先週の金曜日は会社四季報の発売日でした。尤も、この日は相場そのものが大きく動いていたこともあり、いつもなら見られる四季報相場的な値動きは控えめであった様な気がします。(むしろ、この日は売られ過ぎ銘柄にスポットが当たっていた感じでした。)
さて、四季報相場への対応ですが、今回は次のような行動で臨んでいます。まず、四季報は購読契約して、発売日前日に入手します。(と言っても届くのは前日の場が引けてからの時間帯指定お届けですが..。)
..とは言え、一晩早く入手できることはやはり重要です。私の場合、会社から帰宅して、四季報に目を通せるのも夜の12時位から。ここから、いかに早くスクリーニングして美味しそうな銘柄を見つけ出せるかが勝負なワケです。
そこで、私がやるスクリーニング手順は次の様なものになります。
(1) ページ端に「↑↑大幅増額」のマークがあるものだけを見て、後は無視。
(2) PBRが1.2倍程度以下であること
(3) 予想PERが15倍程度以下であること
(4) 前期が赤字でないこと
(これは条件的には微妙ですが、君子危うきに近寄らずと言う事で..。)
(5) 株主資本比率が50%程度以上あること
ここまでを四季報でスクリーングしたら、最新のチャートをチェックします。
(6) 株価が既に急騰していないこと
(先行発売される投資ジャーナル等のせいか、数日前から値上がりしてる
銘柄に多々ぶつかります)
(7) 買残がつみあがっていないこと
以上の条件をクリアする銘柄を見つけられたら、あとは企業サイトなどを見て気分で投資先を最終決定します。
今回の場合、前日に武富士が自動ロスカットされたことで投資資金を余っていたこともあり、上記手順でこの資金の新たな振り向け先を物色しました。
結果、やはり時間が足りず、四季報の前半だけをチェックすることしか出来ませんでした。..で、仕方なく、ここから絞り込むことになりました。..で、最終選考まで残ったのが、次の銘柄。
・山崎建設
・インフォコム
・日特エンジニアリング
・ミューチュアル
そんなこんなで、最終的にはミューチュアルを選択し、四季報発売日の寄り付きでこれを仕込んでます。ちなみに、ミューチュアルのファンダメンタルズは次のような感じ。
・PBR:0.7倍
・予想PER:10.2倍、9.5倍
・自己資本比率:59.2%
堂塔たるバリュー銘柄だと思います。(改めて見ると、竹田和平さんが大株主に名を連ねており、和平銘柄でした。)
しかし、結局金曜日は前日比マイナスで寄り付いた後、終値は変わらずで終了。終始、四季報相場的な値動きとは無縁でした。(出来高少ないし..。)尤も、前回の四季報の際に選んだ日本アンテナも、ジワジワと上がり続けましたので、二匹目のドジョウに期待したいところです。
ちなにみ、スクリーニングに残った中での今回の当たり銘柄は日特エンジニアリングで、寄り付きで買ったとして、終値で約3.7%の上昇でした。