2末の急落局面後、日本株だけ戻りが鈍いと言う話は良く耳にする訳ですが、感覚的に把握するために、改めて、通常監視中の銘柄と日本株の騰落率について調べてみました。調べたのは2007年初から先週末までの期間の騰落率を年利ベースに計算しなおしたもの。(注:騰落率は米ドルベース。日本株の指標にはEWJを使用しています。)
こうしてみると、まぁ呆れるほどに出遅れていると言うか、もはや違う次元です。日本株(EWJ)の換算利回りは10%に達していません。私が外国人投資家だったら、これを見たら、よっぽど安全な債券に投資します。グローバルボンド(GIM)は先週末に大きく下落しましたが、それでも日本株と大差の無い状況です。
反対に凄いのがマレーシア。株価の上昇と言うと中国株が浮かびますが、年初からで計算すれば、マレーシアに軍配が上がります。他にもオーストラリアの利回りが約75%と言うのも目を引きます。オーストリアドルの対米ドルでの20%近い上昇分が加わっている訳ですが、それでも凄い上昇。正に新興国株なみです。
もはや何に投資しても、日本株以外なら成功しそうな状況です。日本株にポートフォリオの一角を割くのが阿呆らしくなってきました..。