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2007年01月05日

NY原油続落

初日から乱高下したUS市場。特に派手に調整した原油(USO)と金(GLD)ですが、今日も続落中。とりわけ原油チャートのヘタリ方は危うい感じで、直近の抵抗線を大きく割り込む結果に。こうなるともう一段安も充分にありそう。手持ちのUSOを監視分を残して処分。

一方の金(GLD)は下げ止まりの気配。なんとかこの辺りで踏ん張って欲しいところ。米ドルが強いうちは金は弱含むとは思うけど、米ドルもここらで頭打ちのハズなので、GLDは一定量ホールドしておきたい。

加えて今日は、中国を筆頭にエマージング株が調整中。年末にかけて騰がりまくったので自然といえば自然な調整ではあるが、油断するとドカンと来るのがエマージングストックなので、油断は出来ない。只、相変わらずASEAN諸国の値動きは堅調。雑誌ではベトナムが話題だが、マレーシア(EWM)・シンガポール(EWS)等は着実に右肩上がりを続けている。投資自体が難しいベトナムより、ETFが設定されているマレーシア・シンガポールに投資した方が、出口の確保が出来る分だ安全だと思うのだが、如何でしょう?

東南アジアの中では、唯一、テロの発生したタイ株が続落中。只、事件で売られてはいるものの、チャート的にはここらは買い時な気がしてならない。TTFが$10を付けるなら買って見たい。

昨日から、グーグル(GOOG)の動きに変化の兆しあり。500を付けてから調整を続けてきたが、そろそろ買い戻しの時期かも?すこしだけ打診買いしてみました。

2007年01月06日

いやな感じ

NYは今日も軟調。ダウ・ナスの下落は1%程度なので然して気になるものではないが、エマージング諸国の株価が昨日に続いて派手に反落中。日中は、香港・シンガポール・インドのマーケットが値を保っていたこともあり、NYの大崩は無いかと思いきや、今日も下げが止まりません。

中国・東欧・南米は特に酷く、FXIは昨日から10%程度の下落幅。一方、東南アジアはまちまちで、インドネシアとタイが酷く、シンガポールとマレーシアはまだ耐えている状況。なんとなく、世界的な資金移動が開始されている用で不気味です。短期調整で済めばよいのですが、昨年の5月の再来とならないことを祈るのみ。(原油の下落が何かの引き金を引いたのは間違いないでしょう。為替も乱高下していて判断が難しいです..。)

..とはいえ、手をこまねいても居られないので、スイングトレード分のストックをリバランス。ブラジル(EWZ)を1/2に減らし、南ア(EZA)は全て処分。東南アジア系もトータルで30%程度を現金化。中国(FXI)とインドネシア(IF)は逃げ損ねました。既に10%程度調整しており、もはや慌てて売れるタイミングでもありません。ホールドしてリバウンドを待つことにします。
その一方で、底値と見たタイ(TTF)を$9.8で仕込みました。また、昨日騰げて今日も地合の中で粘りが感じられるグーグル(GOOG)を買い益してます。

今日はコモディティも株も債券もダメ。こうも逃げ場が無いとお手上げです。今日は下げてますが、欧州株(EZU)辺りに避難するのが正解かもしれません。

月曜日には落ち着いてくれると良いのですが、こんな状態が続いていると、火曜日の日経が悲惨なことになりそうです。

利下げ後退懸念

今日の報道を見ると、昨晩のNYの下げの理由は、「雇用統計が予想を上回ったことから、契機の底堅さが認識され、結果利下げが遠のいたことを嫌気した売り」と認識されている様です。

そもそも、NYが近々の利下げを織り込んでいたとも思えず、然程のサプライズでも無いでしょう。まさか、FRBが利上げを考えているとまでも思わないでしょうし、その点では、最終的にダウ-0.66%・ナス-0.78%と大幅な下落とならなかった点も納得が行きます。

利下げが遠のいた→ドル高継続で、一瞬、円高に振れたドル円も円安に戻りました。金の下げもドル高の認識を受けたものでしょう。
問題は、エマージング株の一斉調整の理由がはっきりしないこと。今回の下げは、一昨日から始まっており、昨日の雇用統計とは直接関係は無し。ドル高継続→対外投資縮小と言う読みでしょうか?そうなると、日本株も週明けから売られるかもしれません。EWJも-2.6%と下げており気がかりです。

