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コモディティ急落

ベアスタの破綻を受けてスタートした先週の東京市場でしたが、案の上の爆下げ。節目と見ていた11979円を軽く割り込んで、終値は11788円。只、この日は円高も急進しており、ドル建てで見た日経平均はUS$121.43となり、かろうじて前回の底値US$121.21を切り下げることはありませんでした。

翌火曜日は当日夜の米ドル利下げ期待もあって、陽線を付けて11964円まで戻し。これがはらみ線となり、チャート的には底打ちのサイン。更に、夜の米ドル利下げが想定範囲の0.75%に抑えられたものの、市場は意外に好感しNYダウは急騰。

結局、日経平均は祝日を挟んで3連騰。所謂、赤三兵を作り、前週の終値を上回って引けました。振り返ってみると、大荒れに荒れたものの、株価も為替も行って来いの1週間と言う結果でした。またもや、素人が下手に動くと痛い目だけを見るという展開です..。

ところで、保有株で目立った動きをしたのが雪印乳業。何気に、この2週間で16%上昇しています。チャート的にはダブルボトムを付けて反発と言った所ですが、上昇の真因は良く判りません。円高メリット銘柄と言う着眼もありますがちょい弱い。テクニカル的に反発したところに、バター&チーズの値上げ発表が重なった結果と言うのが真相でしょうか?

一方、厳しいのがコモディティの急落。イースターの祝日で休場になる前に、コモディティのロングと株式のショートポジションが解消された結果だと思われますが、自分的にはコモディティの比率を上げていたこともあり、これは大打撃。しかも、急落が起きた水曜の晩は会社の送別会で飲んだくれてまして、相場を見ることもなく爆睡。そして翌朝ビックラ。orz コモディティはここまで騰がり続けて来ただけに、一旦調整すると底が見えない恐れもあり、ここは渋々ながら遅れたポジション縮小を断行しました。


..てな感じで先週のトレードですが、まず日本株に関しては既にフルインベストメント状態で動き様なし。恐らく、日経14000円を回復するまでは、このまま放置モードになりそうです。給料が出たら買い増しはするかも知れませんが..。

一方、海外の方はコモディティの急落も手伝って、ポジションの変更を実施。まず、週初に仕掛けを早まったFXIを処分。(尤も、この処分の方が早まった行動だったかも..。)

更に、コモディティの急落を受けて、DBA・DBCのポジションを約40%削減。ついでにMOOも25%削減。更に、コモディティ色が強く、BRICの中では強かったEWZもポジションを縮小。代わりに、ESDを少し買い増しし、ついでに石油関連株のベアETFのDUGを試し買いしてみています。只、処分した方がボリュームが大きく、久々にキャッシュポジションが生じています。

尚、今回のコモディティ関連のポジション調整ではゴールド関連には手をつけていません。ドル安のヘッジの意味も含めて、ゴールドのポジションは維持します。


でもって、今週の予定ですが、取り合えず日本株の方は放置モード継続。一方、海外の方は、様子を見ながらキャッシュポジションを再び減らして行きます。基本的には売り尽くされた感のある中国関連(FXI)を買い戻したい誘惑に駆られているのですが、チベットの一件があるのが微妙にいやらしい。

戻し基調の台湾も気になりますが、総統選終了後のマーケットの動きも見極めたい。インドは既にお腹一杯だし、ロシアとブラジルは石油関連で買い増すには早い感じ。う~ん、適当な振り向け先が見当たりません。単独市場ではシンガポール(EWS)辺りが候補でしょうか。台湾の比率が高いDEMかDGSって言うのも面白いかもしれません。

若しくは、エマージングから離れて久々に米国株を仕込む手も考えてます。ドル安メリットをテーマに米国の輸出企業を考えると、ハイテク系とか生活必需品系が浮かんできます。例えば、VGTとかVDC辺りが候補ですが、VGTは景気減速になると影響は避けられないので、VDCの方が手堅いかなと?

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2008年03月23日 04:15に投稿されたエントリーのページです。

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