8/25、新潟6R未勝利(芝1800)に愛馬フォーチュンリングが出走しました。テレビ画面越しでの応援となりましたが、パドックを周回する姿は外目をしっかりと歩けており、3か月半のブランクも初めての輸送も特に問題は無い様子でした。
レースに関しては展望記事で書いた通り、自分の期待した通りのレース運びを見せてくれました。好スタートを切りましたが無理に好位を取りに行くことはせず、12番手の内埒から3頭目の中段に落ち着きました。レース展開は想定したとおりのスローペースとなり、1000Mのレースラップは61.1秒。フォーチュンリングとしては望むところの、直線の決め手比べになりました。
最初から外目のポジションを押さえましたので、4角から外に出すところはスムーズに捌け、あとは末脚を信じて追うだけの展開となり、フォーチュンリングは2走目で見せた切れ味以上の末脚を見せてくれました。結果、上り3Fの時計は33.4秒でメンバー最速を記録しましたが、1頭前のポジションを取っていたゴールデンフィジーを最後まで捉え切ることが出来ず、僅かで、そしてあまりにも大きなハナ差が残ってしまいました。(と言うか1/3ハナ差も無い..。😥)
勝ったゴールデンフィジーも33.5秒の上がりを使っており、結局、1頭分のポジションの差と、抜け出すタイミング差が勝敗を分けたことになりますが、これは単なる結果論であって、競馬自体は期待した通りのベストな内容だったと思います。
実際、余りにも「持っていない」と言うか、運の無さを呪う様な状況でしたが、一方で不思議な満足感も感じる内容でした。それは、原因不明の歩様の乱れで苦しんで来たにも拘わらず、故障前の末脚を失うことなく、故障前以上に凄い脚を見せてくれたことへの感動だったと思います。
さて、陣営も本走で決める意思だった様ですが、本当に惜しい結果になったことで、次走を考える必要が出てしまいました。幸い掲示板は確保できたことで、次走の優先出走権は確保することが出来ました。自分の想定では、最悪勝てない場合はスーパー未勝利戦で唯一の芝の番組である、9/15の中山芝2000に向かうものばかり思い込んでいましたが、奥村師のコメントによれば、ダメージ次第では新潟に滞在したまま続戦を目指す可能性もある様です。(こう言う奥村師の、全ての可能性を考えて進めるマネージメントは好感がもてるところです。)
もし続戦するとすれば、候補となるのは9/1の新潟芝1600になると思います。もう一つの可能性としては9/2の新潟芝2000もありますが、こちらは4ターンの内回りで直線も短く、フォーチュンリングの脚質には合いません。これを選択する位であれば、中2週の中山芝2000の方がマシでしょう。
これは今走後のダメージを十分に確認した上で話になりますが、もし使えるのであれば、自分としては続戦で勝負して欲しいと思っています。もちろん、脚元に不安のあるフォーチュンリングにとって、普通でも厳しい続戦が負担の大きいものであることは明らかです。しかし、新潟芝1600の方を選ぶことには、勝ち切るために大いなメリットがあります。
・輸送なしで臨める分だけ他馬よりも有利。
・新潟芝1600も芝1800同様、3角~4角で息が入る。
・苦手な持続力勝負になる可能性が低い。
・結局、ラストの直線勝負。早い上がりを使える馬が有利。
・来週は更に馬場が傷んで差し有利になる。
・何より200Mの距離短縮効果が、最後の踏ん張りに繋がる。
一方で、中山芝2000を選ぶ場合、
・初の右回り。
・初の直線坂。
・初の4ターン。距離ロスを避けるには先行力も必要。
・苦手なスタミナ勝負が問われる展開になり易い。
・200M距離延長のマイナス効果が出る。
のデメリットがあります。メリットが多数の新潟芝1600に対して、デメリットの多い中山芝2000を比べれば、圧倒的に新潟芝1600が有利であることは疑いありません。
「次で勝てなければ競争生活引退(血統的に考えて恐らく直ぐに繁殖入り)」と考えたときに、「多少の無理で済むのであれば、取れるリスクならば取ってみたい」と言うのが自分の考えなのですが、最後は奥村師の判断に全てを委ねたいと思います。