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口座管理 アーカイブ

2007年01月21日

HSBC Offshore:口座維持費ルールを変更①

昨年末にHSBC Offshore支店の口座維持費について、課金ルールの変更が告知されました。

で、その条件が次のようなもので、これが厳しい..。

 ・口座維持費: 毎月£20
 ・無料化条件: 全口座合算で残高が£25000(または等価通貨)以上

従来はUSD10000あれば、口座維持費は課せられなかったのですが、どうやら小口口座の一掃に乗り出した気配があります。私のような零細投資家にはこの条件はクリアできません。このままでは、口座の閉鎖を覚悟する必要があります。(だって、£25000もキャッシュで寝かしてる余裕はないです。)

更に、無料化の条件はいくつかあるのですが、現実的に可能性があるのは
 ・投資を行っていること
の条件をクリアすること。

しかし、そもそもの問題は過去に投資口座が開けなかったことで、その為、単なる外貨預金口座に成り下がっていたと言う経緯がありました。まず、なぜ投資口座を開けなかったかを振り返ると、

 ・webから普通に投資口座の資料を取り寄せようとすると、「日本人には日本国の法律で投資の勧誘をすることが出来ないので、資料は送れません。」と言われてしまう。
 ・そこでへこたれず、「日本国が禁止してるのは投資の勧誘とアドバイス。私はアドバイスは不要だから口座開設のアプリケーションだけを送って欲しい」と粘る。
 ・すると、web上からアプリケーションフォームを落とすように指示されたが、今度はwebサイトがエラーを出してきて、ダウンロードに進めない。

そんなこんなで、色々と粘ったのですが遂に根負けしてしまい、HSBC Offshoreに投資口座を開くことを断念してしまいました。(その後、HSBC HongKongに口座開設しオフショアファンドの買い付けも可能となりました。)

そもそも、HSBC Offshore とやり取りしていて困ったのが、メールのやり取り。セキュリティの為、ログインしてからメッセージセンターを使うのですが、文章によってなのか、ブラウザがハングアップして連絡が取れなくなってしまうことが何度かありました。これが致命傷で、意思の疎通が十分に出来ませんでした。

さて今回は、一度は断念した投資口座の開設に、再度トライしなければならなくなりました。実は現状も、予想通り色々とトラブルが発生して思うように進んでいないのですが、その経過を記録して行きたいと思います。

2007年01月25日

HSBC Offshore:口座維持費ルールを変更②

改めて、時系列に整理。

1.2006年・12月中旬、HSBC OffshoreのWebサイトを眺めていると、妙な注意書きを発見。口座維持費を無料にする条件が変更されることに気づく。このとき、何故か計算を間違えて、月々の費用を500円程度と誤解。(HSBC HongKongの維持費が頭にあったせいかも。)

2.HSBC Offshoreよりブックレットが届く。これを改めて読んで、1桁間違えたことに気づき、焦る。残高確保以外に、口座維持費を無料にする方策を探り、投資口座を開けば許して貰えることを悟る。

3.口座維持費をタダにする為に、改めて投資口座を開くべくアクションを開始。WebサイトのトップページからInvestmentのセクションへ進み、US Index Fundの項を選択。更に、infoへ進んで資料の請求を試みるが、ここでブラウザにエラーが発生。(これが、過去にも発生したトラブル。)

4.サイト中を探っていると、資料の郵送請求の様なコーナーに遭遇。「投資口座の開設用紙を送ってね」と連絡。

5.暫くすると、郵便が届いたが、「日本には投資用の資料は送れません」と言ったつれない返事。(まぁ、この結果はある程度予想はしていました。)

6.やはり正攻法で行くしかないと考え、ログイン後に使えるメッセージセンターから、状況を連絡。しかし、ここから不毛のやり取りが続くことに..。

7.メールのやり取りの経過

  私:投資口座を開きたいんだけど。Webサイトの調子が悪いみたいなので
    口座開設資料を送ってね。
  銀:ごめんなさい。日本には投資資料は送れません。
  私:投資アドバイスは求めてません。口座を開きたいだけ。これならば
    日本の法律には触れないので問題ないはず。
  銀:了解。このリンクから進んでダウンロードして下さい。
  私:だから、そのリンクから先に進むとエラーになるって言ってるの。
    申し込み用紙にダイレクトリンクするURLを教えてね。
  銀:では、こっちのアドレスから落として。
  
