昨年末にHSBC Offshore支店の口座維持費について、課金ルールの変更が告知されました。
で、その条件が次のようなもので、これが厳しい..。
・口座維持費: 毎月£20
・無料化条件: 全口座合算で残高が£25000(または等価通貨)以上
従来はUSD10000あれば、口座維持費は課せられなかったのですが、どうやら小口口座の一掃に乗り出した気配があります。私のような零細投資家にはこの条件はクリアできません。このままでは、口座の閉鎖を覚悟する必要があります。(だって、£25000もキャッシュで寝かしてる余裕はないです。)
更に、無料化の条件はいくつかあるのですが、現実的に可能性があるのは
・投資を行っていること
の条件をクリアすること。
しかし、そもそもの問題は過去に投資口座が開けなかったことで、その為、単なる外貨預金口座に成り下がっていたと言う経緯がありました。まず、なぜ投資口座を開けなかったかを振り返ると、
・webから普通に投資口座の資料を取り寄せようとすると、「日本人には日本国の法律で投資の勧誘をすることが出来ないので、資料は送れません。」と言われてしまう。
・そこでへこたれず、「日本国が禁止してるのは投資の勧誘とアドバイス。私はアドバイスは不要だから口座開設のアプリケーションだけを送って欲しい」と粘る。
・すると、web上からアプリケーションフォームを落とすように指示されたが、今度はwebサイトがエラーを出してきて、ダウンロードに進めない。
そんなこんなで、色々と粘ったのですが遂に根負けしてしまい、HSBC Offshoreに投資口座を開くことを断念してしまいました。(その後、HSBC HongKongに口座開設しオフショアファンドの買い付けも可能となりました。)
そもそも、HSBC Offshore とやり取りしていて困ったのが、メールのやり取り。セキュリティの為、ログインしてからメッセージセンターを使うのですが、文章によってなのか、ブラウザがハングアップして連絡が取れなくなってしまうことが何度かありました。これが致命傷で、意思の疎通が十分に出来ませんでした。
さて今回は、一度は断念した投資口座の開設に、再度トライしなければならなくなりました。実は現状も、予想通り色々とトラブルが発生して思うように進んでいないのですが、その経過を記録して行きたいと思います。
コメント (5)
>「日本人には日本国の法律で投資の勧誘をすることが出来ないので、資料は送れません。」
そうなんですか?ちなみにチャネルアイランドの事ですよね?
私も、電話したときに投資を勧められたのにもかかわらず、二重国籍がないと日本国籍のみなら投資の口座は開けないとEMAILが来てしまいました。勧誘が出来ないからなのですか?ちなみにイギリスやフランスのhsbcをあけられないのには何か理由があるのですか?私は近いうちに開ける予定ですのでアドバイスお願いします。でもフランスのhsbcは預金保険機構で全くカバーされないと言われましたが本当でしょうか?
投稿者: Naomi | 2007年06月10日 06:02
日時: 2007年06月10日 06:02
Naomi様、
コメントありがとうございます。
>ちなみにチャネルアイランドの事ですよね?
そうですね。ここでHSBC-Offshoreと書いているのはチャネルアイランドを指しています。
以下、私の現状の認識を記したいと思います。只、HSBC内部の規約等は日々変化して行きますし、担当者によって言うことが違うこともあったりします。最終的な所は是非ご自身でご確認を頂けます様、お願いします。
..と、一応前置き。
まず、今年に入ってからHSBC Offshoreのサイトから資料請求を掛けたときは、「投資口座の開設は出来ません」の旨が記された郵便物が届きました。開設不能の事由も書いてあったと思いますが、斜め読みして捨ててしまったので今現在は判りません。
但し、現状で、日本の法律により海外からの投資の勧誘行為が制限されていることは間違いないはずです。これは、単に外国金融機関だからダメと言うのではなくて、勧誘を行う条件として無理難題を吹っかけて、実質出来ないようにしていると言った所だと思います。
(米国のネット証券会社の中にも、来る日本人は歓迎するけれども、自らは日本向けの営業活動をしていない所があります。)
ちなみに、過去にHSBC Offshoreとメールでやり取りした際には、一旦断られた後に、「投資相談は不要。ファンドは自分で選ぶので、口座だけ開設して欲しい。」と伝えたら、アプリケーションフォームを送ってくれたことがありました。
なので、私の認識としては英国籍が無いから、HSBC Offshoreに投資口座が作れないと言う事はないと思っています。ちなみにHSBC 香港は国籍に関わらず投資口座が開けます。
次に、イギリス本土・フランスについてですが、こちらについては調べたことがなく、特に情報も持ち合わせておりません。私が海外口座を開いた目的は資産形成にありましたので、オフショア地域に口座を開くことが前提でした。その意味で、現状でも候補に上がるのは、チャネルアイランド、香港、シンガポール辺りの銀行と言うことになります。
あと、私が最初にHSBC Offshoreに口座を開いた事由として、Offshoreの口座開設が、基本的に郵送を前提としていたと言うことがあります。当時のHSBC香港は直接現地へ出向く必要がありましたので、その点でOffshoreの方がハードルが低い状況でした。(多分、現在は香港もメールで開設が出来る筈。)
あと、パスポート認証とサイン認証をHSBC東京が行ってくれたのも貴重なサービスで、それで幾つかの銀行の中からHSBCを選んだ経緯があります。(このサービスをHSBC東京が止めてしまったのは本当に残念です。)
PS.
