私のヘポ予想を裏切って急上昇を続けた東京市場。一気に17149円の窓まで埋めてしまいましたが、ここへ来て流石に一服モード。水曜の終わりには、25日移動平均との乖離率が一時5%を越えてましたから、一端は下値を固めに行くのが自然な成行なのですが、さて如何なることか?
外部要因としては、今晩深夜に米国で注目の雇用統計が発表されますので、コレ待ちと言うことになるんでしょう。今日は上にも下にも行き難い所。
で、もう1つ気に掛かるのが中国株の動き。ここに来て、H株が2日連続で下落。2日間で最高値から最安値まで-10%の急落しています。まぁ、-10%と言っても1週間前の株価に戻っただけの話でもあり、これまでの騰げ方からすれば、大騒ぎするほどのことでは無いのかもしれません。
只、ちょっと気になるのは、中国本土が今週一杯、国慶節でお休みということ。2月の上海発世界株安も春節の休み明けのタイミングで発生しました。往々にして仕掛け売りは長期連休明けに狙われる傾向があることと、現在のA株のバブル状況を考えると、週明けの値動きは注目になりそう。特に、米国の雇用統計が予想外に良かったりすると、利下げ期待がブッ飛んで、世界同時株安の再来なんてならないことを祈るのみ..。
あと、個人的に嫌な予感がするのが、ここへ来て、マイポートフォリオの損益が8月のサブプライムローン・ショックの前の水準を回復し、年初来高値を記録したこと。すっかりユーフォリア状態なんですが、これまでも往々にして、こういうタイミングで悲惨な暴落に見舞われてたりします..。
..で、そんなこんなを考えて、昨晩のNY市場でFXIを半分だけ利益確定しておきました。8月の底値圏から買い進んだ分だけの処分ですが、結果的に利幅が40%弱とれました。
そして、売った資金でインド(INP)とロシア(RSX)を仕込んでいます。要はBRICs投資内で、アセットアロケーションを調整した格好。急騰した中国の比率を抑え、ここまで最も弱かったロシアの比率を高めてます。
あと、高騰を続けた来たNY原油(USO)についても、ここで一端全て利益確定。これも、1月終わり頃から買い進んだもので、なんやかんやと約30%のリターンを記録。これまで、USOへの投資では積み上げた確定損があったのですが、今回のリターンで帳消となり、トータルプラスに転じてます。
尚、USOを売った資金では、Market Vectors Agribusiness ETF (MOO) を買うことを検討しています。只、タイミング的に今買うべきか、悩ましいところ。微妙に小天井っぽい感じもするので、出来れば小麦価格の下落を待って買い仕掛けたいと思うのですが、オーストラリアでは干ばつ被害で、小麦が不作とか言うニュースが出るし..。