前エントリーで、2番底をつけるなら13日(水)じゃないかと希望的観測を記しましたが、結果的にこれが概ね当たり。東京市場は木曜日に長大陽線を付けて、13600円台を回復すると同時に、昨年末以来の25日平均ラインを上回って来ています。
更に、日経平均の強さを感じさせたのが金曜日の値動き。この日は単なる週末要因に加えて「ヘッジファンドの換金売り最終日」「NYが3連休」の上に「前日のNYが大きく下げた」など、いろんな意味で株価には厳しい条件が重なった日でしたが、結果的に前日の終値を概ねキープすると同時に、上方に空けた窓を埋めています。これで、「チャート的にも2番底を確認した」と取り合えず言ってよい形になったと言えるでしょう。
また、この2番底を確認するチャートの形は、東京市場以外にもインドやシンガポール、香港市場でも現れており、アジア株全体が底打ち基調を示してきたと言えると思います。また、台湾市場も春節休みがあったことで2番目の底こそ不明瞭ですが、上昇トレンドに転じた気配が見て取れます。あとは上海が上昇に転じれば、アジア全体で言うことなしですが、やはりA株だけは値動きが微妙に違うので、もう少し様子見が必要でしょうか。
来週の日経平均の展望としては、再び期待を込めて、一旦の戻り相場を予想しています。最初のハードルは、ネックラインの13889円を終値で越えること。次いで、上方の窓を埋める13915円を経て、14000円台を回復してくれれば、先ずは言うことありません。今週末に14000円台を回復してくれれば、25日平均も右上がりになるはずなので、この展開を強く期待したい所です。
そこで、先週のトレードの記録ですが、案の定、下方修正を行った武富士が売り込まれてましたので、これをなけなしのキャッシュで買い増しました。ちなみに、18日終値の2585円で計算すると、配当利回り=6.96%・PBR=0.79・予想PER=8.39で、如何見ても割安ではないかと..。
一方で海外の方は、上昇基調のアジアの中でイマイチ冴えない中国A株(CAF)を処分して、インド(IIF)を仕込みました。ギリギリまでFXIと迷ったのですが、結局インドを選択しました。また、インドを選択する際にINPにするかIIFにするかと言う問題があるのですが、ここではプレミアムがついているINPを避けてディスカウント状態のIIFを選んでいます。尚、最終的にはWhisdom Treeが組成予定のインド株ETFにスイッチする予定。
あと、今週の作戦としては、一部債券ETFのポジションを落として、EWSを仕込んでみたいと考えています。最高値からの下落率では日経平均並みに落っこちているシンガポールですが、そろそろ仕込み所な気がしてます。