先週の相場は、サブプライム問題・円高シフト・中国A株の大幅調整・ポンド利上げ・英国テロ・金利再上昇、等々に振り回され、どうにも方向性が定まりませんでした。
東京市場は薄商いの中、戻り歩調でいましたが、木曜日に上値を追いきれず、結局、金曜日に利益確定&週末売りに沈んでしまいました。チャート的にはちょっと嬉しくない状況で、木曜日に18297円を僅か2円差ですが、超えられなかったことがちょっと心配。このまま下落に転じると、短期的にはダブルトップ完成になってしまいます。
トレンド転換の基準となるのは17849円なので、これを終値で下回る様な事があると、ポジションの整理を考える必要がありそうです。また、その前段階としては、17960円近辺にも注目しています。先ずは、ここを下回ったら警戒警報発令でしょうか。
尤も、不安は多々あれども、私的には未だに強気路線を崩していません。目標はあくまでも18960円ライン。多少調整しても、このレベルを目指してくれるものと信じて、フルインベストメント続行です。
一方、海外の方もまた難しい状況。中国に関してはジェットコースター状態のA株は無視して、FXIをホールド継続。
..で、中国はこれで良いとして、悩ましいのが米国。色々と爆弾を抱えながらも、株価は底堅く、ナスダック平均に至っては上値をブレイクしてしまいました。今のところ、ショートポジション継続中ですが、1/4Qの決算発表の流れ次第では、再上昇基調にのる可能性もありえます。サブプライム爆弾も怖いのですが、一段高の可能性も無視できず、ショートポジションは解消してノーポジを選ぶことも思案中です。
逆に、そろそろ仕込み直そうかと考えているのがインド株。改めてINPのチャートを見ると、完全に上抜けた感じがしないでもありません。(仕込むにゃちょっと出遅れたか?)
もう一つ気になってるのが金の市況と金鉱株。GLDのチャートも底打ち感が出てきていたのですが、それに先行する形で金鉱株(GDX)が反発しています。英国のテロが原因で、有事の金が見直され始めているのかもしれません。
また金関連では南アフリカ(EZA)のチャートも良い感じです。ネックラインをもう少しで超えてくるので、仕込むにはチャンスな気がしてます。
赤:GLD 青:GDX 緑:EZA
今週は米国株のベアファンドを処分しつつ、INPまたはEZAを物色してみたいと考えてます。(原油も高止まり気味なので、GAFなんて言う選択肢も面白いかも。)