2/22東京5R:ナショナルアンセムは競馬にならず殿負け

2/22、東京5R・未勝利(芝1600)に愛馬ナショナルアンセムが出走しました。新馬戦に適鞍がないことから、既走馬相手のデビュー戦に挑みましたが、全く以て競馬にならず、殿負けを喫してしまいました。

まずデビュー戦の馬体重は444Kgで出て来ました。山元TCの調整時には480Kg台の体重があり、これでは太すぎるだろうと思っていたのですが、デビューまでにキッチリと絞られて出て来た印象です。

只、パドックでは「440Kg台とは思えない位に小さく見える」と言う意見もあり、体を大きく見せる動きは出来ていなかったと思います。この辺り、やはり初めての環境に戸惑っている雰囲気が明らかにあったと思います。

デムーロ騎手が跨ると少し落ち着いた雰囲気に見えましたが、馬場に入場すると再び落ち着きは感じられず、そのまま返し馬に入って行きました。

レースはスタートこそ無難にこなしたものの、ダッシュが全くつかず、最後尾に置いて行かれてしまいました。但し、これはダッシュ力の有無の問題ではなくて、単に競馬が判っていなかったものと思います。この辺りについて、矢野師は「経験馬相手の初出走なので、騎手にはスタートを注意して欲しいと伝えましたが遅れてしまいました。」とコメントされていますが、実際問題としてスタート直後に特に促す訳でもなく馬なりで出して行ったデムーロ騎手の手綱さばきにも問題がありました。ぶっちゃけ、師の話を全く話を聞いていなかったとしか思えません。また、1000M通過59.8秒のペースと言うのも、デビュー戦の本仔には相当なハイペースであったと思います。

結局、レースは最後尾で回ってくるだけのレースとなり、直線で伸びる脚を見せることもなく、殿のままレースを終えることとなりました。もっとも、最後まで鞍上にはまともに追う気配がなく、デムーロ騎手が途中でやる気を失くしていたことは疑いありません。

実際、↑は最後の直線の写真ですが、確認しないと返し馬の写真なのかレースの写真なのか判断つかないレベルの雰囲気です。

つまるところ今回のレースは、未勝利戦でのデビューが難しかった所に、配慮の無い鞍上を選んだことが、輪をかけて悪循環となった印象です。本レースのTarget補正タイムは「73」しか出ておらず、調教の時計を見る限り、この補正タイムは全く力を出していないことを示していると思います。恐らく、馬体への負担は殆ど掛かっていないものと思いますし、矢野師も「今日は残念な結果でしたが、競馬で全く力を発揮していません。」とコメントされています。
取り敢えず今走はノーカンとして、次走も「芝を試す」とのことですが、現在の芝のレースの混み具合を見る限り、権利無しでは暫く節を空けなければなりません。一旦、放牧を挟むことになると思います。

翌日曜日には同じくデムーロ騎手でデビューして散々な結果に終わったサウンドトラックが2走目でシッカリと変わり身を見せてくれました。ナショナルアンセムも何とかこれに続いてくれることを祈っています。

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