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2007年08月 アーカイブ

2007年08月04日

底打ち気配も上値重く..

夏休みの旅行から戻って改めてみると、東京市場は悲惨な状況...。これだけ酷いと、相場をリアルタイムで見ないで済んだのは、精神的にもリターン的にも、むしろ良かったんじゃないかと思ったり。

現時点でチャートを見る限り、日経平均は木曜日に付けた16653円までの長い下ひげで底打った感じも見て取れます。これは2月末の上海発世界株安の最安値16532円をブレイクしていないことから、このまま反発してくれるなら中期的な上昇を再び望めるものと考えます。尤も、2番底がこれから来る可能性が高く、ここで16653円を割らないことがポイントになりそう。

ここで、気になるのは外国人投資家が売り越しに転じたと言うニュース。米国クレジット市場の混乱による信用収縮の影響ならばまだ良いですが、日本の不安定な政局を嫌ったものであると、中期的に冴えない相場になることも懸念されてきます。8月の利上げ懸念も上値を重たくする原因となりそうです。

只、こんな状況の中で、1Qの決算発表の状況は悪くありません。なので、今は少し様子を見つつ、1Q決算の中身を吟味することに時間を割くのが正解の気がします。少し調べた所でも好決算が株価に反映されていないものが散見されます。これらを一括りにして、新たなバスケット運用をしてみようかと考えたりしとります。


..で以って、今週のトレードですが、日本株に関しては全ホールド継続中。相場を見なかったことで、狼狽売りも取り合えず回避されました。改めて、急落が始まった7月20日以降の、日本株ポートフォリオの運用成績を見てみると、1%弱の下落で収まっていました。(尤も、これにはジャストシステムの暴騰が、かなり寄与してますが..。)

一方で、外貨建ての方はかなり悲惨。世界同時株安&円高進行のダブルパンチを食らっちゃってます。同様に7月20日以降の運用成績を見ると、円ベースで約6%の下落中。流石にそろそろ、精神的のも下げ止まって欲しい所。
外貨建てのポートフォリオには纏まったキャッシュポジションがあったので、ここで少し買い向かってみることを決意。今後の展望として、「米ドル利下げ→過剰流動性の維持→新興国市場の再上昇」をメインシナリオと考え、エマージングストックを仕込むことに。

..で、今回はHSBS-HonKongで「JF Philippine」を買い付けました。フィリピンのファンドに関してはこれまでも監視をしていたのですが、昨年から急騰を開始して投資のタイミングを逸していました。今回の株安ではフィリピンも同様に打撃を受けていますが、ここを押し目と考えて、投資に踏み切りたいと思います。尚、フィリピンに関してはETFは愚か、適当なCEFも組成されていませんので、今回はJFアセットのファンドを購入しています。

ちなみにフィリピンですが、かつてはアジア圏で日本に次ぐ成長性のあった国ですし、英語が普及している点が魅力です。日本の企業も多数進出をしています。エストラーダと言う、いかにもインチキくさいオヤジが経済をメチェメチャにしてしまいましたが、アヨロ大統領の統治下で着実に復興路線を歩んできています。再度、妙なポピュリズム政権にとって変わられない限り、継続投資可能な対象と考えています。Next-11にもVISTAにも含まれておらず、日本を始めとする海外の投資マネーが、まだ押し寄せていないこともポイントだと思います。

2007年08月06日

週末のNYは一段安

前エントリーを書いていた金曜日深夜の状況では、NY市場が下げながらも底堅さを感じさせるもので、このまま踏ん張れば今回の世界株安も調整一巡を予感させるものでした。そこで、突っ込み買いしてやろうとDEMの追加購入を実施。..で、夜明けてみると、想定外の大崩れ。思いっきり、落ちるナイフを掴む展開になってしまいました。(^-^;)

今回のNYの一段安の原因は、サブプライムローン問題で、今度はドイツの銀行が1つ逝ったとか逝かないとか..。他にもベアスターンズが格下げになったとかならないとか..。なかなか、悪材料出尽くしと成らないところが、嫌らしい状況です。流石に、そろそろ終わりになって欲しい所です。

..で、この悪い流れを変える一番の大技は米ドルの利下げなんですが、如何も期待は出来なさそう。注目のFOMCは今週行われますが、今回も金利据え置きが予想されている様です。原油高によるインフレ懸念がある内は、利下げの期待は薄いんでしょうか、やはり?