こうしてみると、資源安、地政学的リスクの増大、過熱感からの調整危惧、とエマージング株にとっての悪材料が一気に噴出した感じです。

2007年01月09日

とりあえず下げ止まり

ここまでの所、先週より始まった新興国株式の下落は下げ止まりの様相。ダウ・ナスが一進一退の中、中国(FXI)は+2%程度の戻り歩調を示しています。只、勢いの差はまちまちで、ブラジル(EWZ)は+1%程度で寄り付いた後、失速気味となっています。ASEAN諸国は概ね±0%近辺ですが、タイだけは続落中。先週の買い仕掛けは、どうやら早まった模様です..。

このまま推移すれば、CMEのNIKKEI225やEWJの株価を見る限り、明日の日本市場は先週の終値近辺でスタートしそうですが、その後どちらに振れるかはさっぱり読めません。只、どちらかと言うと、若干、円高気配なので軟調に推移しそうな気がします。

2007年01月11日

エマージング株が下げ止まりません

昨晩より再び下落に転じたエマージング株が下げ止まる気配を見せません。比較的底堅かった東南アジアの株も今日は大きく下落に転じました。

急激に騰げた分の調整と言えば簡単ですが、あまりに同時発生で気に入りません。昨年の5月を髣髴させる展開です。あの時は、どこぞのヘッジファンドが天然ガスのディールに失敗して破綻したのがキッカケだったと後に判明しましたが、今回も原油の下落でどこかのヘッジファンドがコケたのかもしれません。で、利の乗っているエマージング株で補填したとか..?

とにもかくにも、原因は不明ですがこの下げはもはや一定額下げるまで止まりそうもありません。最も急騰していた中国株あたりだと、-20%辺りまで下げることになるんじゃないかと思ってます。

取り合えず、中国、南米、南アのエマージング株はトレーディング用に所有している分の大半を処分しました。(インドネシアとタイは売り損ねたので、仕方なくホールド。シンガポールとマレーシアは然して下げていないので、逆指値だけ入れて何時でも降りられる用にしてあります。)

そこで、今度は売却金の振り向け先に苦慮するところですが、コモディティは全滅だし、欧州もユーロが対ドルで下げているので買い難い。で、やはりここは米国株が安泰だろうと思い、アップル・グーグルの好調を受けてXLKを買ってみました。あと、何気に底堅い住宅関連でVNQも買いましています。

あとは、対米ドルで割安なのは日本円くらいだろうと言う事で、ADRでみずほ銀行(MFG)を買いました。みずほ銀行は今日こそ東証で下げましたが、内容的には割安なので、当面↑を見ると予想します。
IIJはチャートこそ良かったのですが、失速して再び25日線まで戻ってしまいました。とは言え、これも上昇トレンドは変わらないので、TOPIX組み入れに向けて騰げてくれることを期待しています。(明日の東証では反発する予感がします。)


2007年01月14日

海外の調整も一段落

今日のNYは米ドル高を受けて好調な出だし。エマージング株の急落にも完全に歯止めが掛かりました。ユーロ株だけは、ユーロが対米ドルで下げている関連で弱いですが、あとはコモディティまで含めて全てが騰がってます。

今後のスタンスとしては目先の調整は終わったと見て、エマージング株を買い戻して行きます。只、グーグル等の米国株に逃げて成功した分は当面ホールドするので、調整前と同じポジションまではエマージング株を買い戻すことは出来ない状況です。南アフリカは取り合えず買戻しを断念。ASEANと南米は比率を若干落とすことになります。

あと、中国は今回FXIを全て売ってしまったので、この機会に香港市場で2823.hk(A50 China Tracker)を買い付けて、銘柄の変更をする予定。オリンピックまでは人民元も対米ドルで騰がり続けると予想することと、IPOがまだ続くことから、バブルも覚悟でA株で勝負してみたいと思います。

