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2008年03月 アーカイブ

2008年03月03日

再び怖い展開に

順調に上値を追い、光明が差したかに見えた株式市場でしたが、再び暗雲が立ち込めて来ました。今回の変調の原因もまたバーナンキ議長。議会証言にて、利下げを示唆した所はマーケット的に歓迎されるところでしたが、中小銀行の破綻の可能性に言及したり、ドル安容認ともとれる発言をしたのは困ったもの。急激にドル安が加速してしまい、結局一週間でドル円が4円も下げてしまいました。orz

バーナンキ発言の真意が、状況を正しく理解しないマーケットに対する警鐘であるなら、それはそれで正しいのかもしれません。しかし、どうもこの議長の場合「単なる失言なんじゃねーの?」とか「責任逃れ始めたんじゃねーの?」とか思われてしまうところが、市場からの信任不足を露呈してる様に思います。

..と言うワケで、先週の日経平均は14000円台を付けて上値を切り上げた所までは、優秀でしたが、結局ここが天井。週末はNYの下落も受けて大幅にダウン。かろうじて25日線で踏ん張った所で止まりました。

尤も、騰落レシオでみれば水曜日の時点で130を越えてましたので、騰落レシオ信者ならば上手く木曜日に売り抜けられたことなんでしょう。

..で、私の場合は先週のエントリーで『騰落レシオの件も有るし、高い所があったら、「ブル2.5倍日本株ポートフォリオ」を少し売るかもしれません。』と書いたとおり、一部マネーファンドへスイッチしようとしたのですが、ここで痛恨の入力ミス..。orz スイッチングの指示を出す際、口数の入力をスイッチング元ファンドの口数で行うところを、スイッチング先ファンドの口数と勘違い。結局、予定の半分しか逃がすことが出来ませんでした..。(TT)

尚、先週の日本株トレードでは、東京カソードを予定通り損切りしています。この資金については、「低PBR銘柄バスケット」を買います予定でいましたが、相場が急落しそうなので、振替え先はもう少し様子を見てから決めたいと思います。

一方、先週の海外市場での取引は、ドルの急落を見て、取り合えず売りやすかったFXIを処分。売った資金はコモディティに逃避することにして、DBBとDBCを買い増ししています。


最後に今週の予定ですが、山場は5日(水)に発表されるISM非製造業指数だと思います。2月はこれが急落して大幅な相場の下落を導きました。3月は利下げ効果でこれが下げ止まるのか、それとも一向に下げ続けるのか、指数の値によって相場に与える影響は大きいと思います。

逆に言えば、水曜日までは買いは様子見で下げ続けることになる可能性が高そうです。問題は下値の目処を何処に置くかですが、日経平均をドル建てで見たとき、次の下値支持線は125ドル付近になります。従って、ドル円を現在の103.69円とすれば、下値の目処は12961円。再び13000円割れを覚悟する必要がありそうです。更にドルが下がる様であれば...。

なので、月曜日の日経平均が13300円付近で辛うじて止まってくれる様であれば、「ブル2.5倍日本株ポートフォリオ」を一旦ベアにスイッチすることも視野に入れて臨みたいと考えています。何れにしても、押し目買いを考えるのは水曜日を含めてそれ以降になると思います。

一方で海外の方も、もう少し株式を売って、コモディティETFか債券ETFを買うことを考えます。有力候補はPUAまたはEWSを売って、DBA・DBB・DBC辺りを買う感じでしょうか。特に、DBAはもう一下げして10日移動平均を割ってくる様なら、かなり買ってみたい所です。

2008年03月04日

結局逃げ場無し

今日の東京市場は案の上の暴落。あわよくば13300円付近で粘ってくれれば、ブル・ファンドを売り転換したのでですが、結局終値は13000円割れ。やはり、簡単に逃げ場を作ってくれるほど、相場は甘くないですねぇ..。日本株はまた暫く耐える時期に入ります。押し目買いを入れるとすれば、12500円台を待ちになりそうです。

一方、海外の方は幸いにも強烈な下げでは始まらず。おかげ様で、EWSとPUAをサクッと処分。代わりに、DBA・DBB・DBCを再び買い益し。当面はコモディティに逃げるのが、吉と見ています。

