「先物取引への監視が強まる」ってなニュースが流れたとたんに原油の調整が始まり、追い討ちを掛ける様に食料サミットが始まって、穀物相場も下落。
こうなると、商品に逃避していた米国発のジャブジャブ資金が行き所を失うわけで、行き着いている先がどうも日本株っぽい雰囲気。米国はリーマンを始めとして金融機関がまだまだ怪しい雰囲気ですし、アジアはベトナム発の通貨危機の気配があって、外貨準備高の低い小国には投資し難い。かといって、通貨が磐石な中国はミニバブルの調整から脱していない。好調だったブラジルとロシアも原油が下がれば流石に調整。欧州はユーロが高すぎだし、インフレ懸念も払拭できない。
う~ん、投資先が無い..。となると消去法で日本株と言う事なんでしょう。確かに、多少のインフレならカモン状態の日本はこの状況には適しているかもしれません。それに、必要以上に売り込まれていた銘柄が結構有りますし。
そういう訳なのか、保有株が好調に騰がってきていまして、特にここ数日は、雪印とココカラファインHDが高騰を続けて来ています。まぁ、どっちらの銘柄も、騰がったとは言え、まだまだ安いとは思うのですが..。
更に、MUFGに連動した株価推移となっているUFJニコスが、高騰するメガバンにつられて上昇中。すでにその他金融セクタの動きとは違った動きになっていることもあり、少し様子を見つつ利益確定することを考えます。
逆にイマイチ冴えないのが海外の新興国市場。やはり、通貨危機の懸念が重石になってる気配。先週はこれがイヤでJF Philippineを処分したのですが、今週はGAFを一旦処分することにしました。南アも通貨は不安定ですし、中東も原油の下落で一旦は調整モードと言うことで、処分決定。結構、長い間保有してましたが、結局トントンのままの処分となってしまいました。
..でもって、GAFの代わりとしてはPowerShares DWA Dev Mrkts Technical Ldrs (PIZ)を仕込んでいます。取り敢えず、Emarging CountryからDeveloped Countryに微妙にシフトさせました。
あと、昨晩強烈に下落したMBIを寄り付きで仕込んでみました。基本的に海外の個別株は買わないのですが、1年で1/10以下に下がったその笑うばかりの下がりっぷりに感銘し、倒産して全てスッても構わない程度の資金で買いを入れました。まぁ、倒産さえしなければ、10倍に戻ることもあるのではないかと..。日本ではみずほ銀行だって黄泉帰りしたワケで、宝くじを買うよりは期待値は高いと思ってます。