月末でドレッシング
いつ底が抜けるのかと戦々恐々の日本市場ですが、先週は意外にも踏み留まってくれました。最終的には週末に大きく反発して13000円台を久々に回復しています。只、これって正直、月末のドレッシング買いの気配が強い気がします。実際、先週のCMEの終値は12910円ですし、月曜日のNYが休場であることも考えると、週明けは再び13000円割れからのスタートは覚悟です。
しかし、なんだかんだ言って日経平均はヨコヨコを続けているワケですが、自分の日本株のポートフォリオは下落傾向が続いています。これって、セクターの転換が進んでいる中で、自分のポートフォリオがついて行けて無いって言う証左なんでしょう。特に、東芝・雪印・ココカラHDと言った、長期保有銘柄が冴えないのが厳しいです。尤も、この冴えない一段の一翼を担っていた任天堂だけは、週末に上方修正を発表してストップ高を記録してくれました。なんとか、任天堂とJR東にはポートフォリオの中心銘柄として踏ん張って貰いたいところです。
一方、海外の方は荒っぽい展開が続いています。注目の商品相場は意外とおとなしい動きでしたが、今週は金融セクタが動きました。ポイントはFREとFNMの動きで、この政府系金融機関への公的資金注入の観測が後退したことで、大幅な反発を記録しました。更に、MBIは大型の保険案件を獲得したことで、見直し買いが入り水準訂正が起きています。
そんな中で、先週のトレードですが、相変わらず日本株はノートレード継続です。もう少し下げてくれれば買いに回ろうと思うのですが今の水準だとちょっと動きようがありません。
逆に、海外の方は色々と売り買いを続けています。まず、MBIに続く2匹目のドジョウを狙って、FREとFNMに飛びつき買いを行いました。実際、水曜日に仕込んで木曜日には大きく含み益が出ましたが、週末の戻り売りで、結局トントンで終了。まぁ、MBIの利益分程度でしか仕込んでいませんので、気楽にホールドしてみます。あと、これにはFREとFNMの2社ともに潰れることは無いと言う読みも有ります。仮に1社が潰れても、もう1社が残れば、投資的にはプラスになると踏んでいます。「大きすぎて潰せない」に掛けてみたいと思います。
その他としては、PIZを全て損切りして、代わりにQIDを仕込みました。これで、米国株のベアはSRS, SMN, QIDの3種になりました。
最後に、商品関連はゴールドも原油もロング継続です。原油については110ドルを割ったら損切りの腹積もりでしたが、一旦は120ドルを回復するなど、強い展開を見せました。実際、週足は2週続けて陽線を引いています。メキシコ湾にはハリケーンが近づいていますし、今週も原油が底堅く推移すれば、一旦は戻りを試す展開になると予想しています。あと、ゴールドのほうも2週連続の陽線でした。とりあえず、3週連続の陽線に期待します。