一方、NYの引け味の悪さを受けて、週明けの東京市場もGDのスタートを余儀なくされそう。只、先週の月曜日も同じ展開で、GDスタートの後プラ転して終えていますので、前回の学習が働けば、意外に大きく下げない展開もあるかもしれません。まぁ、現状を売られ過ぎとの判断に立ては、売る予定はありませんので、大きく底を探ってから騰げてもらったほうが、ありがたい気もします。

騰落レシオ25は底値圏を示してますし、長期金利は日米共に下落し来ています。株式に買戻しがあっても、全然不思議とも思いません。実際、1Q決算が良かった監視銘柄はなかなか値崩れをしてくれません。大きく下げる様なら、買い向かってみたいんですが、やっぱり、落ちるナイフは刺さってから抜くのが王道なんでしょう。

取り合えず今週も、ジタバタせずに相場の流れを見守ろうと思います。

好配当株バスケット・フォローアップ

DNLに擬似連動を目指して組成したバスケット運用のフォローアップです。銘柄の大幅入れ替えが行われた6月後半からのリターンの状況をまとめてみました。

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ここまでを見ると、バスケット全体のリターンは日経平均・TOPIXに概ね連動している一方で、今回の急落局面では下げ幅が小幅に収まっています。これは、相場の下落局面に強いと言う好配当銘柄の特徴が出ているとも言えそうですが、傾向性を見定めるにはもう少し継続評価が必要になりそうです。

2007年08月12日

悪夢の如き一週間

夏休みの明けた一週間。リアルな仕事が山積みで、正直、相場どころじゃない忙しさだったんですが、相場の方がまたメチャメチャな状況で、放置を決め込むことも出来ない状況。もう、如何したものかと..。orz

先週の腹積もりとして、「ジタバタせずに相場の流れを見守ろうと思います」と書いたのですが、そうも言ってられない相場の酷さ。一旦、水曜日には今回のサブプライムローン騒ぎにも収束の気配が出たことで、精神的にも安心感が持てたところで、パリバの傘下ファンドの解約停止が発生。今度は欧州から火の手が上がり、再度、世界市場を焼き尽くしました。

最初の予兆は東京市場。木曜日の相場に異様な違和感が現れました。前の晩のNYが上げて引けたことで、指数はGUしたにも関わらず、好業績な銘柄から軒並み暴落。その一方で、「その他金融」等の売り崩されてきたセクタが上昇。一体何が起きているのか、?マークが果てしなく飛び交う謎の展開..。

私なんぞにこの事由が判る筈も無く、ネット上の識者の情報をあたりまくった所、どうやら真相はマーケットニュートラル戦略のヘッジファンドが逝ったのかどうかは不明ながら、大量のポジション解消を実施。その為、割安な銘柄が売られ、割高と目される銘柄が買われると言う、ファンダメンタル的には考えられない状況が出現したらしい。

そして、その木曜日に欧州がパリバの問題で逝き、これをキッカケに短期金利が急上昇。資金の出し手が不在の状況に..。この状況に、欧・米・日の中央銀行が緊急でマーケットへの資金供給を開始。ジャブジャブ攻撃の甲斐もあってか、金曜日のNYは一応の下げとまりを見せました。

以上、こんな所が悪夢の如き一週間の状況。来週がどうなるかなんてサッパリ判りません。基本線としてはファンダメンタルの強さを信じて暴風雨が過ぎ去るのを待つしかないと思ってます。


..でもって、以下は先週行ったトレーディング内容の覚書。どっしり構えようと思ってた割には、ちょこちょこと悪あがきをしとります。

先ず、日本株式。木曜日のGU局面で塩野義製薬を処分して、その代わりに、新たなバスケット運用を1つスタートさせました。(詳細は別スレットで。)

次に外国株式。こちらは不規則な相場に流されて、一貫性に欠いた狼狽気味の取引に..。

まず、月曜日の寄り付きが引き続き軟調だったのを受けて、流動性の低いCROを損切り。あと、円高傾向が鈍ったのを受けてIXを損切り。そして、返す刀でSRSとSKFのベアETFコンビを買いなおし。..で、これが殆ど失敗。orz 動いた直後から、NYが反発し、ベアファンド×2種は大幅な下落に..。(IXについては、決算が悪かったので、この時点で切ったのは、結果的に悪くなかったかも。)

更に木曜日には、FRBの金融支援報道をみて、そろそろ底と判断。SKFとPPAを損切り、売られ過ぎと見られるEEBとEWZを購入。要は、米国株安を受けて必要以上に売り込まれているBRICsへシフトした格好。

これが、当たりか外れかの結論はまだ出ませんが、日欧米の資金供給が続く限り、新興国へのシフトは第一の選択肢ではないかと思います。既に、米国株へのロングポジションはありません。後は、欧州株のポジションも落とすべきかを悩んでます。


最後に、この数日のヤラレ状況ですが、総金融資産で、3月中旬のレベルまで利益を減らして来ています。まだ、余裕があるといえばあるんですが、いい加減、落ち着いて欲しいと切に願って止みません..。

