大分と滅入る相場になって来ましたが、投資方針がブレることの無い様に、今週の作戦を記しておこうと思います。
まず、週末の状況ですが、日経平均は続落して、ひとつの節目であった17441円をあっさりと割り、そのまま25日線もブレイク。辛うじて、価格帯売買高の積み上がっている17350円付近でリバウンドし、17399まで戻して終了。
日経平均は首の皮一枚残して踏みとどまった感じですが、状況的にはかなり危ない気配です。更に、新興・小型株の状況は壊滅的となってきました。マザースはまだしも、ジャスダック平均も直近の安値を切り下げてしまいました。
こうなると、晩のNYが下げたら死刑宣告確定だったのですが、不思議なまでに強い米国株がまたも踏ん張ってプラス引け。まさにギリギリの攻防です。
週末イベントとしては、中国が引け後に利上げを発表しています。只、NY市場の中国株を見る限り軟調ではありましたが、極端な下げは出ておらず、ある程度は織り込み済みであったと思われます。なので、月曜の中国市場が一気に暴落と言う心配はなさそうです。
またG8でヘッジファンドの規制が話し合われましたが、幾らドイツが気色ばんでも、米国と英国の財務大臣が欠席では何も決まるものでもなく、拘束力の無い無難な声明がでるに留まりました。これによって、一部で危惧されたヘッジファンドのポジション縮小も回避されたと思われます。
一方、週末に行ったトレードとしては、唯一、ジャストシステムのナンピンを実施しました。ジャストに関てはこれが最後のナンピンです。水曜日の決算が如何出ようと、3年放置する方向で対処します。(3年後に会社が存続していること信じて..。orz)
..さて、今週の作戦ですが、状況的には最悪に近いと思うのですが、個人投資家の息の根は止まってない様に感じます。(評価損率もそれほど下がってませんし、買残も若干プラスに転じました。)残念ながら、株価の反発には一度は強力なセリンググライマックスが発生しなければならないと思います。問題は、セリクラが発生してそこから反発するのか?、それとも更にズルズル行くのか?これはもう判りません。そこで、作戦的には次のスタンスを取ることに決めました。
・長期投資銘柄はアホールド。
・システムトレードは通常通り運用。
・ジャストシステムは放置プレイ。
・トレーディング銘柄の内、PBR1倍割れの銘柄はアホールド。
・トレーディング銘柄の内、PBR1倍超の銘柄は逆指値を設定して、-10%目処に損切り。
何れにしても、今週は厳しい思いをする週になりそうです。別エントリーに書いたように、何もこんな苦労しなくても、海外市場のポジションを高めれば良いじゃないかと言う、内なる声も聞こえてきます。損切りが発生したら、日本株は諦めて、その資金は海外投資に回しますかね..。