愛馬が出走するとなれば、馬券を買って応援するのは普通の馬主の行動だと思うのですが、所属クラブの馬が出走する場合にも、応援馬券は買うものでしょうか?複数の一口クラブを掛け持ちしていると、全ての馬券を買って応援する訳にもいかない気もしますが、私の場合はグリーンファーム愛馬会一筋ですので、基本的に非出資馬であってもクラブの馬は馬券を買って応援をしています。
そしてその結果ですが、収支は案外と悪くない感触がありましたので、改めて成績を確認してみました。以下、調査期間は2014/1/1~2017/6/15の約3年半になります。
まず、グリーンファーム所属馬の総成績は、
・総成績:89.73.91.744、単回率112%、複回率088%
です。見事に単勝のべた買いでプラスになりました。一般にクラブ馬は多数の会員が応援馬券を購入するために、過剰人気になると言われますが、さすがグリーンファームは一味違いますね。(^^;
ただし、もう少し詳しく年度で分解してみますと、
・2014年:30.25.28.200、単回率170%、複回率95%
・2015年:28.19.32.228、単回率081%、複回率88%
・2016年:23.20.21.219、単回率106%、複回率87%
・2017年:08.09.10.097、単回率074%、複回率75%
となりまして、バラツキはかなり大きくなっています。2014年の成績が全体を引き上げているだけであり、単勝のべた買いはあまり賢い選択とは言えない様です。
そこで以下、もう少し条件付けして調べてみます。まずトラックの差について。
・芝 :49.32.43.380、単回率129%、複回率85%
・ダート:40.41.47.359、単回率097%、複回率92%
これより、芝>ダートの傾向が明らかに見られ、これは社台ファーム生産馬が基本的に芝向き血統であることに因るものと考えられます。
次に、性別を見ると
・牡馬(セン馬):45.33.41.360、単回率102%、複回率80%
・牝馬 :44.40.50.384、単回率122%、複回率96%
となり明らかに牝馬が優位です。
では、生産的には社台&ノーザンの馬がやはり優れているのでしょうか?
・社台 :65.46.75.511、単回率117%、複回率087%
・ノーザン:09.09.05.071、単回率065%、複回率124%
・那須野 :05.06.04.068、単回率079%、複回率055%
ノーザンは複回率が高くて単回率が低く、これはイマイチ勝ちきれない馬が多いと言うこと?
一方、クラス別で見ると
・新馬戦:09.02.08.041、単回率168%、複回率103%
・未勝利:28.16.23.186、単回率179%、複回率119%
・その他:52.55.60.517、単回率083%、複回率075%
となり、1勝した後は壁にぶつかる現実が数字に表れています。(泣)
ただし見方を変えると、新馬戦と未勝利戦だけに絞って買えば、単回率も複回率も100%超ですので、これはガンバレ馬券に最適です。ちなみにこの傾向は年度での偏りもありません。
・新馬&未勝利(2014年):15.08.14.079、単回率215%、複回率119%
・新馬&未勝利(2015年):09.01.08.063、単回率158%、複回率107%
・新馬&未勝利(2016年):11.08.05.053、単回率155%、複回率137%
・新馬&未勝利(2017年):02.01.04.039、単回率148%、複回率084%
見事に、4年連続で単回率が約150%超です。依って、グリーンファームの未勝利馬は安心して応援して頂いて大丈夫です。(^^)
最後に、今回データをいじり倒して見つけた、最も優れた条件が以下です。
・44.21.33.266、単回率171%、複回率101%
これは、サンプル数が364あった上での単回率170%なので、それなりに信頼度が見込める意味のある数字だと思います。(補足:本調査機関の総出走数は997頭なので、サンプル数364は総出走馬の1/3以上に相当します。)
さて、↑の条件とは何でしょうか? 答えは「キャリア5戦目以下の馬」でした。