2007年01月17日

祝日明けて

昨日のNYは祝日のため休場。お休みの間、アジアを始めとする新興国株は反発をしていたことから、今日のNYの動きは気になる所でした。今のところ、米国株は小動で、新興国株も大きく売り崩される気配は無いようです。心配していたインドネシア(IF)とタイ(TTF)も今日は戻り歩調です。

トレーディングとしては、新興国から逃げて苦し紛れにADRで買ったみずほ銀行(MFG)を処分して、立ち直ってきた南アフリカ(EZA)に振り向けました。みずほ銀行は日銀の利上げ期待で高騰が続いていましたが、明日・明後日には利上げの結論もでますので、利上げがどちらに転んでも、一旦は売られると予想します。

問題が一つあるのは、中国株が買い戻せていないこと。FXIを全て処分して、香港市場で 2823.hk(A50 China Tracker)を購入の予定ですが、一昨日、0.1HKD差で約定できなかった所から、あれよあれよと高騰してしまい(買い逃した所から一気に6%強もあがっちゃいました)、チャンスを完全に逸した格好になってます。逆指値もなければ、成行注文も無いと言うのは、便利なネット証券に慣れた身としては、なかなかビットするのが難しいです。HSBC香港さん、もうすこし注文方法を柔軟にしてください..。

今もFXIは続伸中。明日も中国銘柄は高そうです。(また買えないっぽいです。)

2007年01月18日

小動き

今日のNYは、市場予測より強い物価指数が出たことから、インフレ懸念が出て軟調な出だし。只、全体に戻り歩調で、ダウはプラス圏に戻ってます。

インフレ懸念から、改めて今度は利上げ警戒モードになるのかが、心配な所です。インフレ懸念となると金が買い戻されるのかと注視していたところ、やはり上昇に転じています。

今日の振興国株はアジアを中心に弱かったので、NYもどうなるかと思いましたが、ダウ同様に戻ってきています。

2日間買いそびれた2823.hkですが、今日は強い意志を持って入札を入れておき、約定しました。しかし、やっと約定できたと思ったら、こんどは一気に急落。簡単に含み益は持たせてもらえません...。

2007年01月19日

新興国株は下げてません

物価がまた地割と上げてインフレ懸念が再び台頭。そんな所で、米国株はいまいち冴えませんが、中国を除いて新興国株の動きは悪くない様です。これには、日銀が利上げを見送り、過剰流動性が維持されたことも、無関係ではないでしょう。

今日で、先日の暴落時に売り損ねて抱えてしまったタイ(TTF)も今日でプラス圏に戻りました。あとはインドネシア(IF)の戻りを待ちと、高値掴みしてしまった2823.hkの反発待ちです。(2823.hk、今日も下げてます。)

決算の流れもあってかナスダック銘柄が弱く、グーグルの勢いも無くなって来ました。決算まで持ち越すのも博打な銘柄なので、ポジションを少し落としたいと思います。その代わりに、先の調整基調の中でも比較的値を崩さなかったASEAN&環太平洋辺りの銘柄(EPPとか)のポジションを上げようと思います。

あとは、円安が更に加速して、円のまま海外で遊んでいる資金をどうにかしたく、再度ADRで日本株を買い付けることにしました。先日、みずほ銀行(MFG)を利食ってしまったので、今度は三菱UFJ(MTU)を円高になるまで持ってみようと思います。株式分割を宣言しているので、円高を半年待つ気持ちで居れば、為替差益とキャピタルゲインの両方が取れるような気がします。

2007年01月20日

原油が反発

ニューヨークは今日も方向性の見えない動き。特にハイテク企業は、インテル決算が悪ければ売られ、逆にIBMの決算良くても利益確定で売られ、と上値が重たい状況が続いてます。やはり3Qの決算への反応は素直にならない様です。

エマージング株は比較的堅調で、乱高下した中国株が持ち直し基調になったのが嬉しい所です。(買い付け直後に下落した2823.hkもほぼ買値に戻りました。)
その他、南米もASEANも良い感じです。日本の利上げ無しが好感されて来ているのかもしれません。

さて、今日動いたのが原油。前日の急降下の後に急反発しました。なんとなく、この50ドルが当面の底のような気もするのですが、如何でしょう?これより下値を探るなら、42~43ドル付近まで落ちるのでしょうけど、果たしてそこまで行くかどうか。で、USOを少し買い戻しました。この先、もし40ドル近辺まで下る様なら、そこでもう一度買い戻しして行こうと思います。