あと、ESDも少し買い増しを実行。あとはDBVがもう1押ししてくれたら、先に売った分を買い戻したいのですが、なかなか目標ラインまで下がって来てくれません..。(出来れば$26位で買いたい所。)

PS.
本日発表されたISM製造業指数はやはり50割れ。但し、それでも市場予想よりは良かったらしく、相場にはポジティブにとらえられた様です。

2008年03月10日

やっぱ厳しいですわ

先週の東京市場は月曜日から容赦なしの下落と成り、結局逃げ場は与えられず。兎にも角にも、ドル安が止まらないのが厳しいです。それでも、読みはソコソコ当たってて、水曜日には下げ渋って、木曜日は反発。..で、ヨシヨシと思っていた所、NYが大崩れして東京も合せて失速。再び12500円を試す展開へとあいなりました。

ちなみに私はと言うと、水曜日の段階で14000円でマネーファンドにスイッチしていた資金を、再びブルファンドにスイッチしちまいました。早まったぁぁ。orz


さて、そんな状況ではありつつも、私的予想としては、月曜日は続落してもここで一旦底打ちじゃないかと思ってます。その理由?もちろん基本的にカンです。^^;

敢えてここに根拠を求めるとすると、1つはドル建ての日経平均。現在のサポートラインはUS$124付近なので、ドル円を現在の102.82円とすると、12750円付近が反発ライン。仮に101円まで落ちたとして12524円。ここらがポイントではないかと。

もう一つは下げのリズム。今回の反発は11日間で終わりましたので、対になる下げの期間をこの2/3と予想すると、7~8日で一旦底打ち。..とすれば、底は先週の金曜日か、今週の月曜日になるハズ。さて如何なることやら?

と言うワケで、今週の私の作戦としては、残っている東京カソードを処分した資金を、月曜日の時点で貸金業バスケットにつぎ込みたいと思います。更に、引けが12500円台を付けそうな気配であれば、「日本株ブル2.5倍ポートフォリオ」をナンピン買いすることを考えます。

一方、海外の方では、EWSとPUAを処分した資金で、DBA,DBB.DBCの買い増しを続けています。あと、DBVがUS$26.5まで下げたので、ここで少し買って見ました。($26まで下げれば更に買いたい。)

また、今週はキャッシュも殆どないし、動き様が無い状況なのですが、EPIがもう1声下げる様であれば、僅かなキャッシュでナンピンするかもしれません。


しかし振り返ってみると、我がポートフォリオはこの2週間で約3.5%下落しています。流石に、そろそろ許して欲しい所...。ドル安の一服を願って止みません。(TT)

2008年03月17日

底打ちならず..

う~ん、厳しいですね。

先週時点での予想は、月曜日まで下げて火曜日に底打ちの予想を立てていて、実際にビッタシ当たった訳ですが、その後がイケマセン。為替から崩れて、SQを明けた金曜日に大下げ。もはや、12000割れが余裕の射程圏内に入って来ました。

実際、CMEの終値は12110円ですので、月曜日に12000円を割れる確率はかなり高いと見て良さそうです。ちなみに、ドル建て日経平均で見ても、次の節目はUS$121付近ですので、ドル円を99円とすれば、11979円が次の節目。まぁ、軽く割りそうです。

只、日経平均12000円はそれなりに節目ではありますので、ここから大きく下げることも無いんじゃないかと思ってます。(って言うか願ってます..。)

..でもって、先週の私の手口ですが、月曜日で一旦底打ちと予想してましたから、計画通り、東京カソードを売って残っていた資金で、貸金業バスケットと、低PBR銘柄バスケットの買い増しを実行。更に、「日本株ブル2.5倍ポートフォリオ」も買い増し。これで、日本株に関しては完全なフルインベスト状態です。もはや、やることありません。暫く冬眠です。(尚、貸金業バスケットは商工ローン2社を処分して、その分を残り8社に振替えました。)


一方、海外の方は、DBBを買値で処分して、代わりにDBVを購入。更に金曜日の急落を受けて、EPIとGAFをナンピン買い。更にFXIも値ごろ感から買ってしまいました。正直、金曜日に緊急利下げがあることを期待しての行動でしたが、バーナンキさんに肩透かしを食らっちゃいました..。(一晩起きて相場を見てたのにぃ。)

