今週はアメリカンツイストとナショナルアンセムの、2頭の出走が確定しました。5月に入って掲示板は遥か遠く、2桁着順を連発する悲惨な状況が続いていますので、今週こそは何とか悪い流れを変えて欲しいところです。
1.アメリカンツイスト
5/30、東京9R・富嶽賞(ダート1400)への出走が確定しました。5/27、美南Wで最終追い切りを実施して、51.4-37.7-12.0(馬なり)を記録しています。久しぶりに在厩のまま続戦する今走ですが、状態自体は変わらずに良さそうです。
本仔の場合、特にスタートが問題になる訳ですが、今回は2年振りに横山典弘騎手に鞍上が手戻りします。ベテラン騎手の騎乗によって、課題の気性面が上手く宥めて貰えることに期待しています。アメリカンツイストの後方から上りで勝負するスタイルを最初に教えたのが横山騎手でしたので、今回も末脚を伸ばす競馬を仕掛けるのか、注目をしたいと思います。
2.ナショナルアンセム
5/30、東京1R・未勝利(ダート1600)への出走が確定しました。5/27、美南Wにて本番も任せることになる黛騎手を背に最終追い切りを実施して、52.4-37.5-12.3(G前仕掛け)を計時しています。時計自体はそれなりの数字が出ているのとは思いますが、軽量の騎手を背にした時計なので割引は必要かもしれません。
デビュー戦が競馬に参加しないまま終了してしまい、完全に一走無駄にしてしまいましたので、仕切り直しの今走は結果を求めなければならないのですが、なかなか厳しそうなメンバー構成になってしまいました。更に、個人的には本仔にダートが合うとは思えず、正直なところ見るのが怖いレースです。また、鞍上の黛騎手も他の鞍上と比較して見劣りしてしまうのですが、前走の様に例え一流騎手でも出遅れから無気力な騎乗をされてしまうよりは、馬を理解した上で大切に騎乗してくれる鞍上に任せる方が、今回は良いかもしれません。
3.ルヴァンヴェール
先週、東京のダート1400に出走し13着に大敗したルヴァンヴェールですが、「レース後も大きな疲れは無く、ソエの状態も落ち着いている」とのことで、先ずは一安心することが出来ました。鞍上を務めた松山騎手のコメントに拠れば、「馬ごみに入ると他馬を気にして耳を絞ったり、力んで走ってしまいます。現状は、揉まれずにレースを運んだ方が結果が出せるかもしれません」とのこと。
只、今走はそれほど馬群に揉まれる展開になった印象は無く、やはり失速した原因は「序盤からの飛ばし過ぎ」にあったと思います。取り敢えず、陣営からの発表としては、「次走は福島か新潟の短距離ダートを目標にする」とのことで、ケイツーSに放牧に出されることになりました。
4.ローズボウル
ゲート試験に合格後も美浦TCに在厩のまま調整を続けています。5/28、美南坂にて2回目の追い切りを実施しましたが、時計は56.6-42.1-27.7-14.0(一杯に追う)の14秒ペースで終わっており、正直、このまま競馬に進むレベルにとは思えません。ダートの新馬戦は直ぐにはありませんから、ここは一旦リフレッシュさせる流れになるかと思います。林師のコメントに拠れば、「来週の動きを見て、在厩で調教するのか、一度放牧を挟むか判断したいと思います」とのこと。