2/16東京2R:ルヴァンヴェールは積極的騎乗で優勝

2/16、愛馬ルヴァンヴェールは東京2R・未勝利(ダート1300)に出走し、見事に優勝をしてくれました。

前走後、ソエの治療を優先して放牧に出されたルヴァンヴェールでしたが、比較的症状は軽かった模様で、2か月間隔での復帰戦となりました。只、前走掲示板内の馬が14頭もいる、極めてハイレベルな相手関係となったことで、自分的には「取り合えず掲示板を確保して続戦できれば良し」と考えていたのですが、結果は望外の素晴らしいものとなりました。

まず、今走の馬体重は前回比-4Kgの482Kgでした。グリーンチャンネルで映されたパドックの様子は極短いもので、その状態を判断することは出来ませんでしたが、パドック解説者の方は、これだけのメンバー構成の中でルヴァンヴェールをピックアップされていましたので、恐らく状態は客観的にも良く見えていたものと思います。

また、故障休養中の三浦騎手に替わって誰が鞍上を務めるのか注目してきましたが、予想外に関西所属の松山騎手が手配されました。恐らくこれは、「サムシングジャストに騎乗するために上京する松山騎手に併せてクラブ所属馬の騎乗をお願いした」と言うところではないかと想像しています。そして、この松山騎手の好騎乗が間違いなく今回の勝利を呼び込でくれました。

この日の東京は夜半からの雨で、ダートコースは稍重の発表でしたが、恐らく重寄りの稍重であったと想像します。脚抜けの良い馬場となることで、普段以上に先行有利となる可能性が高いことから、何れの出走馬も「出来れば先行したい」と考えていたであろう中で、好スタートを決めた松山騎手は迷わずに押し出して、人気のダウラギリの後ろの好位を確保することに成功しました。陣営からは、他馬を気にする傾向があるので、先行するか後方待機するかの何れかを選択する様に指示があったとのことですが、馬場状態を含めて積極的に前を奪ったことが、今回の結果に繋がったと考えて間違いはありません。

レース展開は多くの出走馬が先行することを望んだ結果ハイペースで進み、これが4角出口まで続きました。流石に直線は全体に失速気味となりましたが、その中で早めに抜け出したルヴァンヴェールはダウラギリを捕まえると、後方からの追い上げを凌ぎきり、最終的に1.1/4差をつけて嬉しい初勝利を得ることが出来ました。

馬場状況が前残りの中で先行させた松山騎手の積極的な好騎乗が大きかったことは間違いありませんし、4枠8番も好枠だったと思います。そう言う意味では「運も味方につけた」と考えて間違いはないのですが、運だけでこれだけのハイレベルメンバを相手に1馬身以上の差をつけたとも考え難く、今回の結果は高く評価されて良いはずです。
加えて、先行したい鞍上の意思に応えて、好スタートから首尾よく先行が出来たこと自体が、ルヴァンヴェールの優れた先行力を示していると考えています。前走は勝ち馬とは離された5着でしたが、1200m戦で好位を取ることが出来ましたので、距離延長したここでも先手は取れるのではないかと考えていました。

陣営が懸念された様に、他馬を気にする側面は確かにあるものと思いますが、それも先行力があれば自らの力で解決することが可能です。今回はブリンカーも上手く効いた模様ですし、Targetの補正タイムも水準以上の「102」が出ましたので、次もそれなりのレースは出来るものと思います。

色々と先が楽しみになってきたところで、気になるのは次走の選択ですが、竹内師のコメントに拠れば「中山開催での出走を目指す」とのことです。そうなるとダート1200の一択ですが、昇級戦で距離短縮となると、今回の様に先手を取ることは容易ではありません。結果的に揉まれる展開になると、ルヴァンヴェールの弱点が露呈してしまう可能性が高くなります。そこで、個人的にルヴァンヴェールには更に距離を伸ばして欲しいと思っています。松山騎手からも「1400まで対応は可能」とのコメントがありましたし、ここは脚元の状態次第ですが、中1週で「はこべら賞(中京・ダート1400)」に挑むと言う選択肢は無いでしょうか?今回と同じ左回りと言うのもポイントです。

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