正直、FXIを仕込んだのは早まった感が強いのですが、改めて見るとFXIは高値$215からの下落ですから、現時点で-40%の下落率です。値幅的にはそろそろ頃合なんじゃないかと思ったり。

来週はFOMCがありますので、18日には確実に利下げが実行されます。恐らく0.75%は下げると思いますが、緊急利下げで無ければ特にサプライズ無しって判断になりそうです。

ベアスタは実質的に破綻ですし、さっさと米国も公的資金の投入を決定してもらいたいもんです。しかし、ブッシュの演説を見ていると...。もう1つ銀行でも潰れない限り、動けませんかそうですか。

DBVウェイト変更

暫く動きの無かった、DBV(DB G10 Currency Harvest Fund)のインデックス構成に変化がありました。向う3ヵ月のウェイトは次の通りです。

 ■ロング :AUD, NZD, NOK
 ■ショート:CHF, USD, JPY
 
ロングからGBPが消えたのと、ショートにUSDが入ったのが注目でしょう。尚、JPYのショートポジションは変わらずです。(JPYのショートポジは不動っすね。)

道楽じゃない 美術品投資

今週から日経ヴェリタスが正式発行されました。我が家にもサービスで向う10週間無料でお届けしてくれるとのことで、早速読んでみたワケですが、個人的に目を引いたのが掲題の美術品投資のネタ。

2ページの見開きで取り上げるほど、美術品投資が注目を集めてきているのかと、ちょっと驚き。..とはいえ、内容的には、オークションによる取引の売上と落札価格の上昇を伝えるだけのごく薄いもの。日本の美術界の問題とか、個別の作家に対する言及などは特に無く(ぶっちゃけ、現代美術と近代美術も一括りですし)、特に有意な情報はありませんでした。

一方で、気になったのはアート作品をミドルリスクの資産と位置づけていること。美術品投資全般をミドルリスクと言い切るのは、如何なものかと思われます。特に、一定の流動性が保たれているかの様な全体の論調が気になります。流動性リスクが美術品投資の最大のネックであり、これは他の金融商品と比べるべくもありません。投資的に見て、お手軽な記事になりすぎです。もしかすると、オークション会社とのタイアップ記事なのかもしれません。

只、末文として書かれている 「鑑賞を楽しみ精神的な豊かさを味わえる価値と、資産としての金銭的価値をバランスさせることが重要と言えそうだ」 には、100%同意できます。

いくらオークションが身近になってきたとは言え、アート作品を購入する場合の最良の方法は画廊で購入することだと思います。(欲しい作品を入手することは結構大変ですが、価格的には圧倒的に安いです。) 様々な画廊に通って知識を吸収してから、自分が真に欲しい作品を決めて購入するぐらいの余裕がなければ、アートへの投資は考えないほうが良いでしょう。(それがまた楽しみなワケです。)

4月には「アートフェア東京2008」と「101東京」と言う2つの大きなアートフェアが同時に開催されます。興味のある方は、先ずは見物して見るのが良いと思います。(更に、この時期にはシンワアートのオークションも開催され、アート界の祭り状態になります。)

2008年03月23日

コモディティ急落

ベアスタの破綻を受けてスタートした先週の東京市場でしたが、案の上の爆下げ。節目と見ていた11979円を軽く割り込んで、終値は11788円。只、この日は円高も急進しており、ドル建てで見た日経平均はUS$121.43となり、かろうじて前回の底値US$121.21を切り下げることはありませんでした。

翌火曜日は当日夜の米ドル利下げ期待もあって、陽線を付けて11964円まで戻し。これがはらみ線となり、チャート的には底打ちのサイン。更に、夜の米ドル利下げが想定範囲の0.75%に抑えられたものの、市場は意外に好感しNYダウは急騰。

結局、日経平均は祝日を挟んで3連騰。所謂、赤三兵を作り、前週の終値を上回って引けました。振り返ってみると、大荒れに荒れたものの、株価も為替も行って来いの1週間と言う結果でした。またもや、素人が下手に動くと痛い目だけを見るという展開です..。

ところで、保有株で目立った動きをしたのが雪印乳業。何気に、この2週間で16%上昇しています。チャート的にはダブルボトムを付けて反発と言った所ですが、上昇の真因は良く判りません。円高メリット銘柄と言う着眼もありますがちょい弱い。テクニカル的に反発したところに、バター&チーズの値上げ発表が重なった結果と言うのが真相でしょうか?

