また1つ、面白そうなETFを見つけました。
元々が、ETFは何らかのインデックスに連動するもので、ダウ平均やナスタック平均に連動するものでした。その後、色々な派生商品が開発され、個別のセクターの値動きに連動するものが登場しました。
そして、一部の投資家はこれらのセクター連動ETFに循環投資することにより、変化する相場の流れに乗って、全体市場の平均をアウトパフォームすることを目指しています。
さて、このETFですが、セクターローテーションの作業を一定のルールに基づいて実行してくれると言う物です。ここで、セクターへの投資比率は1Q毎に見直されます。即ち、市場平均を上回るであろうセクターを選別して、そこに投資してくれるETFと言うことになります。
なんだかこれって、説明を読むほどに、アクティブファンドと何処が違うの?って気がしてきます。別にセクターローテーションのルールが明確に公開されている訳ではなく、セクターへの投資比率をどうやって決めているのか、厳密なところは謎のままです。
但し、信託報酬は0.78%であり、ETFの標準レベルである点では、手数料が無駄に高いアクティブファンドと比べて、遥かに有用と言えそうです。
肝心のパフォーマンスについても、ベンチマークであるS&P500を大幅にアウトパフォームしており、ボラティリティこそ高めですが、成績はなかなか良好です。(但し、このファンドは米国株の他にADRにも投資するとしていますので、単純にS&P500と比べるのが適切かは判りません。)
「市場で売り買いできる、信託報酬の安いアクティブファンド」と考えれば、メリットも多々感じられるので、買ってみるのも面白いかもしれません。多少リスクをとっても、市場平均より上を狙いたいのであれば、IVV辺りの代替候補にしては如何でしょう。
(まだ半年と少しの実績しかないので、1年くらい様子見するのが正解かも。)