1Q好決算企業バスケット運用

新たにもう1種のバスケット運用を開始しました。今回のバスケットのお題は1Qの好決算。これまで、私が銘柄選択の基準として成功率が高かったものとして、「1Q決算が良かった企業に投資する」と言う物があります。特に1Q決算で上方修正した企業は、中間、3Qと続けて上方修正&増配を発表するケースが多く、その度に株価の水準訂正が見込まれます。そこで今回は、1Q決算が概ね出揃った所で、有望そうな企業をバスケットにして運用しようと言うワケ。

ここで、銘柄のスクリーニング基準は次の通り。

 ・1Q決算で上方修正を発表した。または、今後の上方修正が確実と思われ
  る好決算を発表した。
 ・通期業績予測に対して1Qの進捗率が高い。
 ・1Qの進捗率から通期業績を予測した結果として、バリュエーションが
  割安。
 ・東証1部上場。
 ・信用取り組みが良好。
 ・有望な投資テーマを持っている。
 ・バスケットは10銘柄で構成。セクターは出来るだけ分散する。

以上、全てクリアする必要はないとして、可能な限り条件を万即すること。後は、大前提として、私の嗜好に合致する企業であることが最大の要件。

更に運用方針としては、

 ・各企業に均等に投資。(敢えて重み付けする根拠も無いですし。)
 ・投資期間は通期決算が始まる前まで。(概ね、08年4月まで。)

とします。

..で、最終的に選んだのが次の10銘柄。(結果的に、セクタ的な偏りは回避できてません。)

(1) 島精機製作所
  対中間期85.7%の上方修正を発表するも、通期については中間期とほぼ
  同額を積み上げただけ。通期上方修正の可能性高い。通期進捗率43.8%。
  通期修正予想後のPERは10.7倍。対中国輸出増加。

(2) ダイキン工業
  対中間期39.3%の上方修正を発表するも、通期については課税問題もあり
  業績予想は据置。通期進捗率41.4%。通期修正予想後のPERは17.5倍。
  オール電化ブームに乗る。エコキュートが好調。

(3) JUKI
  好決算だが、業績予想の修正を見送り。通期進捗率44.1%。上方修正必至。
  通期修正予想後のPERは10.5倍と、特に割安。
  中国向け輸出好調。為替差益大。(想定レート114JPY/USD)

(4) グローリー工業
  中間・通期共に、50%の上方修正を発表。しかし、1Q時点での進捗度は
  既に47.4%に達しており、まだまだ保守的な上方修正とみなせる。
  通期修正予想後のPERは10.3倍。成人識別機能付きたばこ販売機、海外向け
  小型紙幣整理機好調。

(5) 芝浦メカトロニクス
  前年同期の赤字より黒字転換。上方修正の発表はないが、対中間期の進捗
  率は72%。フラッシュメモリ用製造装置が好調。今後、有機EL製造装置・
  太陽電池製造装置に期待。

(6) スタンレー電気
  経常利益が前年同期比21.4%増。上方修正の発表はないが、対中間期の進捗
  率は61.4%。通期修正予想後のPERは16.3倍。想定為替レートが110JPY/USD
  でかなり保守的。為替差益分を積み増す可能性大。
  今後、LEDライトはあらゆる照明に取って変わる可能性も。

(7) 富士フィルムHD
  税引前利益が前年同期比で289%の大幅アップ。中間期予想を20.7%上方修正
  するも、通期の見直しはなし。通期進捗率35.0%。通期修正予想後のPERは
  14.8倍と割安。

(8) 生化学工業
  経常利益が対前年同期比で73%アップするも上方修正は見送り。通期進捗率
  40.4%。期修正予想後のPERは10.2倍で割安。

(9) 日野自動車
  経常利益が対前年同期比で77.1%アップするも上方修正は見送り。通期進捗率
  34.2%。通期修正予想後のPERは15.4倍。

(10)アイシン精機
  経常利益が対前年同期比で50.2%アップするも上方修正は見送り。通期進捗率
  31.7%。通期修正予想後のPERは14.9倍。

2007年08月13日

今こそバリュー投資?それとも...?

さて、明日からの相場は如何しましょう?とにかく方針は決めておかなければなりません。

現在の状況で特徴的なことの1つが、割安銘柄が売り倒されていると言う事実。これって、バリュー投資家として見れば千載一遇のチャンスとも言えます。

結局、買いの手が出ない最大の理由は未だに底が見えないことだと思うけど、純粋なバリュー投資家であれば、バリュエーションが下がれば単純に買えば良いはず。需給を見てマーケットタイミングを図るのは、あくまでもテクニカルの視点であって、バリュー投資ではない?

