5/24、東京5R・3歳1勝クラス(ダート1400)に愛馬ルヴァンヴェールが出走しました。鞍上の松山騎手は未勝利戦を勝利に導いた時と同様に積極的に前に出る競馬を仕掛けましたが、最後は失速して13着に沈んでしまいました。
ソエの治療による休養明けとなった本レースですが、馬体重は増減無しの478Kgで出て来ました。只、GHのパドック開設によれば、「休み明けによる緩さが感じられ、1つ叩いた次が本番」と言う評価でした。
レースは前述の通り、松山騎手が積極的に前を取りに行った結果、3頭並びの2番手のポジションに収まりました。只、未勝利戦を勝ち上がった時と比べると、明らかに序盤で脚を使った感は否めませんでした。この辺り、距離延長しているのでもう少し楽になって欲しかったのですが、先行馬が複数存在したことが厳しい状況を作ったと思います。そして、何よりも致命的だったのが16番が捲って出て3角で先頭に立つ形になったことで、これにより先行馬達は全く息の入らない形に追い込まれてしまいました。
その結果、ルヴァンヴェールは4角では既に脚が上がっており、捲って来た16番を含めて、先行馬達は総じて失速してしまいました。ぶっちゃけ、良馬場の1000Mを3歳1勝クラスで59.2のハイペースでは先行馬は共倒れになって当然です。この辺り、松山騎手にはもう少しペースを考えて欲しい所でした。
つまるところ、「本仔に現級で勝ち負けするだけの力は未だない」と言う総括にはなるのですが、かといって「勝ち馬から3.8秒も離された」と言うのも正当な評価ではありません。要は、「ハイペースで先行して潰れた」と言う競馬では良くあるパターンに過ぎません。逆に、このペースで勝ち負け出来ていたら怪物級です。
個人的にはこのレース1つを評価して、「先行策がダメ」とか「1400は長い」とか結論を出して欲しくないのですが、レース後の竹内師のコメントによれば「今日のレースを見ると、もう少し短い距離で差す競馬を覚えさせた方が良いかと思います。」とのことで、如何にも自分の希望とは別の方向に行ってしまいそうです..。
「短距離ダートで差す競馬」と一口に言っても、中山ダート1200ならばいざ知らず、福島や新潟で差す競馬は殆ど決まりません。陣営にはこのレースを十分に再評価してもらい、育成の方針を定めて欲しいと思います。まだ3歳の5月です。焦る必要は全くありません。