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「好配当株バスケット」をリバランス

イートレのS株を利用して、バスケット運用を行っている「好配当株バスケット」ですが、これは元々「WisdomTree Japan High-Yielding Equity Fund(DNL)」の様な配当率ベースのポートフォリオ運用が日本でも出来ないかと考えてのものでした。(日本好配当株バスケット投資

そして、このトラッキング元であるDNLのポートフォリオ構成が6月末~7月に掛けて変更されています。目立った変更ポイントは以下の通り。

 ・新日鉄、JFEHDと言った鉄鋼がランクアウト。
 ・野村、大和の証券セクタもランクアウト。
 ・06年に存在し、07年に一旦ランクアウトした、トヨタ・武田・東電が復活。
 ・自動車、製薬、電力を中心とした比較的ディフェンシブな構成になった。


さて、ここで本バスケット運用の07年度の成績を以下にまとめておきます。

まず、ポートフォリオ構成が変更されたのが07年6月末で、そこから1年間一定のポートフォリオが維持されてきました。ここでは2007/6/25~2008/6/27の間で調査すると、この間のバスケットの騰落率は-26.3%。これに配当金分を加味すると-24.36%。..と、何れにしても大幅なマイナスに終わっています。

一方、同期間の「日経225連動型上場投資信託(1321)」の騰落率は-24.47%で、配当金を含めると-23.83%。同様に「TOPIX連動型上場投資信託(1306)」の騰落率は-24.37%と-23.48%。

以上より、大差は無いものの、ETFに劣る結果になっています。(下手な小細工せずにETFを買っておくのが07年については正解でした。)


ところで、上記の1321と1306については信託報酬込みの成績になります。ならば、この分も加味して比較するのが本来の姿。では、バスケット運用の運用費とは何かと言うと、それはリバランスに要するコストになります。今回リバランスを実施しましたが、実際に売買したのはポートフォリオ全体の約50%。そして、E-Trade証券のS株の取引コストが0.6%ですから、往復で1.2%。即ち、全体では1.2%×50%=0.6%が今回のリバランスに要したコストとなります。これがファンドの信託報酬に相当する訳ですから、コスト評価としては、一般のインデックスファンド並みのコストで、ETFのコストに対しては大きく見劣りすると言う事になります。

以上より、運用コストがETFより高くて、成績も及ばないのであれば、手間隙掛けてバスケット運用する価値も無い訳で、今年こそはなんとかETFを上回る成績を残してくれることを切に望みたい所です。(注:ETFに比して議決権が得られると言う特典は一応あります。)

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コメント (1)

ぽんた:

こんにちは
先日は丁寧なお答えありがとうございました。お礼が遅くなり恐縮です。
早速楽天で調べてみました。価格は下落気味ですね。チャンスなのかと監視しています。
自分の勉強不足を棚に上げて言うのもなんですが、マッキーさんの様々な投資先を拝見して関心しています。是非参考にさせていただこうと思っています。

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2008年07月07日 01:05に投稿されたエントリーのページです。

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