2/25、中山8R(芝1600)に愛馬レーヌジャルダンが出走しましたが、結果は16着の殿負けと奮いませんでした。
まずパドックですが、連戦でしたが馬体重は+4Kgの450Kgで、冬毛もなく、落ち着きのある周回は好感がもてるものでした。正直、優勝した9.アルトリウスが抜けて良く見えた以外には良さそうな馬が見当たらず、欲目ではなく状態的には上位に見えました。
レースの方は展望記事で書いたとおり、1枠2番の絶好枠を生かして無理なくハナを奪うことが出来ました。問題はその後で、懸念した通り楽な逃げは打たせてもらえず、5番と12番に絡まれる展開となり、後方を引き離す形でペースが上がってしまいました。その後、ラスト1Hまではなんとかトップを保ちましたが、最後の100Mで力尽きてしまい、鞍上も特に追うことは無く、そのまま最下位まで沈んでしまいました。
殿負けと言うのは流石に想定外でしたが、逃げて力尽きてしまった以上、順位は何位になっても関係ないと思います。レース後のスタッフさんのコメントやサイトの更新情報によると、「最初から走る雰囲気になかった」と言う様に敗因を気性面に求めており、次走は馬具の工夫を考えることが示されています。もちろん、気性面に問題があったのか否かは端から見ている者には分かりませんが、敗因を気性面のみに求めるのは、本質を見失っている様に思います。
レーヌジャルダンのコース適性は、これまで今一つハッキリして来ませんでしたが、今回でそれは明確になったと思っています。それはスタミナ勝負のレースには対応できないと言うことです。今走のレースラップを見ると、12.6-11.2-11.7-12.0-12.0-12.1-11.6-12.0であり、1000Mの通過が59.5秒となっています。これはジャルダン自身が刻んだラップに他なりませんが、59.5秒は逃げ切るには間違いなく速すぎます。更に悪いことに、その後のラップも12.1-11.6-12.0と全く緩んでおらず、この様な平均ラップで走り切るレースへの適性は無いことが明らかです。そして、これは前々走の福島2000Mで大敗した時と同じレース展開に他なりません。反対に、好走した前走は1000M通過が60.5秒であり、800~1000Mでペースが一度緩んでいます。
この推定が正しいとすれば、レーヌジャルダンが狙うべきレースはペースが緩みやすく、かつラストの直線が短いコースと言うことになります。福島2000Mで大敗したのは距離が長かった故ではなく、息の入らない展開にあったと考えるならば、距離は伸ばしてペースがスローペースに陥り易いコースを試して欲しいと思います。そして更に、逃げ先行馬に有利な直線の短いコースであれば理想的です。
以上を踏まえて次走の選択ですが、降級前にあと1走出来るとして、5/13の胎内川特別(新潟芝2200)を選んで欲しいと思っています。新潟芝2200は4ターンのコースで、1コーナーを過ぎた後はペースが緩む傾向が強いコースです。13秒台のラップが入ることも珍しくないので、先行しても息を入れることが可能である上に、内回りコースなので、ラストの直線も短くなります。最終的にはラスト2Hの瞬発力勝負になりますが、先行することが出来れば間違いなく有利なコースです。