また、原油が当面の底を打ったと仮定すれば、鉱業株をプレイしてみるのも面白そうな気がして来ました。只、円安の極みで、新規の外貨建て投資が難しいことから、海外は諦めて、週明けの東京市場で何かかってみたいと思います。昭和シェルや三菱商事は既に同気づいてますので、ここは、AOCHDがテクニカル的にもバリュエーション的にも、お買い得に思えます。1800円を付けてくれると買い安いのですがちょっと無理かな。焦って飛びつかずに、下で待ってみます。

2007年01月25日

原油乱高下中

3Q決算発表の真っ只中のアメリカですが、日々、一進一退が続いてます。ダウだけみれば、微妙に高値更新をしていますが、その幅は昨年末とは比べるべきもありません。ナスダックはハイテク決算の弱さをモロに被ってしまっています。今晩は好調に騰がってきていますが、明日の朝にはどうなっているか、予断は許しません。

思うに、一旦下へ調整した方が、再上昇の力になるように思います。一方で、米ドルは強いので、米国株は売ってドルで保持するだけで良さそうです。個人的には、米国株は上がらなくても良いので、この価格帯でモミ続けて欲しいです。米国市場が安定していれば、その間に振興国株が順調に騰げてくれるでしょう。

保有株のトレーディングはあまり積極的にはやっていません。KBEは売却してしまい、これで米国株の保有量は更に減って、GOOGを僅かに残すのみです。米国株を売った資金は原油(USO)の買戻しに使っています。このまま反発して欲しいのですが、日々乱高下しており、予断は許しません。昨日暴騰した分を今日は吐き出してしまってます。(...とはいえ、ここから下がっても下値は限定されてると思い、買い戻してます。)

ところで、これまでコモディティ分野への投資は、金(GLD)・原油(USO)・総合(DBC)の3種のETFに分散して来ましたが、構成的にハードコモディティに寄ってしまうのが不満でした。出来れば、ソフトコモディティ単独に投資できるETFは無い物かと思っていたのですが、いつの間にか設定されてました。

  PowerShares DB Agric(DBA)

今後は、DBCからDBAに徐々にシフトして、金(GLD)・原油(USO)・食料(DBA)の3種でバランス調整しながら、コモディティへの割り当て資金を運用しようと思います。(プラチナのETFが立ち上がる様なら、これも加えます。)

最後に、新興国株は今日も概ね順調。特にASEAN諸国は調整らしい調整すらなく、堅調な右肩上がりを続けています。
高値つかみかとビビリっていた中国はA株も、あっさりと値を戻して来ました。とりわけA株は、現状でバブルとの意見が強いですが、祭りなら祭りで、参加して楽しまない手はありません。

2007年02月28日

こっちは、かなりやばげ

しばらくフォローをサボっていた海外市場ですが(実際、トレーディングする必要もなかった)、今晩は大荒れです。ダウのチャートも完全に壊れました。ちょっと、この先どうなるのか不透明な状況です。

この直接原因が何処にあるのかは私なんぞに判る由も無い訳ですが、住宅クレジットの破綻とか、大型LBO案件の発生から資金がそちらへ流れたとか、色々と観測は流れている様です。何れにしても、資金の流れが変わり、特にエマージング市場から引いていることは確実な模様です。

また為替の動きも激しくて、ドルも急落しています。現時点で1米ドル=118.50円に届く勢い。US債券はそこそこ保っている感じですが、エマージング債は下がっているみたい。
商品市場は食料品が下げてますが、原油・金あたりは平素と比較して極端な動きは見られません。

こんな状況で、如何すべきか瞬時に判断するのは難しい訳ですが、とにかく少しは売って置くしかないだろうと言う事で、直ぐにトレーディング出来る分の新興国系ETFについて約1/3を処分。(本来なら1/2は処分すべきだと思うのですが、既に下げきった後だったので迷いました。)

