6/16阪神1R:スターリーパレードは微妙な4着

6/16、阪神1R未勝利(芝1400)に愛馬スターリーパレードが出走しました。前走のデビュー戦が追走に苦心して集団から置いて行かれると言う、まともな競馬にならない状況であり、ここ2走目で同じ状態を繰り返す様だと、先行きに暗雲が立ち込めるところでしたが、結果は評価に悩む内容の、微妙な4着となりました。

今回もグリーンチャンネルでTV観戦でしたが、パドックについては落ち着いてシッカリ踏み込んで歩けている様に見えました。但し、馬体については微妙にまだ緩さが残っている感じで、もう少し絞れそうな印象も受けました。もっとも、他馬も似たり寄ったりの状況でしたので、横との比較では上位の仕上がりに見えました。

レースは概ね揃ったスタートを切りましたが今回も行き脚がつかず、2Fからずるずると最後方に後退する状況になりました。鞍上の幸騎手のコメントによれば、前半は促しても全くハミを取る気配がなく、結局最後の直線までは無理をさせなかったとのことです。只、前走と違うのは3~4Fで、捲る様な形で一度は後方2~3番手まで上がり、更に上がって行けそうな感触に見えました。

しかし、このあとの5~6Fのコーナーの走りが謎で、自分から走るのを止めてしまったのか、はたまた他馬に進路を譲った結果なのか、再び最後方まで下がってしまいました。詳細はパドロールビデオを見てから判断したいのですが、結果的にはここの走りが致命的だったと思います。

4角を抜けるまでは最後方8番手タイのままでしたが、直線に向いたところから再び走る気持ちを取り戻したのか、そこから4頭を交わして4着に滑り込む結果になりました。阪神1400はラストで失速しやすいコース形態なので、この部分で再び追い込んだ形と言えます。
3~4角でずるずる下がったときは力尽きたのかと思ったのですが、直線で再び加速しましたし、最後まで伸びて前方の2.コスモスターリングを交わしたところをみても、力は余っていたと思われます。結局の所、今回も力を出し切れていなかったことは間違いなく、陣営のコメント通り、競馬への慣れの問題が大きいのかもしれません。

本レースのレースラップは”12.4-10.6-11.5-12.1-11.5-11.8-12.5″であり、「2Fが早くてそこから緩まずに走り続け、ラストで失速気味にペースが落ちる」と言う、前走と全く同じ展開でした。1000Mの通過が58.1なので今回もスローにならずシッカリと流れる展開になっています。これに対し、スターリーパレードのラップをJRAのレースビューワーの動画から無理くり読み取ると、”12.5-11.5-11.5-11.5-12.5-12.5-12.0″位に見えました。これをレースラップと単純比較すると、2Fのところで約1秒の遅れを作ってしまい、これを3~4Fで取り返すものの、5~6Fで再び1秒以上遅れたという構図です。2F目と3~4F目の謎の遅れを克服できれば、ラスト2Fの時計は上位と遜色ありませんので、十分に勝負の形に持ち込めると思われます。

前走のTarget補正タイムが75であったのに対し、恐らく今走は82程度の値になると思います。時計的にも詰めていますし、一度は先団に追いつく脚を見せた辺りは、内容的な進歩があったと自分では評価しています。そして何より、この2走の内容にも拘わらず、計200万円超の賞金を獲得している事実は、評価してあげたいと思います。

西村師のコメントによると、脚元の状態にもよりますがが、一旦は放牧を挟むことを考えられている様です。しかし、自分としては脚元に問題がないことを前提に、競馬を覚えるためにも続戦する方向を期待したいと思います。そしてその時は、2F目が早くならないコースを選定して欲しいと思います。具体的には7/8または7/22の中京芝1600が希望です。反対に、中京芝1400は前半のペースが速いのでパスする方向でお願いします。7/22の場合は優先権が失効してしまいますが、昨年も小頭数で行われていますので、権利を気にする必要はないと思います。

あと、輸送を恐れないならば、7/8の福島ダート1150で「ダートを試す」言う選択肢もあり得ます。このレースも昨年はフルゲートになっていないので、別ブロックからでも出走可能性は十分にあると思います。只、芝スタートのダートコースであることと、距離的にペースが速くなってしまう点で、ダート代わりを試す舞台としてはイマイチ向いていない気もします。

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