グリーンファーム測尺更新 2017/10月

グリーンファーム愛馬会の17年度募集馬の測尺情報が約1ヶ月振りに更新されました。そこで、前回のネタのフォローアップをしたいと思います。最新の馬体重データから、一口馬主DBサイトの「馬体重成長シミュレーション」機能を使用して求めた、デビュー時予想体重を、下記の表中に追加しました。 
注:本計算に際しては、募集時の測定日を8/25、9月測定日を9/20、10月測定日を10/25と仮定して計算を実施しました。

  募集時予測値 9月予測値 10月予測値 今回増減
クィーンスプマンテの16 454 460 452 -8
アースリヴィングの16 462 472 474 +2
アースサウンドの16 464 452 442 -10
マルカアイチャンの16 508 512 496 -6
シルヴァーカップの16 466 464 444 -20
カドリーユの16 486 480 466 -14
ラクリモーサの16 468 466 438 -28
プランタンビジューの16 526 510 490 -20
ジュエルオブナイルの16 490 492 480 -12
デフィニットの16 478 480 460 -20
ハートビートワルツの16 456 452 452 ±0
ツルマルオトメの16 520 524 510 -14
サクラサクⅡの16 424 440 422 -18
アドマイヤヒラリーの16 514 520 504 -16
ファビュラスセンスの16 466 470 446 -24
ラヴアズギフトの16 468 470 448 -22

10月に入って徐々にトレーニングが開始され、体が絞れてきたことに依るものなのか、予測体重が総じて減少傾向にあります。当然ですが、予想精度は9月よりも10月の方が高いと考えられるため、今回の値の方が最終値により近いと考えるべきでしょう。言い換えれば、9月の予想体重は若干高ぶれしていた感もあります。

出来ればもう少し大きくなって欲しい仔の体重減が目立つのが、痛いところです。そう言う意味では、アースリヴィングの16の成長は順調な感じで好感がもてます。逆に、体重が減った中ではプランタンビジューの16やツルマルオトメの16は前回がオーバーウェイト気味でしたので、今回予測体重が減ってむしろ良いレンジに入ってきた様に感じます。

個人的な感想としては、シルヴァーカップの16の予想体重の激減がちょっと痛いです。逆に、アドマイヤヒラリーの16の減少は好意的に捉えています。

最後に、今回の更新では直近の馬体重の他に、不明だった育成牧場の情報が記載されていました。予想外だったのはデフィニットの16がノーザンFだったことと、ラヴアズギフトの16が坂東牧場だったことでしょうか。前者については明らかに評価上の加点要素だと思います。一方、ラヴアズギフトの16については、坂東牧場が育成牧場の機能を有していることを知らなかったこともあり、評価の優劣は分かりません。

※2017/11/28追記
ラヴアズギフトの16の10月予測値に誤りがありましたので、訂正しました。

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コメント

  1. SHIM より:

    macKyさんお疲れ様です。
    アースリヴィングの2016は順調に大きくなってきていますね。
    2016年産駒は後1頭を牝馬でと考えていましたが、揺らぎそうです。
    ただ、なぜ姉と違ってチェスナットF育成になったのでしょうか。
    アドマイヤヒラリーの2016は順調そうで、安心です。
    ノーザンFで超良血馬達と切磋琢磨して力を付けて頂きたい!笑

    フォーチュンリングは残念でしたが、最後ジリジリと伸びて来ていましたし、
    もう少し前目で競馬をしてもらえれば、十分可能性がありそうですね。
    次戦は距離を伸ばして騎手を替えて見てみたいなと思いました。
    出資馬ではないのに余計な事を言いました・・。

    • macKy より:

      SHIMさま、

      これは間違いないと思うのですが、「非社台系牧場が生産した募集馬の中で、クラブ側の期待度の高い馬からノーザンFに育成を委託している」と考えています。この仮説が正しいとすれば、「シネマソングスよりアースリヴィングの16の方が期待度が低い」とは限りませんが、「アースサウンドの16やデフィニットの16よりも、アースリヴィングの16の方が期待度が低い」とは判断できることになります。

      実際、今回の育成牧場の情報を見て、自分の出資候補馬の中でデフィニットの16の順位がジャンプアップしました。筆頭候補はアドマイヤヒラリーの16で変わらずですが、次点はデフィニットの16になりそうです。只、デフィニットの16については馬体重が何処まで増えるかが出資判断のカギになると思っています。公式サイトに掲載された宮本師のコメントによると「兄姉と比べてもダートが合いそうな体付き」とのことなので、ダート馬ならば500Kg近い馬体重が出来れば欲しいところです。

      フォーチュンリングについては、「28日の注目馬の回顧」として改めて書きたいと思いますが、自分的にはマズマズの内容だったと評価しています。

      • SHIM より:

        mackyさんおはようございます。
        育成牧場におけるクラブの期待度、参考になります。
        社台F・ノーザンF生産馬は当然そのままなのでしょうが、
        その他の牧場生産馬はそういった面もあるでしょうね。
        やはりノーザンFの育成は、施設面・人材面でも抜けている印象です。

        デフィニットの16は、馬体重次第ですよね。
        ゴールドアリュール産駒は良績が牡馬に固まっていて、その殆どが
        500kg前後かそれ以上の馬体重ですからね。(ほぼダート馬ですから当然ですが)

        記事は違いますが、フォーチュンリングの回顧読ませて頂きました。
        私の入会直前に締切になってしまった募集馬ですが、出資したかったと
        いう思いもあり、凄く注目をしてみています。
        (実は前回ネットで馬券も買いました。複勝ですが・・。)
        デビュー戦後の疲労が無ければ、同じ東京開催の1800mか2000mで
        見てみたいなあと勝手に思っています。

        • macKy より:

          育成牧場は後に使用できる外厩に関わるので、出資馬選定の極めて重要な要素と捉えています。

          フォーチュンリングは幸いにも脚元への影響がなかった様で、これが何よりでした。続戦の方向らしいので、初戦の課題をこなすことで前進することを期待しています。
          思うに、先の新馬戦の勝馬リリーノーブルは、桜花賞出走を狙うクラスの馬だと感じました。仮にあの馬がいなければ、上位は混戦でしたので、フォーチュンリングの出来も決して悪かったとは思っていません。次も人気はないと思うので、一発に期待する所です。