国上場のETFですが、こっちもアンテナを高くしていないと、知らない間に色々と上場しているみたいです。先日もDBAの存在を知って買付してみましたが、他にも面白そうな銘柄が上場されてるかもしれないと思い、週末に調べてみました。

すると..、あるじゃん!やっぱり。(しかも色々)
以下、目に止まった銘柄を挙げてみます。


(1) WisdomTree Europe Small Cap Dividend Fund (DFE)

ヨーロッパの小型株インデックスに連動するETF。これまでは、そもそもヨーロッパのETF自体が少なくて、EZUやIEV辺りがメジャーですが、どちらも値動きはほぼ同じ。これまでも、ミューチュアルファンドの紹介を見ていて、欧州は小型株インデックスが全体のインデックスを大きくアウトパフォームしているのに気づいてました。となれば、高ボラリティ好きの私としては、単なるインデックスよりも小型株インデックスを選ぶびたい所なわけで、漸くその希望を叶えてくれるETFを見つけました。


(2) Morgan Stanley CHINA (CAF)

これ、タイトル読んだだけじゃ判んなかったのですが、米国市場に唯一上場する中国A株のCEFです。この存在を知っていれば、わざわざ香港市場で2823.hkを買う必要はありませんでした。まぁ、信託報酬は2823.hkの方が安いんですが、売り買いのし易さ的には米国上場は魅力的です。USDで買えるし、怪しくなったら束処分出来るし、なにせバブルの気配満々ですから..。
ちなみに、10月に上場して既に50%超で騰がってます。意外とコレ、昨年の上昇率トップだったりして?尚、分散銘柄数は2823.hkよりも多そうです。


(3) CurrencyShares Euro Trust (FXE)

ユーロの上昇が止まらないので、海外証券口座でもユーロMMFみたいな商品は買えないかと思って探したらありました。単純にユーロの為替レートに連動するETFの様です。信託報酬が0.4%掛かりますが、配当金として1年定期にした程度の利回りが付きます。

それなら、単にマルチカレンシー口座にユーロを持てば良い様にも思うわけですが、考えてみるとメリットは確かにあります。

 ・売り買いが同値なので、売買手数料は掛かりますが、為替のスプレッドが発生しません。
 ・売り買いが何時でも出来て、定期預金並みの利回りがある。
 ・定期預金の最低預金額が無い。預金高が少なくても、同じ利回りが得られます。

米国市場にはユーロ債権に連動するETF(CEF)は上場されていない(と思う)ので、代わりにポートフォリオに組み込むのも手だと思います。

尚、ユーロ以外にもオーストリア・ドル(FXA)やメキシコ・ペソ(FXM)等も用意されていました。どうせなら、ニュージランド・ドルや南アフリカ・ランドも用意して欲しい所です。

2007年01月31日

振興祭りもそろそろお開き?

東京市場は今日もまた、上値が重く下値は硬い、動きの無い一日でした。アメリカ市場も勢いが無いところに、決算様子見が重なっての、この感じでしょうか。CPIが下ぶれしたことで、2月の利上げもまず無くなったことを勘案すれば、すこし上値を追っても良さそうでしたが、既に織り込み済みでしたか?

日経は日々17500が強大な壁に感じられてきましたが、むしろ気になるのは振興市場。ここまでノンストップで戻してきましたが、さすがにここらで息切れっぽいです。今日は東証に連動せず1%程度下げました。では、その分が東証に回っているかというと、そう言う感じでもなく、キャッシュポジションへの移行が始まっているのかも。

曰く言う私のスタンスも、落ちてきたら利確して、キャッシュ比率を高めるつもりな訳ですが、意外と逆指値まで落ちてこず、今日も売り買い無しとなりました。

個別銘柄では、任天堂だけが妙に強くて、あとは総じて微弱な感じ。中外製薬を始めとして、昨日上げた銘柄も今日は下がると言った感じ。昨日迷惑な急騰急落をしたUEXは、やはり退潮ムードとなってしまいました。UEXに関しては徹底アホールドで対処します。

昨日のUFJニコスの決算を受けて、武富士はどうなるものかと危惧してましたが、意外と影響は出ません。とはいえ、3Qを持ち越すのはかなりやばそうなので、早々に一旦利確したいと思います。。

今日はJR東と藍澤證券が3Qを発表しています。JR東は微妙に上方修正。特に期待があった訳でもないので、株価への影響はないでしょう。藍澤の方は、図らずもサプライズが出たら嬉しかったのですが、そんな期待は露と消えました。明日への影響は微妙です。PRB1倍割れですし、4Qの業績は好転すると思いますから。

ところで、ポートフォリオの長期保有銘柄の食品セクタとして、今のところ明治製菓を保有していますが、これをアサヒビールにスイッチすることにしました。(最終的には食品を2銘柄にして切り替えると思います。)丁度、良い感じに25日線を上抜いていたので、前日の最高値で逆指値を掛けて待ちましたが、再び下落して25日線を割ってしまいました。明日、今日の最高値を上抜ければ買ってみようと思います。

最後に、下値で待っていたビ・ライフ投資法人でしたが、今日は上に行ってしまいました。なかなか思う様には行きません..。もう少し粘ります。

About 2007年01月

2007年01月にブログ「マネーゲーム&ボードゲーム」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

次のアーカイブは2007年02月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。