また、US-REITのETFは全処分。ADRで買っていたトヨタ自動車も明日下げるのか確実なので、先回りして処分しています。

一方で、売った資金の振り向け先に悩む所ですが、今回の逃げ場はユーロであろうと判断し、下げていた欧州株のETFを積極購入してみました。また、利下げを見込みなら債券買いの手もあるので、US債、エマージン債のETFも少し購入してみています。

商品関連のETFも買っておきたかったのですが、下で指している為に、今のところ買えていません。また、為替は119円を切ったところで、少し円を売ってドルを買ってみましたが、少し早かった見たいです。

明日は、香港市場が開いたら、中国A株も半分売りたいと思います。

目先、如何動けば良いのか見えない相場になってきました。原油などエネルギー関連は強いので、資源国の通貨に避難するのが良いかもしれません。豪ドルやポンド辺りが良いのでしょうか?

2007年03月01日

落ち着きを取り戻す

昨日の暴落を受けてのNYは落ち着きを取り戻してくれました。上海が半値近く戻しましたが、欧州は続落、GDP発表も市場予測を下回り、どうなるものかと思いましたが、時間が経つにつれて安定感が戻ってきた様です。現在、監視銘柄はほぼ前日比でプラスです。

今日のトレードは、まず昼間に香港市場で買っていた、中国A株とインドのETFを全て処分してしまいました。香港市場で買ってしまうと、NYに比べて即時の対処が出来ないため、1日後手を踏んでしまいます。そうなると、香港でエマージング関連株を買うのは厳しいと、改めて感じました。今後は、長期投資のファンドは香港で買うとして、値動きの激しい新興国株はNYで買うように徹底したいと思います。

今日の自分のトランザクションは昨日キャッシュにした分の一部で、債券とコモディティを買っています。全体としては、この2日間で、エマージング株の比率が相当減っている状況です。エマージング関連の買戻しは、すこし相場が落ち着くのをまって、様子を見ながら行いたいと思います。焦って買い戻すことは止めておきます。

尚、昨日今日の収支を計算してみると、日本株同様に-5%強の下げでした。やはり2月分の利益が飛んだ計算です。

PS.
このまま寝て、起きたらマイナスとか無いだろうな...。

2007年03月11日

雇用統計は微妙な感じ?

NYが開くのに先立って発表された米国の雇用統計は、私の不安とは裏腹に、識者のコンセンサスよりも強い数字が出て来ました。これを受けて米ドルは急騰。欧州と南米の株価も反発を開始。

これなら、NYも高いだろうと思った訳で、確かに寄り付きこそ高かったもののその後の力強さが無い。結局、ジリジリと下げる展開となりました。

実は私の方針として、昼間に日本株を整理した勢いで、外国株についても特に新興国株でトレーディングできるものは処分してしまう腹積もりでした。新興国の株価はここ数日で急戻しを始めたこともあり、私もこの2日前からインド(IIF)と中国(CAF・FXI)を買戻し初めていたのですが、これらをドテンして売却。同時に残っていたブラジル(EWZ)・メキシコ(EWW)・環太平洋(EPP)を処分。これで、エマージング株としては、ファンドで買っている分(BRICS・東欧など)と、シンガポール(EWS)・マレーシア(EWM)だけとなりました。また、グーグルも売却して、ファンドを除いて米国株の手持ちも無くしました。(欧州株は手付かずで残しています。)

ドルは目先下がると見て、キャッシュになったドルをそのままにすることも出来ず、これを金・銀・穀物のETFに振り向け、残りはユーロキャッシュのETF(FXE)に退避させました。あと、ホンの僅かですがQIDを試しに買ってみました。QIDはナスダック指数のベアファンドで、指数の変化に対してマイナス2倍の値動きをするETFです。海外口座で信用取引をする度胸はないので、これまで空売りをしたことは無かったのですが、QIDならば比較的安全に下げ相場に投じることが出来ます。

とりあえず、当面は米国株を↓に見て作戦を練りたいと思います。新興国株も売ってしまいましたが、これらはもう位置ど襲うであろう、2番底探りが終わってから買戻しをしたいと思います。ドルが下がって金が上がるれば目論見の通りとなりますが、さてどうなる事か..?