私としてはバリューか?テクか?と言った一元論に興味はなく、どちらも参考にするべきと考える派なので、その分、悩ましいといえば悩ましい。まぁ、長期投資の視点ならば、「今買わないで何時買うのか」と言うのが正論である気はします。

じゃぁ、実際に如何するのが良いのかと考えれば、1つの方針として、これまでポートフォリオのお荷物だった銘柄を切って、これまで手が出なかった銘柄で現在売り倒されている銘柄を買うと言うこと。(任天堂だっていまなら買い増せるかもしれない。)
そういう意味では、先週、冴えない状況が続いていた塩野義製薬を切って、1Qの好決算銘柄にシフトした作戦は、この方針に合致していると言えばしていることになる。


さて、ここまで来て、もう一度考えるべきは、何を買うのが正解なのかと言うこと。日本市場にだけ目を向けるなら、「今は新興株も優良株も同じように売り倒されてるので、この機会に前途多難な新興株を売って、戻りの早そうな優良株に切り替える」ってのが正解だろうと言うのがここまでの話。

でも、グローバルに見れば、現状では日本株も世界の株も同様に売り倒されており、ちょっと前まで言われていた、「出遅れ日本株」と言う意味での日本株の妙味は無くなってしまっている。それならば、値動きの重い日本株を売って、激しく売り倒されていてかつ、戻りも早いであろうエマージング諸国の株を買うと言うのが、最も効果的な戦術っぽい。


..という訳で、取り合えず明日は、銀行業ETF(1615)を損切りして、その分を新興国株のファンドに回すことを考えたいと思います。

2007年08月19日

更に悪夢の1週間

もはや、「悲惨」とか「酷い」とか言う形容詞では表現できないほどの惨状。本業の忙しさがピークなこともあって、場中の様子を見ることが出来ていないのですが、これだけメチャメチャな状況だと、寧ろ見られなかったことが、精神的には良かったかも。

漸く重い腰を上げて、ポートフォリオのリターン状況の精査が終わりました。先週一週間のポートフォリオ全体の傷みが-5%。直近のピークから数えてのドローダウンは-9.5%に及んでいます。結局、年初来の利益は全て吹き飛ばし、12月初の状況まで巻き戻りました。orz

まぁ、現物オンリーなので、マーケットから退場させられることもありません。気を取り直して、ここからもう一度出直すことにしましょう。

先週は月曜日に銀行業ETFを処分しています(これはこれで成功でした)。計画ではこの資金を新興国ファンドへ振り向ける予定でいましたが、暴落の嵐に動くに動けず..。結局、木曜日の暴落1波目を見たところで、金曜日に「1Q上方修正バスケット」を資金の1/3だけ買い益しました。残る2/3は今週、火曜日と水曜日の2日に分けて買い増したいと思います。(火曜日と水曜日あたりで、先週末の暴落による追証の強制決済が出ると思われ..。)


さて、焦点はこの暴落がどこで落ち着いてくれるかと言うこと。金曜の晩に米国が公定歩合の0.5%引き下げを発表したことで、NY市場は取り合えず反発して終わりました。CMEの日経先物も16000円を回復した後に少し下げて終了。これを見る限り、月曜日の東京市場の寄付きが大幅高となることは確実です。

気がかりなのははこの魔法の効果がどこまで持続するか判らない点。公定歩合の引き下げは、弱った体にニンニク注射する効果はあったものの、体を衰弱させた本当の真因にメスを入れるものではないですから..。「流動性の回復」・「金融システムの維持」については断固たる対応を取ると言う、FEDの意思は示されましたが、ヘッジファンドの破綻は出尽くしていないと思います。一気にマーケットの雰囲気を悪化させるニュースが何時吹き出さないとも限りません..。

今回の公定歩合の引き下げに関しては評価が2分している様に感じます。私のようなシロート投資家には、これらの評価は出来ませんから、ネット上の情報を頼ってその効果を把握するよりありません。議論のポイントはFFレートでは無くて公定歩合を引き下げたと言う点。これを、「中途半端な対応策」と見る向きと「実はよくよく練られた作戦」と見る評価に分かれています。もちろん何れが正解なのか、私なんぞに判る由もないのですが、結果的に金曜日のNYが反発したことから、市場には一定のインパクトを与えたものと考えて良いと思います。伝家の宝刀を抜くことなく、戦果を上げた訳ですし、まぁ結果オーライと言えるのでは無いかと..。

ところで、もう1つの大きな問題は円高。一時は111円台まで進みましたが、公定歩合引き下げのニュースと前後して戻し、現在114円台。米国の公定歩合の引き下げが円高を止める方向に効く理由は良く判りませんが、行き過ぎた相場が揺れ戻す過程と理解しています。
非常に感覚的ですが、円相場の平衡点は115円付近なのではないかと思っています。現在、円-ドルの金利差が約5%ある状況ですから、キャリートレードを120円でスタートしたとして、為替で-5%下がると114円。ここで損切りが入ることで今回の如き急速な巻き戻しに繋がるんでしょうけど、資金の流れが安定化すれば、115円までは戻ってくると思います。115円近辺では日本企業のドル買いも入ると思いますし。

