今週末、我が家にも今年のグリーンファームの募集カタログが送られてきました。先ずは、昨年と同様式の募集馬一覧表を作成しましたので、宜しければ参照ください。2018年度募集馬関連のページからもリンクを張ってあります。
今回、募集馬の馬体、測尺、預託厩舎の情報が出揃ったところで、具体的な仔馬の検討が可能になりましたが、個々の話は稿を改めることにして、今日のところは今年の募集の全体的な所について感想を書きたいと思います。
まず正直言って、今年のカタログを見て軽い眩暈を覚える思いがしました。現地応援を旨とする自分のとしては、原則的に出資馬に関東馬シバリを課しているのですが、今年は昨年以上に西高東低が加速しており、「選択肢がほぼ無い」状況に陥ってしまいました。
まず、募集馬の頭数ですが、西の11頭に対して東は7頭しか募集馬がいません。後々、外国産馬が関東から募集されたとしても11:8と言うのは流石にバランスが悪すぎでしょう。関東の会員さんは怒って良いレベルだと思います。
更に全体の募集馬数が歪なので、個別のバランスは更に悪化しています。まず、新種牡馬ですが、今年はエピファネイア(2頭)、リアルインパクト、キズナの4頭がいますが、この全てが関西からの募集になっています。
一方で、7頭しかいない関東馬の中にオルフェーヴル産駒が2頭おり、逆に関西にオルフェーヴル産駒は1頭もいません。オルフェーヴル産駒への出資を検討していない私のような会員にとっては、この時点で選択肢が5頭に減ってしまいます。
あとは、厩舎のレベルが昨年以上に低下した印象です。リーディングだけが厩舎の質を測る指標ではないとは思いますが、成績上位厩舎でグリーンファーム常連であった、松田厩舎、音無厩舎の名前が消えています。また、関東では数少ない期待厩舎と認識していた奥村厩舎が消えてしまったのが痛すぎます。一方で、個人的なNG厩舎は残り続けていたりするため、もはや消去法だけで出資馬が確定してしまう状況です。
..と言う訳で、実は今年の募集馬は見直しの余地がないと判断して、確定してしまいました。人気を予想すると様子見も難しいと思われることから、本日早々に投函を済ませています。最終的にどの仔馬を選んだかについては、明日以降の個別レビューの中で書いてきたいと思います。
しかし、この西高東低状況が来年以降も続くようでしたら、グリーンファームの会員を続けることも考え直さなければならないと、正直言って感じています。サービス面で弱点の多いグリーンファーム愛馬会ですが、その代わりに「概ね希望する仔馬に出資できる」と言う、大きな長所があったのですが、募集馬自体が減ってしまう状況ではその長所も無意味となってしまいます。
一口馬主クラブも1つの企業と見たときに、「規模の縮小」と言うのは致命的であり、本質的に避けなければならない状況の筈なのですが、経営陣が何を考えているのか正直なところ疑問でなりません。
まぁ、新規会員を増やすための施策として、今年は特別募集馬を復活させたのかもしれません。そういう意味では、決して無策ではないのかもしれませんが、もっと先にやるべきことがあると思うのです。