一方、厳しいのがコモディティの急落。イースターの祝日で休場になる前に、コモディティのロングと株式のショートポジションが解消された結果だと思われますが、自分的にはコモディティの比率を上げていたこともあり、これは大打撃。しかも、急落が起きた水曜の晩は会社の送別会で飲んだくれてまして、相場を見ることもなく爆睡。そして翌朝ビックラ。orz コモディティはここまで騰がり続けて来ただけに、一旦調整すると底が見えない恐れもあり、ここは渋々ながら遅れたポジション縮小を断行しました。


..てな感じで先週のトレードですが、まず日本株に関しては既にフルインベストメント状態で動き様なし。恐らく、日経14000円を回復するまでは、このまま放置モードになりそうです。給料が出たら買い増しはするかも知れませんが..。

一方、海外の方はコモディティの急落も手伝って、ポジションの変更を実施。まず、週初に仕掛けを早まったFXIを処分。(尤も、この処分の方が早まった行動だったかも..。)

更に、コモディティの急落を受けて、DBA・DBCのポジションを約40%削減。ついでにMOOも25%削減。更に、コモディティ色が強く、BRICの中では強かったEWZもポジションを縮小。代わりに、ESDを少し買い増しし、ついでに石油関連株のベアETFのDUGを試し買いしてみています。只、処分した方がボリュームが大きく、久々にキャッシュポジションが生じています。

尚、今回のコモディティ関連のポジション調整ではゴールド関連には手をつけていません。ドル安のヘッジの意味も含めて、ゴールドのポジションは維持します。


でもって、今週の予定ですが、取り合えず日本株の方は放置モード継続。一方、海外の方は、様子を見ながらキャッシュポジションを再び減らして行きます。基本的には売り尽くされた感のある中国関連(FXI)を買い戻したい誘惑に駆られているのですが、チベットの一件があるのが微妙にいやらしい。

戻し基調の台湾も気になりますが、総統選終了後のマーケットの動きも見極めたい。インドは既にお腹一杯だし、ロシアとブラジルは石油関連で買い増すには早い感じ。う~ん、適当な振り向け先が見当たりません。単独市場ではシンガポール(EWS)辺りが候補でしょうか。台湾の比率が高いDEMかDGSって言うのも面白いかもしれません。

若しくは、エマージングから離れて久々に米国株を仕込む手も考えてます。ドル安メリットをテーマに米国の輸出企業を考えると、ハイテク系とか生活必需品系が浮かんできます。例えば、VGTとかVDC辺りが候補ですが、VGTは景気減速になると影響は避けられないので、VDCの方が手堅いかなと?

円建て保有銘柄(2008/3/21)

 ・「ブル2.5倍日本株ポートフォリオ」を買い下がり。
 ・東京カソードを処分して「貸金業バスケット」、「低PBRバスケット」を買い増し。
 ・「貸金業バスケット」から商工ローン2社を除外。


■ファンド

 - 三菱UFJ投信:外国株式インデックス *1
 - みずほ投信:みずほウェルズファーゴ・エマージング株式 *2
 - みずほ投信:みずほJ-REIT *2
 - DIAM:中国関連株オープン
 - 新光:新成長中国株式ファンド
 - HSBC:ブラジルオープン
 - AIG:新成長国ダブルプラス
 - 東京海上:エネルギー・食料関連ファンド
 - 日興:世界のサイフ
 - ブラックロック:グローバル・フレキシブル・バランス・ファンド *3
 - セゾン投信:バンガード・グローバル・バランス・ファンド *3
 - 大和証券投信:ブル2.5倍日本株ポートフォリオ
 
