保有/監視銘柄の割安性確認の続きです。
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セガミメディクス (JQ)
今期予想PER: 12.37倍
PBR: 0.75倍
PCFR: 9.11
PFCFR: 12.66
経常益利回りの逆数: 9.40
ROD: 19.87%
ROA: 3.59%
売上高経常利益率: 7.47%
自己資本比率: 59.0%
配当利回り:1.50%
前期決算も無難にこなし、来期予測も増収増益にも関わらず株価は下落中。「経常益利回りの逆数」が9.4倍に対して、PBR0.75は評価不足と考えます。最低でもPBR=1倍の株価であって、全く不思議はありません。今後はセイジョーとの合併が予定されており、これもセガミの株価にとってはプラスに寄与すると思われます。
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ユニバース (東2)
※会社発表の前4月期の予想EPSは270円ですが、これは税法上の優遇処置が含まれており、この効果は今期決算には剥げ落ちます。以下ではこの税法処置分をキャンセルし、前4月期の予想EPSを170円として計算を実施することにします。
今期予想PER: 8.19倍
PBR: 0.75倍
PCFR: 7.66
PFCFR: -
経常益利回りの逆数: 13.96
ROD: 13.08%
ROA: 7.03%
売上高経常利益率: 2.86%
自己資本比率: 45.7%
配当利回り:1.29%
IPOの抽選に当たって仕込んだ銘柄。公募価格は1700円でしたが、地合も悪く初値から公募割れ。その後、更に急落し、一度も公募価格を回復すること無く現在に至ってます。この銘柄を判り難くしているのが前4月期の予想EPSが税優遇処置の関係で高すぎること。この判り難さが株価を割高に見せている様に感じます。実態を見ると、公募価格の1700円は正に絶妙なレベルで、PBRは1倍を割ってますが、利益水準の低さを割り引いたとも見なすことができます。逆に言えば、公募価格から大きく売り込まれた現在の1392円は余りに割安と言えるでしょう。只、財務的にみて、流動資産に対して流動負債が多目である点は気になります。一方で、ROAが7%台である点は評価して良いと思います。最も危惧されるのは誰も見向きもしない銘柄に落ちぶれることでしょう。