今回の円高で企業業績の下振れが懸念されてますが、キャノンやソニーの為替予測が円安に偏りすぎているのであって、大半の企業は115円かそれ以下の保守的な為替予測を立てています。115円水準で留まれば、下方修正に直結することはないでしょう。まぁ、上方修正への期待は剥げ落ちるんでしょうが、今の株価水準はそれ以上に遥かに売り込まれていると思います。

懸念されるのは、日銀の動向でしょうか。8月の利上げは吹き飛んだと思いますが、福井さん得意の「空気の読めない発言」だけは勘弁して欲しいところ。

2007年08月20日

日本株の保有比率を下げます

今回の暴落を受けて、考えているのがポートフォリオにおける日本株の比率見直し。暴落前の状況で、日本株の比率は30%ありました。元々、年初に立てた計画では、日本株の比率を27%にすることになってたのですが、結果的にこれが遅れてしまっています。そして今回の暴落を経て、自分の中での日本株に対する強気度具合が更に剥げ落ちて来ています。

確かに、急速な円高が株価の下落を加速させたと言えますが、それにしても日本株だけが世界の株価に比して弱いのが目立ちます。毎度の如く、「騰げは遅くて、下げは早い」のではちょっとやってられません。一方で、金曜日の香港やインド市場の値動きは、強い市場の違いを感じさせるに足るものでした。


冷静に考えて、長期視点での日本株に対する弱気材料には事欠きません。

 ・自民党の体たらくによる改革の停滞。
 ・改善しない財政赤字。
  (年金問題の処理によっては更に悪化)
 ・個人消費が回復しない状況と、それを無視する日銀。
  (米国経済が失速すれば、日本がデフレ脱却に失敗する可能性も)
 ・世界的な常識と乖離する買収防衛策を合法とする司法。
 ・キャピタルゲインへの増税。

確かに、現在の日本株はファンダメンタル的にもテクニカル的にも買いの水準だと思います。東証1部の平均連結PERは16倍と、歴史的低水準ですし、騰落レシオ25も60%を切りました。「今買わないで、何時買うのか?」と言って差し支えないと思います。しかし、1年・2年先を見て買えるかと問われると、疑問符がついてしまいます。

そこで、ポートフォリオに占める日本株の割合を25%目標に引き下げることに決めました。その為には、何か銘柄を処分してゆく必要がある訳ですが、ここでの銘柄選別方針としては、「この先2年間保有しても良いと思える銘柄か?」を自問したいと思います。

そして、「この先2年間保有しても良いと思える銘柄」とは具体的にどんな銘柄かを考えると、次のような項目が挙がってきます。

 ・配当利回りが高い
 ・PBRが低い
 ・市場を制する独自の強さを有する

更に、これに準ずる基準として、

 ・予想PERが低い
 ・好感度が持てる企業であること
 
も考慮します。流石に、全てを満足する銘柄はそうそう無かったりしますが、この基準に照らして保有銘柄を精査し、ふるい落とすことにします。


さて、バスケット運用は元々が長期運用予定ですのでこれには手をつけないとして、残る個別銘柄は、次の9種類。

 ・任天堂
  PBR・PER面では厳しいが配当性向は高い。
  Wii・DSの他に、マリオ・ポケモンと言ったキャラクターも市場優位性を有す。
  ハードウェアの伸びが停まっても、ソフトウェアは後からついてくる。
 
 ・東芝
  PBR・PER面で厳しく、配当利回りも高いとは言えない。
  反面、フラッシュメモリ・原子力と言った長期材料を有する。
  小型燃料電池の実用化にも期待。
 
 ・三井不動産
  PBR・PER面で厳しく、配当利回りも低い。
  資産インフレが期待されるが、予想ほど進んでいない。
  今回の信用収縮で、不動産投資資金自体が縮小する恐れ。
  利上げの進行が止まるなら追い風。
 
 ・JR東日本
  PBR・PER面で厳しく、配当利回りも高いとは言えない。
  資産インフレが期待されるが、予想ほど進んでいない。
  絶対的な市場優位性を持ち、安定収益が期待できる。

 ・ジャストシステム
  依然として赤字。無配当。
  全てはxfy次第。xfyが成功すれば圧倒的市場優位性が得られる。

 ・雪印乳業
  企業再生途上。優先株の償却に目処。復配。
  セクター別の比較でPERは低い。
  なんだかんだ言って、ブランド性は堅持している。
  長期で復活の可能性高い。