2007年03月14日

NY暴落中

今日のNYは荒れるだろうと思いつつ場を眺めていたのですが、寄りで下げはしたものの、意外にもリバウンドの気配。「こりゃ、ニューセンチュリーがアボーンした一件も、相場の体制には影響しないのか?」といぶかしんでいた所、午後に入って一段安となりました。現在ダウ/ナス共に1%程度の下落中。

こうなると新興国株は更に酷くて、シンガポール等、2%程度の下げを記録しているETFも見受けられます。このまま、暴落Part2となり、2番底探しに入りそうな勢いです。

やはり、サブプライムローンの問題はジワジワと効き始めているのでしょう。金融機関の体力が落ちてきた所に株安が襲うと、更に悲惨な展開を見ることになるかも。

私的には新興国株と米国株のポジションを大きく落としてしまいましたので、この状況を比較的気楽に見ていられますが、それでも手元に残した株は派手に下落しており、実情的には結構痛いものがあります。

また、初めて買ったナスダックのベアファンド(QID)が騰がっているのは良かったのですが、全体の損失に対しては、ザルで水を汲むが如き状況です。採り合えず、これで米国株は当面の天井を打ったと思ってます。様子を見ながら、今度はダウのベアファンドも買ってみたいと思ったりしてます。

逆に、比較的強気で居るのが金(GLD)と銀(SLV)。チャートを見ると、如何にも良い押し目を作ったように見えて仕方ありません。(2番底を付けた様にも見なくもない。)ここ最近、振興国株を売った資金で金と銀のポジションを増やしました。あと金鉱株のETF(GDX)も買ってます。(尤も、今日の金鉱株は全体相場に連動して派手に下げてますが..。)

現状で、株に関しては2番底を探ってくれない限り、ちょっと買い向かう気になれません。暫くは金・銀で勝負したいと思ってます。

(その他コモディティは原油(USO)をホールド、穀物(DBA)も少し買い増してます。)

2007年03月19日

意外と粘ったかも

個人的に週末の暴落を恐れていたNY市場でしたが、米国株は軟調であるものの、暴落は免れ、意外としぶとさを感じさせる結果でした。

個人的にはキャッシュ比率を再び下げに入りました。只、東証は中国・インドを買い戻す予定だった資金でしたが、どうしても中印を今買い戻す気持ちにはなれず、ゴールド関連を買い増し。また新興国株としては、中印の代わりに、シンガポールとマレーシアを買いまして居ます。

週末に掛けて、ゴールド関連に値動きが感じられます。前日に金鉱株が一斉に上昇しましたが、今日はゴールドそのものが騰がっています。またゴールド以上にシルバーも上がっているのに注目です。

先行きの読めない米国経済ですが、サブプライムローンの問題を早期に消火してしまう為に、次回のFOMCで利下げを発表する可能性も0でな無いように思います。そうなると、「一時的にドルが下がり、インフレ→ゴールドの買戻し」と言う動きも想定しなければならないストーリーです。あと、債券の上昇も想定しておく必要ありそうです。

2007年04月12日

何だか嫌な予感がしてきました

NYは今日も軟調。

不思議な連騰が続いていたNYでしたが昨日は反落。これは決算トップバッターのアルコアの数字待ちも多分にありましたが、そのアルコアの決算もソコソコな結果が出ました。これを受けて、今日はどうなるかと見ていましたが、再び軟調となっています。騰がってきた反動で、しばらく下げトレンドになる様な気配も感じられます。

..で、なにより気持ち悪いのが、新興国ETFの値動き。昨日もそうだったのですが、上海が好調な一方で、NYではCAFに大きな売りが散発しています。昨日はそれでも、後半に持ち直したのですが、今晩も変わらずに利益確定売りが続いている感じです。昨日はプラスだったFXIも、今日はマイ転。中国以外の新興国も同様に軟調です。

今週はG7もあるので、これらの模様眺めもあると思うのですが、この売られ方はなんとも気持ち悪い..。往々にして、このパターンから振興暴落が発生している気がします。そこで、ここは自分の直感を信じて、トレーディング用資産のCAFとFXIを一旦すべて利益確定することにしました。インド(IIF)についても、これ以上下げたら処分するつもりでしたが、底打ちして戻し始めたので、今のところホールドしてます。