    ここで新たなURLを試してみるも、何故かトップページに戻ってしまう。
    
  私:教えられたリンクに繋いでも、トップページに戻ってしまってファイ
    ルにたどり着けないです。
  銀:貴方は何のファイルをダウンロードしたいの?
  私:だから、投資口座開設の申し込み用紙。
  銀:ならばこのリンクから落としてね。
  
    ここで教えられたのが、一般のエラーになってしまうページへのリンク。
    完全にやりとりがループしてしまってます。orz


8.じつはこの間のやり取りも、あまりスマートではなくて、意思の疎通が充分に出来ていない感じでした。これには、私の英語力の問題もあるのですが、最大の問題点は、銀行側の対応者が個人では無く、カスタマーセンターの誰かが、順次返事をしている点にあります。その為、リプライで返事をしているにも関わらず、過去の経緯を確認せずに、直近で書かれている内容だけ見て軽い返事を返しきます。なので、返事は翌日には届くのですが、実の無いやり取りが続く傾向があります。伝言ゲームのように話の内容がボケて来ます。

9.メールのやりとりに疲れたのと、腹が立って来たこともあり、最後に、「返事を書く前に、過去のメールを全て読んでくれ!」と強く書いたところ、ここで手ごたえあり。返事として、初めて個人名での回答が届きました。

10.初めてまともな担当者を捕まえたかも。メールの返事は「これまでの経緯をもう一度説明して欲しい」と言う物でしたので、これで最後のつもりで、こちらの要望を詳細に記述して返信。

11.すると、これまでは翌日に届いていた返事が来ない..。来ない..。流石にもう、口座の放棄も覚悟した一週間後、返事が届きました。曰く、「所用で返事できないで申し訳ない。事情は判りましたが、申し込み用紙はWebからの手続きを経てダウンロードして貰う規約になっていて、これは曲げられない。エラーの内容によって、不具合を対処させるので、エラーの状況を詳細に教えて欲しい。」とのこと。

12.じゃ、「もう一度試して、エラー状況のレポートをしてあげようか」と試した所、エラーが出ないっ!あれだけ試してダメだったものが何故か今はエラーになりません。(なんとなく、微妙にサイトの作りが変わった様な気がしないでもない。)

13.結局、大山鳴動ねずみ一匹。あっさりと申し込み用紙がダウンロードできてしまいました。この1ヶ月は何だったのか..。


とにもかくにも、申し込み用紙はゲットできました。本案件は状況変化がありしだい逐次、継続レポートします。


補足:一応、私は電気系の技術者なので、インターネットについてもずぶの素人じゃないつもりです。キャッシュを全て消してみたり、言語モードを変て試したり、ブラウザをIEから別に変えてみたり、思いつくことは大抵試しましたがダメでした。違うPC×5台位試しましたし...。

 

2007年02月02日

HSBC Offshore:口座維持費ルールを変更③

申請用紙のダウンロードを完了し概ね記入完了。口座開設後の資金の振り込みを電信で行う場合に、振込み元の銀行口座を連絡するシートが1枚あるんだけど、そもそも HSBC Offshore に銀行口座を持っている場合には不要な気がしないでもない。

..とは思ったものの、勝手に書類を減らして受け付けられないのも困るし、口座への入金が確認されて始めて口座にアクセスできるシステムの可能性もある。ここは、無駄でも資料を作成することに。

..で、あとは認証用の書類としてパスポートとバンクステートメントを用意すれば準備完了なんだけど、その前に、件のパスポート認証とサイン認証の作業が必要になる。(ステートメントは本物を送ってしまえば良いので、コピーの認証は不要。)

認証には毎回HSBC東京支店の認証サービスを利用させてもらっており、今回もお願いする予定でいました。そこで、サービスを受けるには事前予約が必要なことから、連絡先電話番号を調べようと、HSBC東京支店のサイトを見たんだけど、認証サービスの記述がない!サイトの構造が変わったのかとも思い、隅から隅まで探しても、やはり無い!

最後に、よくある質問のセクションに衝撃の記述を発見。


 Q.HSBC東京支店では、海外支店の口座開設に関して一切の海外のHSBCで
   口座開設するために、パスポートや本人確認書類、サインの認証はで
   きますか?
   
