先に運用を精算した「1Q上方修正銘柄バスケット」に代え、これを「グロース系銘柄バスケット」として再構築することを考えます。
「1Q上方修正銘柄バスケット」としては、島精機製作所・ダイキン工業・JUKI・グローリー・スタンレー電気・富士フィルム・生化学工業・日野自動車・アイシン精機・コニカミノルタの10銘柄で構成して来ましたが、現在は、島精機製作所・JUKI・生化学工業・日野自動車・コニカミノルタの5銘柄を損切りし、残りの5銘柄を継続ホールドしています。これに対し、新たに5銘柄を加えて、新規のバスケットとして運用しようと言うのが今回の計画。
バスケットのネーミングは「グロース系銘柄バスケット」としましたが、実際の所、グロースの定義というのはハッキリしません。バリューじゃない銘柄をグロースとする向きもありますが、それではグロースにとって、あまりに不利な話です。
株価が割安な銘柄をバリュー、割高だけど成長力の高い銘柄をグロースとも言われますが、それでは、"割安で成長力の高い銘柄"はバリュー銘柄であって、グロース銘柄では無いのか..? 流石にこれはグロースに不利過ぎです。
..と言うワケで、ここでのバスケットの銘柄選定の基準は次の通りとすることにします。
・増収増益基調であること。
・他社に対する差別的な技術/優位性を有すること。
(若しくは今年の投資テーマに合致すること。)
・東証1部銘柄であること。
・出来れば世界的なシェアを有していること。
・PBRの水準は問わない。
・PERは出来れば低い方が良い。
(ここ1年で不当に売り叩かれている銘柄が望ましい。)
これを踏まえて、バスケットに新規追加する5銘柄を次の通りに選定しました。
- 大阪チタニウムテクノロジーズ(金属チタン世界1位)
- アサヒプリテックス(貴金属リサイクル)
- 日本電波工業(水晶デバイス世界2位)
- 太陽インキ製造(プリント板レジストインキ国内1位)
- 日本触媒(アクリル酸・高吸水性樹脂で世界1位)
ついでに、既存の5銘柄をホールドする根拠も以下に整理。
- ダイキン工業(エアコン世界2位、エコキュート)
- グローリー(硬貨/紙幣処理機、タスポ)
- スタンレー電気(LED照明)
- 富士フィルムHD(事業拡大、M&A)
- アイシン精機(AT世界1位)
全体構成として見るとセクターの偏りが感じられますが、銘柄選定基準上から止むを得ないと判断します。