 ・ミューチュアル
  低PBR&低PER。配当利回り高い。
  利益計画に不透明さも。景気の失速による設備投資の低下が怖い。
  
 ・東京カソード
  低PBR&低PER。配当利回り高い。
  利益計画に不透明さが残る。
 
 ・ADM
  低PBR&低PER。配当利回り高い。
  Wiiの販売が好調なことから、利益計画に不安なし。
  円高はプラスに寄与。
  景気の失速は心配だか、デジタル化が進む中でのセンサの有用性は
  揺るがない。中期計画も強気。

 ・セガミメディクス
  低PBR&低PER。配当利回りはまあまあ良し。優待を含めると利回りアップ。
  市場シェア争いが厳しい。業界再編の可能性。
  セイジョーとの合併が決まっており、自動的に東証一部銘柄に。

以上より、塩漬けのジャストシステムを除けば、最も保有根拠の薄弱な銘柄は三井不動産となりました。特に、不動産投資マネーの縮小が懸念されます。次点は東京カソード・ミューチュアル辺りですが、バリュエーション的には処分するに、ちょっと後ろ髪が引かれます。


取り合えず、明日はCMEが大幅反発して終えていますから、GUでスタートします。只、反発が何時まで続くか判らないのが難点。16500円辺りを反発の目処としたい所ですが、私のように戻り売りを視野に入れている投資家が多数居ることは想像に難くなく、上値は重くなりそうです。

そこで、三井不動産の処分を考えたとき、明日の寄り付きで処分してしまうか悩ましいところ(多分売ります)。一方で、東京カソード、ミューチュアルについては、相場のリバウンド具合をみながら順次売却したいと思います。

2007年08月23日

保有銘柄(2007/08/22・円建て)

・暴落を機にポートフォリオ見直し。日本株ポジションを縮小。
 (三井不動産と塩野義製薬を処分)
・1Q好決算銘柄のバスケット運用を開始
・グローバルREITファンドを処分。
・中国株ファンドを購入。

※ バスケット運用が1つ増えましたが、個別のトレード銘柄は大幅に減ってます。

■ファンド

 - 三菱UFJ投信:外国株式インデックス *1
 - みずほ投信:みずほウェルズファーゴ・エマージング株式 *2
 - みずほ投信:みずほJ-REIT *2
 - DIAM:中国関連株オープン
 - 東京海上:エネルギー・食料関連ファンド
 - ブラックロック:グローバル・フレキシブル・バランス・ファンド
 - セゾン投信:バンガード・グローバル・バランス・ファンド
 
  *1: 三菱UFJ銀行のATMと振込み手数料無料化のために保有
  *2: みずほ銀行のATMと振込み手数料無料化の為に保有


■個別銘柄

[長期ホールド]
 - 東芝(フラッシュメモリ・原子力)
 - JR東日本(電子マネー・駅中開発・不動産開発)
 - 任天堂(DS・Wii)
 - 雪印乳業(優先株償却)

[バリュー]
 - セガミメディクス(セイジョーと合併)
 - ADM(Wiiの加速度センサ、AU携帯の指紋センサ)
 - 東京カソード
 - ミューチュアル

[バスケット運用]
 - 好配当銘柄バスケット(DNLトラッキング)
   日産自動車、ホンダ、野村HD、JFEH、新日鉄、関西電力、大和証券
   九州電力、アステラス製薬、中部電力、第一三共、エーザイ
   神戸製鋼、東北電力、花王
   
 - 貸金業銘柄バスケット
   アコム、武富士、アイフル、プロミス、クレディセゾン、UFJニコス
   イオンクレジット、OMCカード、SFCG、ロプロ

 - 1Q好決算銘柄バスケット
   島精機製作所、ダイキン工業、JUKI、グローリー、芝浦メカトロにクス
   スタンレー電気、富士フィルム、生化学工業、日野自動車、アイシン精機
   
[システム運用]
 - TOPIX連動型ETF(1306)

[塩漬]
 - ジャストシステム(xfy)


■その他

 - 地金積立(G&Pプランナー)

保有銘柄(2007/08/22現在・外貨建て)

・BRICsをメインとした新興国株のポジションを拡大中
・フィリピン株のファンドを購入
・GLDを処分(金投資は円建て積立投資に切り替え)


■長期保有銘柄

[Unit Trust Fund]

- Fidelity ASEAN
- Fidelity Euro Balanced Fund
- Franklin Mutual European Fund
- Templeton Eastern Europe
- INVESCO Asia Infrastructure Fund
- HSBC Managed Growth Fund
- JF Philippine
- Shloder Select BRIC's Equity


■トレーディング銘柄

[中南米]
- iShares MSCI Brazil Index (EWZ)

[中国]
- iShares FTSE/Xinhua China 25 Index (FXI)

