さて、明日からの相場は如何しましょう?とにかく方針は決めておかなければなりません。
現在の状況で特徴的なことの1つが、割安銘柄が売り倒されていると言う事実。これって、バリュー投資家として見れば千載一遇のチャンスとも言えます。
結局、買いの手が出ない最大の理由は未だに底が見えないことだと思うけど、純粋なバリュー投資家であれば、バリュエーションが下がれば単純に買えば良いはず。需給を見てマーケットタイミングを図るのは、あくまでもテクニカルの視点であって、バリュー投資ではない?
私としてはバリューか?テクか?と言った一元論に興味はなく、どちらも参考にするべきと考える派なので、その分、悩ましいといえば悩ましい。まぁ、長期投資の視点ならば、「今買わないで何時買うのか」と言うのが正論である気はします。
じゃぁ、実際に如何するのが良いのかと考えれば、1つの方針として、これまでポートフォリオのお荷物だった銘柄を切って、これまで手が出なかった銘柄で現在売り倒されている銘柄を買うと言うこと。(任天堂だっていまなら買い増せるかもしれない。)
そういう意味では、先週、冴えない状況が続いていた塩野義製薬を切って、1Qの好決算銘柄にシフトした作戦は、この方針に合致していると言えばしていることになる。
さて、ここまで来て、もう一度考えるべきは、何を買うのが正解なのかと言うこと。日本市場にだけ目を向けるなら、「今は新興株も優良株も同じように売り倒されてるので、この機会に前途多難な新興株を売って、戻りの早そうな優良株に切り替える」ってのが正解だろうと言うのがここまでの話。
でも、グローバルに見れば、現状では日本株も世界の株も同様に売り倒されており、ちょっと前まで言われていた、「出遅れ日本株」と言う意味での日本株の妙味は無くなってしまっている。それならば、値動きの重い日本株を売って、激しく売り倒されていてかつ、戻りも早いであろうエマージング諸国の株を買うと言うのが、最も効果的な戦術っぽい。
..という訳で、取り合えず明日は、銀行業ETF(1615)を損切りして、その分を新興国株のファンドに回すことを考えたいと思います。