競馬場で写真撮影

今回は、前に話をしたEOS M3を買った話の続きです。

ミラーレス一眼を購入した最大の目的は「愛馬が疾走する姿を写真に残したい」と言う物だったワケですが、秋競馬が始まって愛馬の出走も決まった所で、先週末、中山競馬場まで出張して来ました。今回は初めてのレース写真撮影のレポートになります。

その前に機材ですが、悩んでいた望遠レンズは以下の55-250mmの純正品を購入しました。但し、純正品とは言えマウントが異なる為、間にアダプタを介して接続しています。

Canon EF-S55-250ISSTM

事前検討の段階では、望遠側が300mmとれるタムロン製またはシグマ製の同価格帯レンズも検討していたのですが、「オートフォーカスが純正より遅い」と言う噂と、「手振れ補正機能が無い」ことを懸念して却下としました。

さて、中山競馬場に到着して落ち着いたのが、既に4Rが終わった所。愛馬フォーチュンリングの出走は7Rで、6Rの頃はパドックに陣取る都合上、撮影練習のチャンスは5Rしかありません。もう少し早起きして来るんだったと後悔しても先に立たず..。

先ずは練習の5Rは芝1600の新馬戦。当日は雨模様だったこともあり、ゴールライン延長線上のスタンドの中段(屋根のあるところ)を撮影ポジションに定めました。カメラのセッティングはシャッター速度優先にして、1/1250に固定。さらに、コンティニュアスオートフォーカスと手ブレ防止機能と連写モードをオン。ちなみに連写は、画像保存を無圧縮のRAW形式にすると約1秒間しか撮れませんが、JPG形式で保存すれば最高解像度でも20秒程度まで撮影可能になります。これならば、ラスト1Fを連写し続けることが可能です。

撮影はゴール前200Mポストを狙って、予めフォーカスを定めて置き、馬がやってきたらそこから連写を始めてゴール前まで追いかける方法を採りました。

2018/9/15 中山5R新馬(芝1600):1400M地点

最望遠で狙っても1F先を撮ると結構小さく映ってしまいますが、画素数は充分にあるので、トリミングとレタッチを行えばそれなりの写真に仕立てられそうな感触です。

続いて6Rのパドックに移動。いつもはiPhoneで撮影をする事情から、柵の前に陣取る必要がありましたが、今回は望遠で撮れるので2階エリアから主にパドック奥側を狙いました。雨天でも傘を差さずに撮影が出来るのは、これまでの苦労が嘘の様に楽でした。

この後、新馬戦初勝利を飾ることになる菜七子ちゃんとその陣営

そして、いよいよ本番のフォーチュンリングの出走レース。5Rと同じ場所に陣取って撮影を行いました。芝2000の4ターンのレースなので、撮影のチャンスは2回あり、1週目のスタンド前で奇跡の1枚が撮れました。

2018/9/15 中山7R未勝利(芝2000):1週目スタンド前

トリミング無しでこの構図に収まったのは、レース写真の初挑戦としてはまぐれと言うよりありません。結果的にこれがラストランとなったフォーチュンリングの雄姿を無事に残すことが出来て本当に良かったと思っています。

最後に感想ですが、望遠は出来れば300mm欲しい様に思いました。特にダート戦を撮る場合、スタンドからでは苦しくなる気がします。かといって、コースに近寄ると高低差が無くなってしまい、埒が邪魔になって来ます。
あと、オートフォーカスはもっと早いと良いのですが、それを望むとレンズが分不相応に高くなりそうなので、当面はこれで上手く付き合ってゆくしかありません。

来週はアメリカンツイストが中山で出走予定です。今度はダート戦をどこまで撮れることが出来るのか、試されるところです。

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