ゼンリンと並ぶ地図を扱う専業企業。1月11日に打診買いしたので、その買い付けメモ。
典型的な低PBR(0.68)かつ高財務のバリュー株。1400円前後で長期間の調整を経た後、13週移動平均線が上向きに転換。トレンド変更の気配があるため、打診買いを実施。
株価がPBR=1倍の2139円を目指せば、その時点の予想PERは約40倍。収益性からは割高だが、ゼンリン並に買われるならPER=40倍も許容範囲。問題は、ゼンリンがカーナビゲーションの主要シェアを握っているのに対し、昭文社はカーナビの分野に完全に出遅れたこと。この差が両社の全て。
今後、昭文社もカーナビ分野への進出を始め、ソフトウェア化に適応して行ければ、ゼンリンとの差は縮めて行ける可能性もある。
技術的には他社の参入障壁の高い業種であり、売上高経常利益比率も悪くない。決して斜陽産業ではなく、GPS技術と連携した利用を考えれば成長産業と成る可能性もある。以上より、現在のPBR=0.68倍は安すぎると判断する。