  *1: 三菱UFJ銀行のATMと振込み手数料無料化のために保有
  *2: みずほ銀行のATMと振込み手数料無料化の為に保有
  *3: 毎月積み立て


■個別銘柄

[長期ホールド]
 - 東芝(フラッシュメモリ・原子力)
 - JR東日本(電子マネー・駅中開発)
 - 任天堂(DS・Wii)
 - 雪印乳業(優先株償却)

[バリュー]
 - セガミメディクス(セイジョーと合併)

[バスケット運用]
 - 好配当銘柄バスケット(DNLトラッキング)
   日産自動車、ホンダ、野村HD、JFEHD、新日鉄、関西電力、大和証券
   九州電力、アステラス製薬、中部電力、第一三共、エーザイ
   神戸製鋼、東北電力、花王
   
 - 貸金業銘柄バスケット
   アコム、武富士、アイフル、プロミス、クレディセゾン、UFJニコス
   イオンクレジット、OMCカード

 - 1Q好決算銘柄バスケット
   島精機製作所、ダイキン工業、JUKI、グローリー、芝浦メカトロにクス
   スタンレー電気、富士フィルム、生化学工業、日野自動車、アイシン精機

 - 低PBR銘柄バスケット
   フルサト工業、ワキタ、スルガ、富士エレクトロニクス、杉本商事
   フジオーゼックス、NBC、サンコール、アロン化成、コンドーテック

[塩漬]
 - ジャストシステム(xfy)


■その他

[コモディティ]
 - 地金積立(田中貴金属・G&Pプランナー)

外貨建て保有銘柄(2008/3/21)

コモディティ市場の調整を受けて、偏重気味だった関連銘柄を縮小。
食料、エネルギー関連を落とす一方で、ゴールド関連は維持。
石油関連をショートしてみる。
急落に備えてアジア関連を減らしたが、そろそろ買い戻しても良いかも。

・FXI、PUA、EWS を処分。
・EWZ のポジションを縮小。
・EPI、GAF を買い下がり。
・DBA、MOO のポジションを縮小。
・DBBを処分。
・ESD、DBVを若干買い増し。
・DUGを試し買い。


■長期保有銘柄

[Unit Trust Fund]

- Fidelity ASEAN
- Fidelity Euro Balanced Fund
- Franklin Mutual European Fund
- Templeton Eastern Europe
- INVESCO Asia Infrastructure Fund
- HSBC Managed Growth Fund
- JF Philippine
- FWF India Focus Fund
- Shloder Select BRIC's Equity


■トレーディング銘柄

[中南米]
- iShares MSCI Brazil Index (EWZ)

[中国]
- 現在なし

[インド]
- iShares BSE SENSEX India Tracker (2836.hk)
- WisdomTree India Earnings Fund (EPI)

[東欧・ロシア]
- Lyxor ETF Russia (2831.hk)

[アジア・太平洋]
- 現在なし

[アフリカ・中東]
- SPDR S&P Emerging Middle East & Africa (GAF)

[新興国]
- Claymore/BNY BRIC ETF (EEB)
- WisdomTree Emerging Markets High Yielding Equity Fund (DEM)

[北米]
- ProShares Ultra Short Oil & Gas (DUG)

[西欧]
- 現在なし

[グローバル]
- 現在なし

[個別セクター]
- Market Vectors Gold Miners (GDX)
- Market Vectors Agribusiness ETF (MOO)

[REIT・不動産]
- 現在なし

[コモディティ]
- PowerShares DB Agric (DBA)
- PowerShares DB Commodity Index Tracking Fund (DBC)

[債券]
- Aberdeen Asia-Pacific Income Fund (FAX)
- Templeton Global Income Fund (GIM)
- PowerShares Emerging Markets Sovereign Debt Portfolio (PCY)
- Western Asset Emerging Markets Debt Fund (ESD)

[為替]
- PowerShares DB G10 Currency Harvest (DBV)

ポートフォリオ構成(2008/03/21現在)

PF20080321.gif

円高が進んだことを受けて、外株と外債の比率が相対的に低下しています。一時的にポジションを増やしていたコモディティは、直前に処分したため、先月と同じく5%の構成比率をキープする結果になりました。

