7/20、福島2R・未勝利(ダート1700牝)に愛馬アルジェンタータが出走しました。前走と同条件のレースに鞍上も戸崎騎手が継続騎乗してのレースでしたが、今回は色々と驚くことがありました。
まず、最初に驚いたのが馬体重で、前走+14Kgの432Kgで出てきました。もっとも、パドックを周回する姿はこれでも特に太くは見えず、歩様も重苦しさは感じませんでした。只、公式サイトの事前情報では体重の維持に苦心して直前追切をポリトラックで軽目にしていましたので、結果論ですが、もう少しシッカリと追って置いたら、また少し結果が違ったかもしれません。
2つ目の驚きはレース展開で、普通にスタートを切って先行集団につける展開になりました。これは展望記事の方でも期待はしていたのですが、外枠発走により周囲に他馬を置かずに競馬が出来たことで、怖がること無くポジションをキープすることが出来ました。もっとも、ある程度想定をしていたとは言え、それは最後方からではなく、10番手前後からの競馬を期待していたのであって、まさか5番手からの競馬が出来るとは思ってもいませんでした。
レースはこのまま5番手をキープして、3角からペースを上げて2番手まで進出。このまま何時もの末脚を使えれば勝利は確実と思ったのですが、4角の出口で前を行くタイトロープウィンに離されてしまいました。更に後続馬にも詰め寄らる状況になりましたが、最後にもう一度伸び直して2着は死守。
シンプルにこのレースを見ると、「先行出来た分だけ仕舞いの脚が使えなかった」と言うことになるのですが、後続馬に迫られると伸び直すことが出来たことから、完全に脚が上がってしまった訳ではありません。これは戸崎騎手のコメントにある通りで、「勝負どころでもたついた時に、勝ち馬に引き離されてしまいました」と言うことなんだと思います。
確かに勝ったタイトロープウィンは強かったですし、何よりもこの日絶好調の三浦騎手の勢いにやられてしまいましたが、Target補正タイムは「95」出ていますので、着差を気にする内容では無いものと思います。取り敢えず、枠番のアシストが大きかったとは言え、前からの競馬が出来たことは今更ながら進歩で、競馬の幅を広げることが出来ましたし、勝利には届かなかったものの、未勝利戦の終了が差し迫った状況で最低限の権利を確保出来たことは重要な結果となりました。
奥村師のコメントによると次走は新潟を予定されている模様です。その場合、「8/18のダート1800牝馬限定」が具体的な目標レースになると思いますが、100Mの距離延長を考えると「8/17の札幌ダート1700牝馬限定」を狙う選択肢も考えられます。札幌ならば滞在競馬が出来ることも、輸送に不安の有るアルジェンタータにとっては良い方に働く筈ですし、どちらかと言えば右回りの方が安心感もあります。只、札幌と新潟では直線距離が100Mも違いますので、ストロングポイントである末脚に賭けたいと考えるならば、新潟を選択する必要があります。
こうなると最後は奥村師の判断に任せるよりありませんが、心配なのは3/18の新潟は第3会場になると言う点です。何れの番組を選択するにしても最高の鞍上を確保することが前提なので、それを含めた判断を願いたいと思います。そう言う意味では、一度は流れてしまったルメール騎手を再度確保して、札幌で勝負する手も捨て難いところです。