グリーンファーム愛馬会・17年度募集価格&東西分け発表

17年度グリーンファーム愛馬会の募集価格と東西分けが発表されました。先の記事で予想した募集価格と答え合わせした結果を、改めて下表に示します。
まず、東西分けについてみると、東に8頭、西に9頭の内訳で、後々「マル外」が東に1頭追加されれば、東西各9頭ずつとなります。牡馬と牝馬の内訳も均等です。また、複数いる種牡馬(オルフェーヴル、ハーツクライ)も適当に分散しており、16年度募集馬の様な偏りは見られません。

所属 馬名 基本 牡牝 種付 人気 母馬 兄姉 端数 予想価格 発表価格
美浦 クィーンスプマンテの16 1000 200 600 -50 300 0 -50 2000 2400
アースリヴィングの16 1000 200 600 -50 200 -100 -50 1800 2000
アースサウンドの16 1000 0 500 0 250 0 -50 1700 2000
マルカアイチャンの16 1000 200 320 -20 100 200 0 1800 1600
シルヴァーカップの16 1000 0 800 0 0 200 0 2000 1600
カドリーユの16 1000 200 50 0 -200 -200 -50 800 1400
ラクリモーサの16 1000 0 200 -100 100 -100 0 1100 1000
プランタンビジューの16 1000 50 300 -200 100 -200 -50 1000 800
栗東 ジュエルオブナイルの16 1000 200 400 -50 300 200 -50 2000 2000
デフィニットの16 1000 200 300 0 -50 400 -50 1800 1800
ハートビートワルツの16 1000 0 800 0 -200 100 0 1700 1800
ツルマルオトメの16 1000 0 300 -100 200 200 0 1600 1500
サクラサクⅡの16 1000 0 600 -50 -50 600 0 2100 1400
アドマイヤヒラリーの16 1000 200 50 0 100 100 -50 1400 1200
ファビュラスセンスの16 1000 0 150 0 0 -200 50 1000 1200
ラヴアズギフトの16 1000 0 100 0 -200 100 0 1000 1200
マウントフジの16 1000 200 70 0 100 -100 30 1300 1000

次に問題の価格ですが、±200万円は誤差範囲としてスルーさせて頂くと、大きく予想を外したのは次の6頭となりました。

1.クィーンスプマンテの16

予想2000万円に対して募集価格は2400万円。+400万円上振れました。セレクトセール&セレクションセールの結果では、オルフェーヴル産駒の落札価格は伸び悩んでいましたので、この2400万円はかなり強気な価格設定に見えます。これを解釈するには、オルフェーヴルは牡馬の評価にかなりのプレミアが付くと考えるか、本馬の出来が相当良いのかの何れかでしょう。
ここで、所属厩舎が関東のトップ厩舎になるようでしたら、本馬の出来が素晴らしいと判断して良いと思います。個人的にはこの強気の値付けをみて、出資に向けてのテンションが上がりました。厩舎次第ですが、優先申し込み期間から申し込むかもしれません。

2.アースサウンドの16

予想1700万円に対して募集価格2000万円で+300万円の上振れ。これは各種セールの結果を含めてロードカナロアの人気がプレミアムとして乗った様に思います。あと、ハシモトファーム生産馬の価格は社台系よりも平均的に高めに感じることが多いので、今回もその通りの結果になったかもしれません。(社台系の価格が平均的に安いとも言えます。)
個人的にはやや割高感を感じますが、それも厩舎次第かと思います。

3.シルバーカップの16

予想2000万円に対して募集価格1600万円で-400万円の下振れ。ハーツクライの種付け料が800万円であったことを考えると、差額は1600万円-800万円で800万円となり、小出しの良い母の仔にしては間違いなく格安です。正直、「ワケありなのでは?」と疑いたくなるレベルですが、いずれにしてもシルバーグレイスの全妹がこの価格で募集されるのは、出物であることに間違いありません。先ずは測尺の結果を待ち、出来る限り様子見するのが理想です。なお、厩舎が半姉カフェラテと同じ久保田厩舎になるならば、評価を1段上げたいと思います。

4.カドリーユの16

予想800万円に対して募集価格1400万円で+600万円の上振れで、比率にして175%の誤差。正直、ここまで予想が上に外れたことはここ数年でありません。本馬の募集価格が高い理由は馬の出来がメチャメチャ良い以外はちょっと考え難いです。ただ、本当に出来が良いならば、何故、3年連続でキャロットから募集しなかったのかが疑問です。もしかすると、キャロットで募集された上2頭の価格に引っ張られた可能性も残ります。
もし本馬が上位の厩舎に所属する様だったら、「真に出来が良い」と言う結論で確定しますので、一気に要注目馬に浮上します。

5.サクラサクⅡの16

予想2100万円に対して募集価格1400万円で-700万円の下振れ。反対にこちらは想定外の下振れです。母が高齢であるが故の割引価格と言うだけでは納得できない安さであり、何かワケありと疑いたくなるレベルです。安さの理由を「オルファーヴルの人気落ち」と理解するには、クィーンスプマンテの16の値付けと矛盾してしまいます。いずれにしても、血統的に言うところはないので、可能か限り入厩直前まで様子見したい一頭です。逆に、即満口になる様ならば清く諦めて良いと思います。

6.マウントフジの16

予想1300万円に対して募集価格1000万円で-300万円の下振れ。比較的、那須野の馬の価格は予測しやすいのですが、これは想像よりもちょっと安かったです。新種牡馬&初仔で、未知の要素満杯な分だけ安かったものと思いますが、それでも牡馬の1000万円は安いと思います。本馬については、直ぐに満口になる様なことは無いでしょうから、のんびり成長を見守るのが良さそうです。

..と言うところで、今回の募集価格と東西分けの発表を受けて、自分の出資候補馬は下記の通りに変更します。ちなみに、自分の出資馬の選定基準は、(直接競馬場で応援し、口取りに参加する為に)美浦所属であることが条件になりますので、栗東所属馬はこの時点で候補から外します。

◎:クィーンスプマンテの16
○:マルカアイチャンの16
▲:シルバーカップの16
△:アースサウンドの16
穴:プランタンビジューの16

クィーンスプマンテの16は上位厩舎所属になることを前提に◎評価とします。一方で、アースサウンドの16はロードカナロア産駒が捨て難いものの、兄姉の実績も不十分な牝馬に2000万円と言うのはちょっと嫌いたいと思い、△評価に下げました。シルバーカップの16は逆に値ごろ感を感じるので、評価を上げてランクイン。何気に安定して良さそうなのがマルカアイチャンの16で、○評価に上げます。
最後に、かなりお買い得に見えるのがプランタンビジューの16です。馬体に問題が無く、ワークフォース産駒と言うだけで格安設定になったのであれば、かなり狙い目だと思います。ワークフォースは牝馬が優位で、母系にノーザンテーストの血があるのが魅力です。

さぁ、次の厩舎と測尺の発表が楽しみになって参りました。😀

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする