グリーンファームで出資中の現役馬について紹介します。（馬齢順）
１．サザナミ 牝５ 5.0.1.8
初めての一口出資馬にして一番の孝行娘。初勝利・口取り・オープン入り・ＧⅡ出走の実績を我が家にもたらしてくれました。
ディープインパクト産駒ながら格安な2600万円の募集で、血統的にも母方にNureyev, Alyder, Danzig を合わせ持つディープの成功配合にも関わらず、入厩直前まで売れ残ったのはグリーンファームならではでしょう。恐らく、小さい馬格が出資を躊躇させたものと思われますが、そこは天下の堀厩舎、続けて使えないハンデを負いながらも、一戦必勝の姿勢で勝利を積み上げて、オープン馬にまで導いてくれました。
現役生活も残すところあと少し。欲しいのは重賞勝ちとＧⅠ出走の実績です。なんとか夏競馬の内にオープンで１勝を積み上げて、叶うならば得意の中山1200を舞台にスプリンターズＳに出走して欲しいです。
２．シンラバンショウ 牝５ 1.0.0.8
サザナミと同年に出資した２頭目。秋の入厩ギリギリまで様子見をして出資しました。父サクラバクシンオーで、グランプリボスとは3/4同血の近親の関係。新馬勝ちの実績を我が家にもたらしてくれました。
しかし、この娘も体質的に弱く続けて使えない上に、４歳の大半を骨膜の手術で止む無く休養してしまいました。残念なのは、１戦１戦を大切にする必要があるにも関わらず、レース選定に疑問が残ることが多々あったことで、サザナミと比較すると如何しても厩舎力に疑問が残ってしまいます。競争生活も残りわずか、大切にレースを選び、出来ればもう１つ勝たせてあげたいです。
３．レーヌジャルダン 牝３ 1.0.2.0
父ディープインパクト、母クィーンスプマンテの両親ＧⅠ馬の良血。2800万円の募集でディープとしては格安だったこともあり、こちらは募集直後に満口になりました。血統的には母父ジャングルポケットと父ディープの配合はこの娘が初であり未知の部分があったのですが、母方の３代目にトニービンを持つことと、Nureyevとノーザンテーストを持つことは配合的に合うと確信して出資を即決しています。
５月の遅生まれで成長が緩やかですが、これまで馬券を外したことが無く、３戦目で勝ち上がってくれました。スローペースだった新馬戦で見せてくれた33秒台の最速上りは、今後に期待を持たせてくれます。次の新潟で500万を勝ち抜けて、秋華賞トライアルの切符を手にすることを願っています。
４．ヴァベーネ 牝３ 0.0.0.3
父サウスヴィグラスは牝馬の勝ち上がり率が高いことと、体形的に短足でつなぎの短いところからダート短距離向きで血統背景とも合致すると判断し、出資を決めました。募集額は800万円と格安ですが、グリーンファームでは「安馬の方が走る」と言うアノマリーがあったりします。
体形的にもキレるタイプではなく、先行して粘りこみを図るべきところですが、過去３戦ともゲートが遅く、理想の展開に持ち込めていません。３戦目はそれなりにゲートを出たものの行き足がつかず、東京1300ではきつい２ハロン目で焦って足をつかってしまい、最後の直線で力尽きてしまいました。
いまだにソエが完治しておらず、続けて使えないのが最大の問題です。勝ち上がりにレッドシグナルが灯ってしまいました。短足体形から小回りで直線の短いコースが合うと思うのですが、何故か東京1300で２回使っているあたり、厩舎の判断に疑問をもつところです。また、ソエのため調教が坂路主体となりスタミナ面の強化が進んでおらず、距離1300は長い可能性が高いです。次走は福島1150が期待するところで、大周りで直線も長い新潟1200に回る様ですと、相当厳しいレースになると思います。
５．アメリカンツイスト 牡２ 0.0.0.0
先月末に出資を決めた２歳馬。募集当初から出資候補に考えていましたが、入厩ギリギリまで粘って、先月末に出資を決めました。牡馬で1400万円の募集はリーズナブル。母21歳の高齢出産が割り引かれた可能性があります。父は新種牡馬ストロングリターンと未知ですが、近親のウィングドウィールはストロングリターンの父であるシンボリクリスエスとの配合で成功していますので、相性はそれなりに良かろうと判断しました。血統構成的にはHeil to Reasonの4×5で、系列丸ごとクロスを形成しているのも評価しています。
思ったよりも入厩が早く、トントン拍子にゲート試験にも無事合格してくれました。このまま進めるのか１クッション入れるのか、師の判断が待たれるところですが、いずれにしても夏競馬デビューになると思われます。その場合、体形的に軽い曲飛であることから、そこそこキレる足が使えるタイプと信じて、直線の長い新潟マイルでのデビューを期待しています。