ダウ&ナスは現在リバっている所なので様子見していますが、再度下落に転じる様であれば、そのタイミングでベアファンド(QIDかDXD)を仕込んでみるつもりです。

2007年05月13日

週末の状況と今週の作戦

金曜日の東京市場は前日のNYが反落したのを受けて、久々に大きく値を下げました。只、チャート的には下ヒゲをつけて25日線まで戻してますし、7日に開けた窓を埋めきらなかったことからみてもトレンド的には↑と見て良い気がします。個人的には5月恒例の暴落待ちだったのですが、どうも今年は雰囲気が違うのではないかと思い出しました。

一方、反落したNY市場も金曜日にはあっさりと反発。天井感満載のダウ・ナスが一気に崩落していたら、日本も連れて↓トレンドと見る所でしたが、NYが戻した以上、少なくとも週明けの東京はGUスタートでしょう。只、寄天の可能性もかなり高いので、買いに行くのは悩ましいところ。

また、NYは戻したといっても全戻しした訳でもないので、何時崩れるか判らない状況に変わりはありません。只、ここで気になるのは中国の動き。金曜日のNYが戻した一因として、中国が国内機関投資家に海外投資の門戸を開くと言うニュースがあったことが挙げられます。これにより、中国国民が買い上げてプレミアムが付きまくったA株が下げ、代わりにレッドストック・H株が上昇する裁定が発生することが見込まれます。

これを受けて金曜日のNYでは中国企業のADRが買われ、ETFでもFXIが前日の下げ分を上回る5%以上の上昇をしています。(私も、金曜夜の時点でこのニュース知っていれば、買いに向かったのに..。orz)
一方で、A株を対象とするCAFもFXI程ではありませんが、騰がりました。A株は下がるとみるのが普通だと思うのですが、ちょっと解せません。

今回のニュースで中国の機関投資家がどの程度A株を売ってくるのか判りません。政府が急には売らないように指導している可能性もあると思います。そう言う意味では、急に動かない可能性もありますが、私が思うに、(どの程度、本ニュースが報道されているかも問題ですが)中国の人々は一旦はポジションを整理しようとする気がします。こうなるとA株が雪崩をうって暴落する可能性もかなり高いのではないかと見ています。中国の人々を直に見てきた、とにかく「我先に」とか「早い者勝ち」と言う発想があります。結果の良し悪しは別にして、日本人の様に悩んだまま様子見することはないと思います。月曜日に仕事を放っぽり出して、証券会社に詰め掛ける可能性だって有り得ます。

..てな所を背景にして今週の作戦ですが、日本株は取り合えず下げた分は戻ると見ます。只、日本株用の資産を海外投資用に振替えてしまったことから、手持ちのキャッシュが減ってしまっており、積極的に買い向かえる状況にもありません。また、外国人投資家も、今週は物色の矛先が中国に向かう可能性が高く、日本株の強い上昇力は望めない気もします。
なので、日本株については取り合えず、様子見。現状のままホールドして、銀行業ETFや武富士の下値があれば適当に拾ってみたいと思います。それでもし、日経が17843円を越えて行く様であれば、その時点で判断をしなおします。まぁ、基本的には今週も海外市場の状況に左右されることになるんでしょう。

むしろ問題は海外。新興株に関しては、しばらくノーポジでいましたが、先のニュースを受けて、ここらで中国株に買い出勤したいと思います。出来れば、香港市場でH株のETFを買いたかったのですが、香港には現状で動かせる資産がありません。既に出遅れたことを考えれば、この1日が重要なので、NY市場でFXIを買うことにします。資金的には日本株用から振替えておいた資産を使うことになりそうですが、円安なのが痛いところ。なので、新興国ETFを売って購入していた為替ETF・金ETFを、再度売って資金を作ることも考えます。只、金ETFはここらが押し目の底と見ているので、出来れば今は売りたく無いところです。

一方、ダウ・ナスのベアファンドは、いよいよ含み損が-10%に達して来ました。自己ルール的にも一旦損切りしなければならない状況ですが、米国は何時でも大崩れしそうな状況です。やはり今は売り難い状況なのですが、さて如何しましょうか..。最後はNYマーケットが空いた時点の雰囲気次第です。

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