9/22、中山7R・500万(ダート1200)に愛馬アメリカンツイストが3か月の夏休みを経て出走して来ました。体重は前走から-4Kgの474Kgで、休み明けであることを考えるとプラス体重で出てきて欲しい所ではありましたが、見た目はシッカリ仕上がった印象で、イレ込むことも無く落ち着いてパドックを周回していました。
その後、ジョッキーが騎乗すると徐々に気合が入った様で、馬場に入場すると早々に我慢しきれなかった様に返し馬に入って行きました。
レースは一時期のゲート不安が嘘の様に、綺麗なスタートを切りました。芝スタートコースの外枠を生かして4~5番手の好位置を取れる様に思われましたが、なぜかポジションが下がってしまい、結局7番手からの競馬になりました。パトロールビデオをまだ見ていないので、この辺りの状況が判らないのですが、松岡騎手のコメントによると「内の馬が外々へ寄ってきた影響で、外に振られ思ったようなポジションで走れなかったのが痛かったです。」とのことなので、これが前半のポジション争いを指しているのかもしれません。
何れにしても、ここで1列後ろからの競馬になったことが、このレースの全てでした。重馬場のダートは明らかに高速馬場で前残りの傾向が出ていましたし、本レース結果をみても、先行した5頭中4頭が掲示板に残っており、如何に前残りの競馬だったか判ります。唯一、2着に入ったドリュウだけが後方から差してきたものですが、これはドリュウの末脚を以てしても届かないレース展開だったと言うことも出来ます。
アメリカンツイスト自身も全体3位の35.8秒で上がっており、直線では先行集団に迫る瞬間もあったのですが、結局それ以上の差を詰めることが出来ませんでした。これは、4角から脚を使うことになったことと、外々を回らされたロスが響いたものと考えられます。
本日はグリーンファームが一般募集受付開始日の関係でスタッフさんが現場に不在で、何時もの様にレース後のコメントを聞くことが出来なかったのですが、公式サイトにアップされた中舘師のコメントに拠ると、「時計が速い決着の中、直線で外に大きく振られたのが影響しました。今日の敗因はハッキリしていますし、スムーズな競馬ができていればもっと上にこれたと思います。次走への権利は取れませんでしたが、具合は良いので、レース後問題がなければ引き続き東京で出走させたいと思います」とのことなので、10月後半から11月初旬のダート1300に向かうものと思われます。
これまでも「短距離しか走れない馬にはしたくない」と言う中舘師の意向もあって、意識的に控える競馬を教え込んできました。そういう点では今走も控えて上りを伸ばす競馬は出来ており、これをアメリカンツイストのレーススタイルと考えるのであれば、中山より東京の方が合う筈です。
只、本当にそう考えているのであれば、1200Mより選択肢がなく先行有利な中山開催に敢えて使う必要は無く、東京開催を待つべきでした。そもそも、8/22の中舘師のコメントでは「中山の方が脚質的にも向くと思いますので」と言って入厩をさせているワケであり、一貫性が感じられない所は少々気になる所です。