5/13、500万条件(東京ダート1400)にアメリカンツイストが出走しました。テンションが上がりやすいと言うことから、前走から間隔を空けての出走でしたが、パドックに登場した姿は、然して暑くないにも関わらず発汗が目立ち、終始落ち着きの無い周回でした。横山典弘騎手が跨っても入れ込みは治まらず、本馬場入り後は先導馬の後ろを歩かせて落ち着かせ様とする工夫が見えましたが、状態は然して変わらなかった様です。
課題のゲートでは不審な動作が見られたとのことですが、スタート自体は悪いものではありませんでした。そのまま、馬の行く気に任せれば前のポジションは取れたと思いますが、この2戦で教えている控える競馬を継続した結果、内枠だったことも災いして、後方からの競馬となりました。
作戦であれば後方に下げたことは仕方ないものとして、問題は控えたにも関わらず脚が溜まっていなかったことにあります。直線に向いても全く見所はなく、最終的に9着に沈みました。補正タイムも88しか出ておらず、過去走の中でも冴えない結果になりました。
短期的な結果を求めるならば、先行させた方が良いと思いますが、今は「折り合いを教えて距離を伸ばすことに専念する」と言う選択を中舘師が貫く以上、今走の展開は仕方なかったと思います。但し、気性面をケアしてきたにも関わらず、以前より入れ込みが激しくなっていることは心配ですし、その為なのか脚も溜められなかったことが問題点です。正直、教えてきた”控える競馬”に進歩が見えない点が残念です。
次走は夏競馬になると思いますが、控える競馬を継続するならローカルの小回りダートは不向きになります。新潟or中京と言う選択はありますが、ここは番組が多い夏場の内に、一度芝を試して欲しいと思っています。もっとも、中舘師にその気は全く無さそうですが..。