自民党が負けました。それ自体は予想通りだと思うのですが、問題は「歴史的大敗」と言う修飾詞が付いてしまったこと。ここまでの大敗をマーケットが織り込んできたのか否か、明日はそこが焦点になるんでしょう。安倍さんの去就がハッキリしないのも、マーケット的にはマイナスになりそう。
「思いっきり負けて悪材料出尽くし」と言うパターンを想定していたのですが、1日2日で収まらない展開になりそうな気がしてきました。アメリカ市場の不安定さを加わって、1週間は不安定な相場付きを覚悟する必要がありそうです。
あと、こうなって気になるのは日銀の動向。思惑通り8月の利上げが本当に出来るのか?自民党が負けたことで、政治的圧力が弱まるのか、逆に強まるのか、そこが判断できません。株式市況は軟調に変化した上に、為替も円高基調に変化し始めました。(尤も、自民党が負けたことで再び円安に振れる可能性はありますが..。)未だに物価指数が上がって来ない状況で、本当に8月の利上げが出来るとみるのか、微妙な雰囲気になりそうです。
現実に、先週末には長期金利は急速に低下し1.8%を下回ってきました。更に金利が下がる様だと、見送られ続けてきた公益セクタや不動産セクタ、J-REITなどに復活の兆しが出てくるかもしれません。