昨晩のNYが戻して来たことから、同様に戻りの期待された東京市場でしたが、上値が極端に重い展開。それでも、午前中はそこそこ堅調だったのですが、午後から一段安となり崩れて行ってしまいました。チャート的にも2月末からキープして来た下値支持線を完全にブレイクしてしまっており、下降トレンド入りを一旦は覚悟しなければならない状況の様です。
相場環境的にも参議院選挙を控えており、自民党の敗北は既に織り込み済みだと思うのですが、それでも結果を見極めて動きたいと言う考えから、値動きを重くしている感じです。
更に悪いのが、NYが全く落ち着かないこと。昨晩は戻したNYでしたが、今晩は再び下落し、投売りの商状も見て取れます。直接の原因はサブプライムローン問題と思われますが、米国株だけでなく、世界同時株安の様相を呈してきてしまってます。
もはやこうなると、嵐が過ぎ去るまで頭を低くしている他はなさそうです。実際、1Q決算発表が始まった日本では、予想通り業績は悪く有りません。サブプライムローンの損失が噂された野村HDですら、投信の販売益がサブプライムローンの損失をカバーし、大幅な業績アップを記録しています。同様に、好決算を叩き出した企業が多数あったのですが、その殆どが地合に押されて、下げてしまいました。
これは、逆に言えば仕込みのチャンスでもあるわけですが、流石に今の段階で仕込みに走るのはリスキーな感じです。それに、フルインベストメントだったのでキャッシュポジションも無かったりする訳で..。orz
そこで、当面の方針としては、保有株を即座に処分することはせず、とにかく、一旦リバウンドするのを待ってから売る方針で臨みます。基本的に、長期保有銘柄を除いた私の保有銘柄は低PBR&好配当銘柄なので、下げには一定の強さを見せてくれることに期待します。
むしろ、銘柄的に弱いのは長期保有予定の塩野義薬品・三井不動産・雪印乳業の3つ。これを如何するかが悩みどころです。
さて、この様な悲惨な状況と成った東京市場ですが、実は私の日本株ポートフォリオは何気に堅調だったりします。この数日間、任天堂・東芝・ジャストシステムの3銘柄が値を飛ばしまくっており、今日は東芝とジャストシステムが沈みましたが、任天堂が1人気を吐いてくれたおかげで、何気にトータルはプラスでした。この1週間というもの連騰が続いており、お陰で、マーケットが暴落する中、冷静を保てていたりしています。
一方、NYの方は今晩も悲惨。ちょっと底が見えなくなってきました。今日は債券もコモディティも売られており、リスク資産が一気に縮小している感じです。ポートフォリオでプラスになっているのは、SRSとSKFのベアファンド2銘柄のみ。SRSは6%、SKFは5%強も上がってます。まぁ全体的には焼け石に水なワケですが..。
この分じゃ、明日の東京も阿鼻叫喚モードになること確定です。覚悟を決めてマーケットに対峙するか、まったくマーケットを見ないかのどちらかしか無さそうです。恐らく、安く寄り付いてそのまま引けると思われますので、ここで狼狽売りしても仕方ないと思って耐えることを選択する予定です。