[インド]
- iPath MSCI India Index ETN (INP)

[アジア・太平洋]
- PowerShares Dynamic Asia Pacific Opportunities Portfolio (PUA)

[アフリカ・中東]
- 現在なし

[新興国]
- Claymore/BNY BRIC ETF (EEB)
- WisdomTree Emerging Markets High Yielding Equity Fund ETF (DEM)

[北米]
- UltraShort Real Estate ProShares (SRS)

[西欧]
- PowerShares Dynamic Europe Portfolio (PEH)

[グローバル]
- PowerShares Dynamic Developed International Opportunities Portfolio (PFA)

[個別セクター]
- PowerShares Global Water Portfolio (PIO)
- Market Vectors Gold Miners (GDX)
- Market Vectors Environment Index ETF Fund (EVX)

[REIT・不動産]
- 現在なし

[コモディティ]
- PowerShares DB Agric (DBA)
- U.S. OIL FUND (USO)
- iShares Silver Trust (SLV)

[債券]
- Aberdeen Asia-Pacific Income Fund (FAX)
- Global High Income Fund (GHI)
- Templeton Global Income Fund (GIM)

[為替]
- PowerShares DB G10 Currency Harvest (DBV)

2007年08月26日

戻りの目処は?

サブプライムローン問題に端を発するクレジットクランチは欧米日の中央銀行の無限資金供給の効果もあってとりあえず一服。特に、FEDによる公定歩合引下げ&半強制貸し付けは、これまでのところ絶大な効果を見せています。

先週月曜日の東京市場は予想通り大幅高のスタート。上髭こそ付けましたが、危惧された寄り天にはならず、長大陽線を引いたことで、一旦の底打ちを示しました。結局、日経平均は4日連続の陽線を付け、木曜日はGUしたことで、リバーサルアイランド風のパターンを形成。チャート的には上昇基調を強めています。日経平均の終値は16249円で、直近の高値17171円と安値15262円に対して、半値戻しを達成しました。

また、予想されたとは言え、日銀が利上げを見送ったのも追風。マスコミ報道的には「利上げに含みも持たせる総裁の発言」とされてますが、実際的にはそれほど強い内容ではなく、市場的には9月も利上げは無理と言う判断が強まっている模様。(「下手すりゃ、ここで利上げ基調は終了。日本経済はデフレ脱却に失敗。」ってな、弱った観測まで浮上してたり..。)

..で、問題はこのリバウンド相場が何処まで続くかと言う点。「半値戻しは全値戻し」の格言に従って17171円まで一気に戻すかと言えば、ちょっとそこまでは無理かなと言う気がします。
今後の節目を拾ってみると、1つめは上方の窓を埋める16433円。更に2つ目の窓を埋める16748円が控えます。現在の勢いからみて、1つめの窓を埋めるのは確実と思いますが、2つ目の窓が微妙な所に位置しています。この16750円近辺は25日移動平均も位置しており、ここらで上値が重いと跳ね返される可能性が多分にあります。また、この価格帯は3月の上海ショック時の底値ラインであることも気になります。

今回の暴落からこのまま一方的に上昇するとは考え難く、2番底を探ることが必定とするならば、戻りの目処は16500円~16750円と見るのが普通な考え方だと思います。このレベルでは多数の戻り売りが待ち構えているのではないでしょうか?今回の底値で仕込んだプレイヤーには、この付近で10%の利益が出ますので、確定売りも出そうです。


さて、今週実施したトレードとしては、計画通り、月曜日の寄り付きで三井不動産を処分しています。結果的に見れば早すぎる処分でしたが、寄り天も危惧される状況でしたので、まだまだ大量の日本株ポジションを持つ身としては、致し方ない対処だったと、自分を納得させてます。

..で、ここで作った資金は予定通り海外投資へ振り向け、ポートフォリオ上の日本株の比率引下げを実行。予定としては新興国株へシフトすることまで決めてましたが、丁度良いタイミングで中国国民への海外投資(当面は香港市場へ)の解禁のニュースが流れたことで、本資金は中国株へ振り向けることに決定。

これまで中国株への投資は海外市場からFXIを購入していましたが、今回の資金は海外へ送りたくなかった事情もあり、多少手数料が高くても国内で適当なファンドを探して投資することにしました。今回のファンドの選定基準としては、

 ・H株へのエクスポージャーが高いこと
 ・逆にA株/B株へのエクスポージャーが0か、それに近いこと
 ・ノーロードで買えること
 ・信託報酬が出来るだけ安いこと

を考えました。まぁ、信託報酬は何れも高くて2%弱も有り、ETFに比べるとは比べるべきもない状況。それなら、楽天かE-Tradeで、FXIか2828.hkを買った方が良いって話になるのですが、購入手数料が高いことと、その為に、「資金の時差投入が出来ないこと」、「長期投資が前提になること」がネック。

