サザナミ，マキシマムドパリの繁殖相手

ジャパン・スタッドブックの情報が更新され、元愛馬サザナミちゃんの他、マキシマムドパリ，ハラペーニョペパー，エクストラファインと言った今春に引退した元グリーンファーム所属馬の繁殖相手が判明しました。何れも社台ファームからの生産になります。

個人的に最大の関心事は「サザナミちゃんのお相手は誰なのか」でしたが、引退時のブログ記事でベストマッチと書いたハービンジャーが種付牡馬となっていました。これには思わずテンションが上がってしまいます。
ハービンジャーの繁殖成績が年々上がっていることは周知の通りですが、その要因が配合上のポイントが明らかになったことにあることは疑いありません。具体的に、Nureyev, Mr.Prospectorの血を有するサンデー系牝馬との相性が良く、サザナミちゃんはこの条件を満たしています。また、ハービンジャー産駒は母系からスピードを取り入れたいところですので、サザナミちゃんのスピードとキレを遺伝できれば、優れた仔馬が生まれるものと信じています。

一方で、グリーンファーム所属馬の筆頭格であるマキシマムドパリの繁殖相手も、同じくハービンジャーとなっています。そして、サザナミちゃん以上にハービンジャーとベストマッチなのがこのマキシマムドパリだったりします。
マキシマムドパリは前述の Nureyev，Mr.Prspectorを有するサンデー系牝馬の条件を満たした上に、父ハービンジャー＋母父キングカメハメハの組み合わせは今年大活躍したブラストワンピース，モズカッチャンと同一であり、これは完全無欠のNIXと言える配合です。牡馬でも牝馬でもＧⅠ馬を出した配合であり、期待値の極めて高い仔馬になること疑いありません。これだけの良血になると初仔と言えどもグリーンファームから募集されるのか、真剣に不安になってきます。

その他の引退馬としては、エクストラファインの繁殖相手は新種牡馬のロゴタイプでした。ロゴタイプの種牡馬能力は未知数ですが、本仔はサンデーサイレンスの3×4クロスを形成しますので配合的な妙味があります。また母父に入ったシンボリクリスエスは仕上がりの早く、芝向きでスピードのある産駒を多く出していますので、グリーンファーム募集馬らしい安価で走る仔馬になってくれる気がします。

また、ハラペーニョペパーの繁殖相手も同じく新種牡馬のドレフォンになりました。こちらは輸入種牡馬ですので、日本競馬への適性を含めて蓋を開けるまで判らないところがありますが、ダートながら短距離ＧⅠを制した父ですので極端なスピード不足の心配は杞憂ではないかと思います。間違ってもワークフォースやノヴェリストの二の舞は無いのではないかと..。

以上、何れの仔馬も無事に成長してグリーンファームから募集に掛かれば人気になることは疑いありません。グリーンファーム愛馬会にはなんとしても本家に油揚げをさらわれない様に、ここは意地でも踏ん張って頂かなければ困ります。特にサザナミちゃんの産駒には絶対に出資したいと思っていますので、万一にも本家に持っていかれてしまう様なら、社台TCへの鞍替えを真剣に検討すると思います。

ＰＳ．
同じく元愛馬で今年引退したシンラバンショウはノーザンファームから売約された後、YGGオーナーズクラブ傘下の牧場で繁殖入りし、会員アンケートの結果を受けてドレフォンが配合された模様です。ジャパン・スタッドブックには未だ情報が上がっていませんが、無事に受胎出来ていることを祈っています。