単にフランスに銀行口座を開くだけならば、三菱UFJ銀行のサービスで、「CAISSE D'EPARGNE ILE-DE-FRANCE PARIS」に開くことが出来ます。三菱の窓口で手続きのフォローをしてくれますので、現状では最も敷居の低い海外口座開設の方法だと思います。
投稿者: まっきー | 2007年06月10日 23:07
日時: 2007年06月10日 23:07
reply有難う御座います。
せっかくですが「CAISSE D'EPARGNE ILE-DE-FRANCE PARIS」預金保険等の保険の条件がよければ、開いても良いと思って、何度か連絡してみましたが、的確な返事が貰えず、約束の電話もemailの返事も貰えませんでした。こちらから電話をして返事がない理由を聞いてみたら、口座を開設してから出ないと答えられないし、万が一の預金保険機構のカバレージを聞くような人とは取引したくないとの事。もう吃驚!普通は開ける前に、条件を確認して開けますよね!INTRES RATE も今のところ相場より悪いから多額の投資はしたくないですけど。私の経験では、海外の日本人向けの口座は、条件がとても悪く(interes rateも低い)emailでの返事もしてもらえないし電話で口座開設も出来ない傾向にあるようです。
INTREST RATE等条件のいい口座はヨーロッパならどこがいいのでしょうか?ヨーロッパってBANKERも
DEPOSIT INSURANCE のカバレージをあまり把握していないようですが、アメリカのように倒産とか心配ないからなのでしょうかね?ITF accountsで保険のカバレージが増える国とかヨーロッパではないのでしょうか?
投稿者: Naomi | 2007年06月18日 08:32
日時: 2007年06月18日 08:32
(すみません。reply遅れました。)
「CAISSE D'EPARGNE ILE-DE-FRANCE PARIS」の対応ですが、こりゃダメですね。コミュニケーションに行き違いがあることは致し方ないところもあるやもしれませんが、「連絡が遅い」、「反故にされる」と言うのは金融機関としては致命的と言うか、付き合えませんね。今後を考えれば、華麗にスルーするのが吉かと思います。
Interest Ratioが顧客の国籍で左右されると言うことに付いては、私の所有する僅かな海外口座では無い様です。只、Interest Ratioは銀行によって色々違いがありました。HSBCでもHongKongとInternational(Offshore)では、特に米ドルの利率がかなり異なってます。(HongKongは香港ドルが米ドルにペッグするため、米ドルの金利に引っ張られてる?)また、他通貨についても、総じてInternationalの方が利率は高かったと記憶してます。(最低預金額はInternationalの方が高いです。)
預金保護や経営の健全性の情報など、残念ながらNaomiさんの役に立つには、私では力不足の様です。もし、まだご覧になっていなければ、BAI:Bank Abroad Informationのサイトに一度目を通してみては如何でしょうか。既に更新が停止されていますので、最新情報と異なる可能性はありますが、その情報量は今なお膨大です。(悪質な荒らしが掲示板に続き、今の状況に陥りました。恐らく、口座開設サポートの有料業者による妨害だったのではないかと思われ..。)
ちなみに、「Caisse d'Epargne Group」の所を見てみると、フランスでは70000ユーロまで預金保護されると記されてました。
投稿者: まっきー | 2007年06月22日 00:43
日時: 2007年06月22日 00:43
reply有難うございます。
そうなんですよ。7万ユーロ迄カバーと言う事しか分からなくてITF(POD)accountsのカバレージが不明なんですよ。私はフランス語は出来ないので日本人の銀行員に聞いたら教えて貰えなかったのですが、France人の銀行員に聞いてjoint accounts は別のカバレージのなるらしき事迄わかりましたが、日本人用の口座はjoint は持てないし、trast も持てないし、intrest rateも低いと言われました。
intrest rateですが、私が知る限りでは日本人を通して開く日本人用の口座はどこも低くされています。私の口座はのrateは、ほとんど担当者とのナゴで決まります。
しかもHSBC France は直接問い合わせた所Fondo de Garantie des Depots でもカバーされないと電話でもemailでも言われてしまいました。でもアメリカのようにすべてのbankerが預金保険のことを理解しているとは思えないし、英語がどれだけ通じているのか???
ITF accountsで保険のカバレージが増える国とかヨーロッパではないのでしょうか?Man islandは返答待ちです。
情報頂けたら嬉しいです。
投稿者: Naomi | 2007年07月08日 05:45
日時: 2007年07月08日 05:45