如何にも予想を裏切る相場状況です。先週の序盤はFOMCを睨んで、予想通りのジリ上げの展開。そこに、予想通り0.25%の米ドル利下げが決定されて、米国市場はは微妙に乱高下しつつも上昇。これでもう、完璧に予想通りの展開と思いきや、ヤラレました。またしてもサブプライムローン問題再燃です。
今回の火元はシティバンク。負債隠しが指摘され急落。これが相場全体の重石になり、利下げ効果を1日で吹き飛ばしてしまいました。どうやらシティはメリルに続いて社長が引責辞任となる模様。まぁ、責任を取って辞めると言っても、百億円単位の退職金を貰って辞めるわけですから、引責というより、放り出すって言ったほうが正解でしょう。
そんなこんなで市場の動きは全く読めません。日本株は、チャート的には↑を目指す気配ですが、果たしてどうなることやら..。好決算を出しても、コンセンサスに届かないだけで売り崩されてしまいます。好決算だろうが上方修正だろうが、「そんなのカンケーねー♪」がここでも展開しています。
..と言う訳で、今週の動きもサッパリ読めませんが、一応予想は↑としています。只、週末に政局が大きく動いていることもあり、いろんな意味で予断を許さない状況です。もはや日本株への投資は、長期で持っても良いと思える銘柄だけを、只管ホールドしておくのが一番な気がします。下手に動いても良いことは無さそう..。
グローバルな流れを見ても、先進国から新興国or商品への資金の流れが鮮明になって来ています。もはや、カントリーバイアスに縛られて、日本株に投資している場合では無い気がします。
さて、先週のトレードを振り返りますと、まず日本株は月曜日に「1Q好配当銘柄バスケット」を買い益してます。これで、日本株に関しては実質的にフルインベストメント状態。
一方、海外の方はかなり細かく売り買いを入れています。まず、月曜日の早々に、香港市場で2831.hkを購入。FOMC前に仕込みを完了させてます。また他にも、GUR、GAF、ROB、MOOと言った新規銘柄をちょびっとずつ仕込んでいます。
一方、先週仕込んだUNGはあっさりと+10%を達成してしまったので、投機らしく一旦利喰いしています。(また落ちたら仕込みます。)
今週の計画としては、冴えないグローバル系のETFを処分して、エマージング系(株or債券)のETFにシフトさせることを考えています。一旦処分してしまったFXIの買戻しも視野に入れて臨むことにします。