基本的にボラティリティの高い相場が続いている訳ですが、先週もまた例に漏れず激しい値動きの1週間でした。
その原因はやはりNY市場。月曜日休場で火曜日から始まったNY市場は相場の流れの変化を感じさせる様な、急騰する展開でスタート。これを見て私も買いに回り、安心して床に就いた訳ですが、これが起きてみるとビックラ。まさかのマイ転です。
このNYのあまりの弱さを見て、13889円のネックラインのクリアを伺っていた日経平均はあっさりと陥落。一気に400円以上も急落し、25日線を割り込んで13300円台へ..。
ここからの日経平均は正にNYの値動きに正にリカップリング。木曜日に急反発したかと思えば、金曜日は再び急落。下手に売り買いしていると往復ビンタをバシバシ喰らいそうな相場商状でした。やはりこう言うときは動かずにジッとしているのが一番ですか、そうですか。
救いなのは、金曜日のNYが火曜日とは真逆の動きをして急反発して引けたこと。原因はモノラインの救済策が週明けにも出てくると言うニュースに好感したもの。これを受けてCMEも急反発して、13595円で終了。これで週明けの日経も続落は避けられそうな感触です。
そこで今週の見通しですが、チャート的には上値がきり下がる一方で、下値は切り上がるフラッグを形成する展開。今度の13800円付近がフラッグの頂点となりそうです。ここで上に抜けてくれることを期待したいワケですが、ちょっと気になるのが騰落レシオ。木曜日の時点で騰落レシオは売りサインの120台を付けており、これが先行指標だとすると、そろそろヤバイ頃合。ちなみに昨年は2月末に急落してるのも気になる所。^^;
..で、先週のトレードですが、日本株は売り買い無し。まぁ、動きがまったく読めないので、仕方のない所でしょう。只、今週は騰落レシオの件も有るし、高い所があったら、「ブル2.5倍日本株ポートフォリオ」を少し売るかもしれません。あと、東京カソードを適当なところで処分して、その資金で「低PBR銘柄バスケット」を買い増すことも考えてます。
一方、海外の方は色々と売り買いを行ってます。基本的に少し強気に転じてまして、まず火曜日の時点で、EDDとDBVの一部を処分してFXIとEWSを購入。更に、UNGが目標を達成したので利益確定。売った資金は改めてDBCとDBBに投入。
更に、22日にはWisdomtreeから待望のインド株ETF「WisdomTree India Earnings Fund (EPI)」が上場されましたので、IIFをこれにスイッチ。これまで、NY市場にはインド株のETFは上場されいませんでしたので、EPIはかなり貴重な存在です。(ETNであるINPはPノーツ規制の一件から裁定が効かなくなっており、プレミアムとディスカウントが激しく入れ替わる、高ボラな銘柄になっています。)
ちなみに信託報酬は0.88%なので、INPとほぼ同じで、1.3%のIIFよりはかなり低めの設定になってます。只、ちょっと気になるのはポートフォリオの構成。配当をベースにした配分と言うこともあり、「Reliance Industries Ltd」が約13%と頭一つ抜けて高い比率になっています。