2008年03月24日

さて何を仕込もうかと

久々にキャッシュポジが出来たのと、なんとなく株式相場もクリッピングポイントを回ったんジャマイカと思ったりして、ノー天気に今週仕込む銘柄を検討してました。

..で、先のエントリーの最後のところでも触れてますが、最終的に次の銘柄を候補に買い向かいたいと思います。

まず、筆頭候補はDGS。DEMと迷いましたが、エネルギーセクターが入っていないことを評価してDGSに軍配を上げることにしました。台湾が25%程度入っているのがポイント。

次がCAF。中国はチベット問題が気になりますが、A株なら外国からの批判の影響も少なかろうと判断しました。印紙税引き下げの噂も注目ですし、何よりDiscountが-30%もあるのはやはり魅力です。中国政府もこれだけ国内が荒れている中で、追加の引き締め策は出せないのでは無いかと思ったり。

押さえは米国の生活必需品セクタで、UGEをマークします。ボラが小さいディフェンシブセクタなので、ブルETFでレバを掛けることを考えます。

後は、DBCのポジションを減らして、DUGを買い増すかもしれません。

2008年03月31日

アジアが何気に強かった

時間が無いので、市場全体のおさらいは割愛して、先週のトレードの記録と今週の計画を記録しておきます。

まず、先週の日本株式は予定通り売り買い無し。アジア全体が何気に堅調ですが、放置モードは継続です。取り合えず、日経平均13500円までは静観の予定。

海外の方はコモディティのポジションを落として出来たキャッシュで、予定通りDGSとCAFを購入。結果的に、CAFは月曜日の安値から金曜日の終値で比較して約18%の急騰となり大成功。

一方、DGSの方は月曜日にはGUスタートで、そのまま安いところは無く、結局トントンで終了。台湾株の上昇が止まったのが足を引っ張ってます。

その台湾株はと言うと、月曜日にGUしたものの結局そこが天井。月曜日に開けた窓を1週間掛けて埋める形になってます。そこで、計画には無かったのですが、金曜日にEWTの打診買いをしてみました。このまま下げ止まらず、US$15を付ける様なら更に押し目買いを入れる予定です。EWTはPERが11.25倍とファンダメンタル的にも良好であるのと、政権の交代で経済重視の政策が取られるであろうことを考えれば、中国株・香港株よりもポジションを取り易い気もします。

またコモディティに関してはDBCのポジションを更に減らして、その資金でDUGをナンピン買いしています。原油価格が予想外に強いのにヤラレてますが、この価格帯から石油セクタの株価が上昇することは無いと思ってます。チャートを見ていると+20%位取れそうな気がするんですが、如何でしょう..。
後は、DGUと同じ戦略でSMNも良いかと考えています。


以上を受けて、今週の予定としてはEWTの続落を待って買い増しを考えます。US$15を割ってくれると仕掛け易いのですが、さてどうなるか。また、DGSも下落を待って買い増したいと思います。US$42を目処にします。

一方、1週間で急騰したCAFは利益確定するかもしれません。-30%在ったディスカウントも現在は-19%台まで解消して来ています。ディスカウントが-15%を割る辺りが利益確定のタイミングかもしれません。出来ればUS$45位まで行けると良いのですが。


ところで、週末に新規上場したTHD(タイ株のETF)に注目しているのですが、初日の取引量が少なすぎました。この程度の取引量しか出ないならば、現状ではディスカウントが約-13%あるTTFやTFの方が魅力的に思えます。何れにしても、もう少し取引状況の推移を見て見たいと思います。

むしろ、週末に組成されたETFの中では、EIS(イスラエル株のETF)の方が好調でした。初日の取引量は25300株あり、ソコソコの水準です。これまでイスラエルへの投資を考える場合、CEFであるISLを使用するのが手でしたが、これはプレミアムが17.3%もあって扱い難い状況でした。EISの方で妙なプレミアムが乗らない様なら、新たに手がけてみるのも面白いかもしれません。

ちなみに、ISLは17%ものプレミアムが乗っているにも関わらず、そのPERは5.07倍しかありません。と言うことは、プレミアムが剥げたら、本来のPERは約4.2倍です。地政学的リスクが膨大とは言え、株価的には相当割安な水準です。バフェットが注目してるって言うのも頷けます。

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