4/27、東京7R・500万(芝1600)に愛馬レーヌジャルダンが出走し、7着となりました。
このレースに付いては、回顧記事を書いている現時点でも自分なりの解釈が出来ないでいます。内容的に残念な結果であったことは間違いないのですが、これが止む無い結果であったのか、見直すべき部分のあるレースだったのかその辺りが未だに判断が付きません。
短期放牧明けの今走は馬体重が452Kgの前走+2Kg。パドックの様子は若干首を振る動作が目に付く程度で前走との差異は特に感じませんでした。トモを大きく見せて毛艶も良く、力は出せそうな印象です。
パドックでは三浦騎手は騎乗されませんでしたが、本馬場に入場しても落ち着いた様子で、スタンド寄りをスムーズに返し馬に入って行きました。
さて、問題のレースの回顧です。基本的にレーヌジャルダンはスタートの上手な馬なのですが、この日も内目の枠から絶妙のスタートを切ることが出来ました。只、この好スタートが結果的にレースを難しくしてしまったかもしれません。
直近2走を「控えて末脚を伸ばす競馬」で結果を出してきたレーヌジャルダンとしては、今走も同じ作戦が念頭にあった筈なのですが、あまりにも良いスタートを切ったことで迷いが生じた気がします。
結果、そのまま先手を取ることはせずに5番手までポジションを下げる選択をしましたが、1000Mが61.5秒の超スローペースになったことで、この判断は完全に裏目に出ました。これは結果論に過ぎないのですが、このまま先行策を採っていたら上位入線は間違いなかったと思います。只、これはレースプランとは大きく異なるものでしょうから、その判断を鞍上に求めるのは酷であるとも思います。
一方で、中途半端にポジションを下げたことで、揉まれる形になったことはレーヌジャルダンの嫌うパターンに嵌ったみて間違いありません。その上、4角では馬群を捌けずに外に出すことも叶わず、かと言って超スローペースから前も止まらず進路を確保することが出来ませんでした。結果は7着ながら勝ち馬との差は0.3秒。Target補正タイムは「95」出ていますので、悲観すべき結果では無いのですが、何とも残念な内容の競馬となりました。
外を回した4.ジーナスイートに先着を許していることからみても、後方から安全に外を回していれば着順は確実に上であったと思います。但し、それでは勝ち負けには持ち込めません。一方で、レーヌジャルダンも上り時計は33.7を出しているのですが、先行馬が総じて33秒台で上がってしまう「よーいドン」の展開になると、奇跡的に捌かなければこの位置取りでは如何にも出来ません。
レース後の三浦騎手のコメントによると「今日は馬群の中で競馬をさせましたが、周りを気にすることもなく、最後までしっかりと走っています。」とのことですが、最初から馬群の中で競馬をさせる予定であったとは額面通りに受け取れません。「結果的に馬群の中で競馬をする形になってしまった」と言うのが実際であり、これが枠番とスタートを含めた止む無い結果であったのか、他に捌き様があったのか、この辺りが騎乗内容に対する評価のポイントになると考えます。
一方で、高柳師のコメントに依ると「具合が良く、期待していただけに残念です」とのことで、現地レース後のレクチャーでも「状態が良かったので一発あると思っていた」との話があったことからも、陣営の期待度が高かったことは間違い無さそうです。逆に、馬の状態の良さが鞍上の色気に繋がって、「インから捌いて出る」と言う一発を狙う騎乗になったのかもしれません。
今走で権利は取れませんでしたが、状態は非常に良いとのことで、馬体に問題が無い限りは続戦の方向で考える様です。その際は、三浦騎手に拘るならは東京で、その他ならば新潟での出走を検討するとのことでした。個人的には6/8の東京(芝1600牝馬限定)が希望です。