3/10、中山7R・500万(ダート1200)に愛馬アメリカンツイストが出走しました。展望記事で期待した通りの末脚で勝負する競馬が展開され、勝馬と僅差の5着に健闘しました。
今回は個人的な都合で現地応援をすることが出来ず、テレビ画面越しの観戦となったのですが、パドックの様子は外目をしっかりと歩いている印象でした。近走のパドックでは首を斜めに曲げる仕草を繰り返すなど、落ち着きのない様子が目立ったのですが、テレビ画面に映るった短い間にはそのような気配は見られませんでした。この辺りは、厩務員さんが女性に代わっていたのが良い方向に出たのかもしれません。
今回のレースは相手関係からみて確実にハイペースになる予想が立ちましたので、自分的には「前崩れに賭けて脚を溜める競馬」を試して欲しいと考えていました。しかし、目論見が狂ったのがスタートで、伸び上がり気味のところでゲートが開いてしまい、芝スタート部分での行き脚が全く付きませんでした。結局、最後方からの競馬になった訳ですが、最初から鞍上の松岡騎手の頭には「出たなりのポジションをキープして脚を溜める競馬」があったものと想像しています。スタートで多少遅れた場合は追い出してポジションを取りに行くのがこれまでの競馬だったのに対し、今回は脚を溜める作戦が最初からあったが故に、最後方からの競馬をする腹を括れたものと思います。
自分の想定は無理なく10番手付近で脚を溜めて、4角から仕掛ける展開だったのですが、実際は最後方のポジションから3角手前で捲りに出る展開となり、4角では未だ15番手。しかし、ここから溜めてきた末脚が爆発して36.2の上がり最速を記録し、勝ち馬と0.2秒差の5着まで迫りました。勝馬と比較して上がりの時計が1.2秒早いことから、あと100Mあれば捕まえることが出来た計算になります。
そう言う意味では殿まで下がる形になったことが痛すぎたと言えるのですが、それでもこれまでと全く違う競馬で勝ち負けの形に持ち込めたことは、今後の引き出しを広げることに繋がりました。今走の様にハイペースの展開が予想されるならば末脚を活かした競馬をすれば良いし、スタートを懸念して距離を伸ばすのであれば、これまでの様な先行して抜け出す競馬を選択することも可能です。
ちなみに、今走のTarget補正タイムは過去最高の「99」が出ています。この様な競馬がコンスタントに出来るならば、自ずと勝利は掴み取れると考えられますが、その為にはゲート難を克服することが最優先課題となりますので、陣営にはなんとか改善をお願いしたいところです。