その点、ノーロードファンドにしておけば信託報酬は高めでも、時差投入も出来ますし、スイッチングも気軽に出来るに出来ます。こうしてみると、国内からの海外ETFへの投資はまだまだ不便であることが実感されます。国内ネット証券には日本株購入並みの手数料の大幅な引下げを期待したいところ。

..で、最終的に候補に残ったのが「三井住友・ニュー・チャイナ・ファンド」と「DIAM中国関連株オープン(愛称:チャイニーズ・エンジェル)」の2つ。何れもノーロードで買えて、H株の比率が50%程度。殆ど差はない感じなので、最終的には僅かに信託報酬が安いかった「DIAM中国関連株オープン(愛称:チャイニーズ・エンジェル)」に決定。

いきなり、約定日に基準価格が7%も上がってしまい、得意の高値つかみをしたかとビビリましたが、その後も香港株は急上昇を続けており、今のところ今回の資金移動は正解した様です。実際、中国の個人投資家の資金移動はまだ始まっていない(口座開設の予約申し込みの状況)ので、今しばらくの上値は追えるものと期待しています。


最後に、海外運用分のトレードとしては、上と同様の判断から、僅かに残ったキャッシュでFXIの買い増しを行っています。現状で、ポートフォリオに占めるBRICs(特に中国)へのエクスポージャーが急激に上昇しています。

2007年08月27日

エマージング債でも買ってみようかと

今週は違った意味で難しい1週間になりそう。先のエントリーで触れたように、2番底を試しに行くのであれば、目先の天井は16750円付近と予想するところ。しかも、明日はCMEの終値からみてもGUスタートが確実ですから、下手すると目先目標の16500円位までは行ってしまう可能性もないではなし。

..であるならば、そこらで一旦売りを入れて、2番底で拾い直すのが理想なんですが、しろーと投資家にそんな芸当が出来るワケもなし。回転売買で勝負するのは自分のスタンスでは無いですから、ここはバリュエーション的に売りと言える価格まで待つよりなかろうと、腹を括りたいと思います。

むしろ考えるべきは、僅かに残るキャッシュをどこで投入するかという問題。2番底が来ることが確実ならば、それを待つのが正解だけど、本当に来るのか来ないのか疑心暗鬼。また、何に投資すべきなのかが、これまた問題。

先週は中国株を中心に新興国株のポジションを増やし続けて来ましたが、新興国株は週末のNYで大幅高してしまいましたから、ここから更に買い進むのは流石にちょっと難しい。では、出遅れる日本株に投資しようかと言うと、それもちょっと気後れする。そもそも、日本株のポジションを縮小することに決めたばかり。

それに、為替が115円近辺に位置する今は、やっぱり海外資産に投資すべきタイミングに思えます。まごまごしていて、為替が再び120円近辺まで戻ってしまう様なことになると、またもや海外投資には踏み切り難くなってしまう..。

そこで今、消去法的にも仕込んでみたいと思うのが新興国の国債。これまで、新興国の債券は新興国株と同様に売り叩かれて来ましたが、ひとまず底打ちの気配が出て来ています。(しかし、戻り歩調は新興国株に比べて戻りは緩やかな状況。あと、為替の面も大きい。)
また、米国では利下げが視野に入れられていますし、欧州の利上げもここら打ち止めとなれば、これまでの世界的な利上げ基調は利下げ基調に転化することになる。ならば、ここらで債券を買い始めるのも一つのスタンスではないかと。

只、ここで注意すべきはサブプライムローンが混入している可能性のある債券は避けなければならないと言うこと。そういう点で、単にハイイールドな債券ならば良いと話ではなく、ここはソブリン債を選んでみたい。

さて、これを海外CEFで仕込むのであれば、例えば「Templeton Emerging Markets Income Fund (TEI)」辺りが候補になります。現在、底値からは反発してきていますが、直近の高値からは未だ10%程下がった状況。またDiscount/premiumの状況も-6%台と、お買い得と言える水準。

一方、国内で新興国債に投資するとなると、やはり投信に頼るより術が無い状況ですが、それほどの選択肢はありません。特に、毎月分配型を避けるとなると、候補は「エマージング・ソブリン(1年決算型)」か「シュローダー・E・ソブリン債(現地通貨・1年)」等が残るのみ。更に初期費用を考えると、8月一杯まで手数料無料キャンペーン中のフィデリティダイレクトで買える「シュローダー・E・ソブリン債(現地通貨・1年)」が最終候補になりそう。

只、悩ましいのは手数料無料にするには8月中に約定しなけれなならない点。そうなると、2番底を待つだけの時間的余裕は貰えないっぽい。さて、如何したものか..?

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