昨日、StateStreetよりBRICsを投資対象とするETFが新たに組成されました。
- SPDR S&P BRIC 40 ETF (BIK)
BRICs対象のETFとしてはEEBに続いてこれが2つ目になります。真っ先に気になるのは4ヶ国の構成比率ですが、最新状況では、
China 39.46%
Brazil 27.13%
Russia 25.08%
India 6.87%
となっています。EEBではブラジルが高く、ロシアの比率が極端に低いのですが、こちらのBIKではインドの比率が低く抑えられています。この辺りがファンドの特徴といえば特徴になるんでしょう。まぁ、好み次第ということで。
ちなみに、インデックスの成績では、過去5年の平均リターンが34.62%で、これはEEBの33.3%とほぼ同じレベルになります。
一方、信託報酬は0.4%となっており、EEBの0.6%に比して僅かに低コスト設計です。まぁ、BRICが投資対象となると、1日で1%以上も値動きするのがザラですので、年間で0.2%の差に何処までの有為性があるかは疑問ではありますが..。
尤もこれは、ETF間の比較論であって、他のミューチュアルファンドと比較すれば圧倒的に安い手数料であることは疑う余地がありません。もはや、BRICs投資もETFがあれば十分と言うことでFA。
あと、気になるのは流動性ですが、初日を見る限り、約定に苦労しない程度の、そこそこの取引量はありました。EEBよりは多少劣ってますが、直に遜色ないものになると思われます。