 A.日本の制度上の規定で、書類やサインの認証等、海外支店での口座開設
   に関するお手続きはさせていただけません。
   海外口座の開設に関しましては、開設をご希望される支店へ直接ご連絡
   してご確認ください。

ぐはっ。ここにも政府の横槍が入るとは..。日本国政府はなんとしてでも、国民に海外口座を開く道を閉ざしたいらしい。

こういう風であると、今現在開設できている海外口座は大切にする必要がある様に思い直しました。今回の維持費変更で、一旦は offshore支店の口座を閉じることも止む無しと考えたこともありましたが、最開設が難しくなるならば、維持費を払ってでも維持する方向で対応を考える気になりました。

取り合えず、(ちょっと費用が掛かりますが)認証作業を受けてくれる行政書士さんを探して、認証をしてもらうことを考えます。

(更に続く...。)

2007年06月10日

口座維持費ルールを変更④

すっかり更新を放置してたこのエントリー。実は一応の決着が自分の中では付いてました。

先ず、ここまでの流れを整理すると..。

 ・今年に入ってHSBC Offshore支店の口座維持費の無料化条件がハードルアップ。
  更に口座維持費もメチャメチャアップ。
 ・外貨預金だけで条件クリアしようとすると全体のアセットアロケーションが崩れてしまう。
 ・投資口座を開けば維持費は無料になるので、投資口座を開くことを画策。
 ・HSBC Offshoreのサイトと我が家の相性が悪く、トラブル発生。解決すべくメールでやりとり
  するも、なかなか拉致があかず..。
 ・なんとかクリアして、アプリケーションを作成。サイン認証をHSBC東京支店に頼もうとしたら、
  認証サービスを東京支店は止めてしまっていた。

..と、これが前回までの話の流れ。

さて、その続きですが、サイン認証をしてくれる第三者機関を捜索。この種の書類を郵送で見知らぬ事業体に送って認証してもらうのも嫌なので、直接足を運べる範囲で、受けてもらえる所をネットで捜索しました。そしてなんとか、いけそうな所を横浜で1つ発見。

..で、早速見積もりをお願いしたところ、これがもう高くて、びっくら。ジョイント口座なので認証箇所も通常の2倍あるのですが、総費用はなんと27600円也。ちょこちょこっとサインするだけで、この値段とは正に言い値そのもの。(こんなに美味しい商売なら、自分で行政書士の資格をとってみようかと、まじめに考えましたヨ。)

更に、直接事務所に行くのはダメで、全て郵送のみとのこと。こう言われてしまうと、「事務所なんて形だけの営業体制なんじゃない?」と穿った見方も出てくるわけで、余計に心配に..。

金額的にも納得は行きませんでしたが、それ以上にその他の諸々の部分が気に掛かり、取り合えずこの業者さんは見送り決定。その後、忙しかったこともあり、本件はしばし放置モードに。

ところで、HSBC Offshoreの口座は全て定期預金口座に入金しており、セービングアカウントには残高がありませんでした。つまり、口座維持費を避けるために資金を他支店に移動するにしても満期を待たなければならない状況でした。逆に、セービングアカウントに残高が無い状態で、HSBCは口座維持費を引いてくるのかにも興味がある所。もし引かれるなら、セービングアカウントの残高がマイナスになって行く筈です。

..と言うことで、暫く口座を監視していのですが、残高がマイナスになる気配は一向にありません。その後、良く見ると、僅かに利子で残っていた数ドルが口座維持費として引かれているのに気付きました。これって、「残高があると引かれるけど、ゼロにしておけば引かれないってことジャマイカ?」

それならば、話は簡単。常に定期預金口座に全額を突っ込んでおいて、セービングアカウントに残高を残さなければ問題なし。最後に注意すべきは満期のときにまとめて引かれないようにすること。恐らく維持費の引き落としは月末などの決まった日付に行われるとだろうから、満期になったら直ぐに、定期口座に入れ直してあげれば大丈夫でしょうと。

てなわけで、けっこう姑息な結果に落ち着いたのですが、ゴミ投資家らしく、無駄なコストの発生は回避できてラッキーでした。まぁ、数年したら維持費無料になるくらいの資産を預けますんで、HSBCさんにはもう少し我慢してもらおうと思います。 笑

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