12日(土)の東京4R芝1800Mにフォーチュンリングが出走します。歩様の乱れからの復帰戦であった前走は、ラストの直線で一瞬弾けそうな気配は見せたものの、脚が続かず5着と言う結果でした。レース後に脚元に問題がなかったことから、ラストで伸びを欠いたのは久々の分であったと想像できます。
そういう意味では、叩き2走目の今回こそ結果が期待されるところですが、ソエの症状が出始めていると言う情報が気になります。奥村師のコメントを読むと、それでも地力の差で勝負になると見ている様なので、なんとかここで勝ち上がって休養をさせてあげたいところです。
今回は牝馬限定戦と言うことで相手関係は前走比で楽になりましたが、それでも何頭か気になる馬がいます。取り合えず補正タイムが100を超えるのは14.パストゥレイユ(グリーンF所属2歳馬のカドリーユの半姉)の102で、現時点でこの馬が1人気です。只、この102の補正タイムは新馬戦特有のドスローペースで出たものであり、ペースの上がる展開になったら、この時計は出ない可能性が多々あります。更に、新馬戦から15週の間を開けていることからも、体質的に十分ではないのかもしれません。鞍上がルメール騎手ですが、個人的には危険な1人気の香りがします。
むしろ同じ新馬戦からの休養明けでは15.レジーナドーロの方が怖い様な気がします。こちらは堀厩舎所属なので、出て来た以上は休み明けでもキッチリと仕上げられている可能性が高いと見ます。
何れにしても、相手に関わらずフォーチュンリングが本来の力を示すことが出来れば、勝ち負けに持ち込めることは疑いありません。前走は鞍上の大野騎手が安全策を採ったのか、距離ロスの大きい外々を回わったのが敗因の一つと考えています。その点、今回は内目の4番を引きましたので、もう少し経済コースを走って貰えればと思います。但し、今週からBコースに変わることも含めて、前が止まらない展開が予想できますので、前走の様な後方からではなく、中段の位置取りから直線で抜け出す競馬をお願いしたいと思います。