5/12、未勝利・牝馬限定(東京芝1800)にフォーチュンリングが出走しました。前走が休み明けの5着でしたので、叩いた今回を期待したのですが、結果は7着と残念な結果となりました。
まずパドックですが、決して悪くは無いのですが、前走がメチャメチャ良く見えたのに対し、今回は今一つ覇気の無い周回に見えました。パドックでは大野騎手は騎乗せず、そのままの様子で出て行きましたが、本馬場入りするところでは少し暴れる仕草を見せており、返し馬も我慢できずに駆け出して行った感じになり、この辺りから不安な気配はありました。
レースは何時も以上に揃ったスタートを切きることが出来ました。前走の反省もあってか、今回は中段のポジションを取り、そのまま4角で外に出すことが出来ました。しかし、前が開いてここから突き抜けて来るかと思った所で期待した末脚は爆発せず、逆に後方待機馬に差されて7着に沈んでしまいました。補正タイムも94しか出ておらず、新馬戦以来の低調な時計となっています。
レース後のコメントからは、中間で負荷を掛けた調教の出来なかったことが切れを欠いた原因とされていましたが、そうなると中1週で続戦したこと自体が、そもそも判断ミスだった可能性が出て来ます。只、これは個人的な見解ですが、直近2走で何れもラストが伸びなかった原因はレース展開にあると考えています。東京芝1800は中間が緩んで上がり勝負になるケースが多いのですが、この2走は中間のペースが緩まない持続力勝負になってしまいました。特にこの日の芝トラックは異常とも言える高速馬場になっており、時計勝負に対応できなかった感じがします。1000Mが59.3秒とハイペースでしたので、結果的に中段の位置を取りに行ったことが仇になったかもしれません。
今回権利が取れなかったことと、ソエが出かかっていると言う情報からも、放牧に出て外厩で立て直すことになります。そうなると、いよいよ後は無くなりますので、必然的に次走が勝ち上がりを賭けた勝負レースとなってきます。そこで目標として個人的に希望するのが7/29の新潟芝2000牝馬限定戦です。最悪ここで勝てなくても権利が取れれば、8/25の新潟芝1800混合に出走することが出来ますし、そこが距離短縮になるのがミソです。新潟は東京よりも息の入る展開が期待できますし、直線が長く差し馬に有利なコースです。新潟で決めてしまわないとその後は適性のあるコースがありませんので、予め新潟で2走することを前提とした戦略の立案を厩舎サイドには強く希望するところです。