GF出資馬の近況 2020/11/27

1.ナスノシベリウスの2019

ノーザンF空港にて育成を開始しています。前回更新時はまだ初期馴致の段階でしたが、現在は週1回~2回の坂路調整が開始されています。メニュー的には週1回18秒ペースなので、他のノーザンF育成馬と比較すると、進捗が遅れている状況ですが、これは入場が遅れた分なので致し方ありません。むしろ順調に進んでいると考えて良さそうです。11月中旬の馬体重は440Kgとのことで、前回から殆ど増えていませんが、トレーニングを開始した所なので、これも止む無しでしょうか。

2.サザナミの2019

社台Fにて育成を開始しています。前回更新時点で坂路入りを開始していましたが、現在は20-18ペース×週3回のメニューに進んでいます。牧場スタッフさんのコメントによれば、「調教では気合いが乗り、走りもバネの効いたフットワークで毛艶も良好です。」とのことで、間違いなく順調な進捗と言えますが、懸念事項は馬体重が増えてこないこと。トレーニングを開始したところで、体重が絞られるのも仕方のないところではありますが、現時点で392Kgはもう少し大きくなって欲しいです。明らかに母親に似た感触ですが、ある意味で馬格の小ささは覚悟しての出資でもあり、こうなったら徹底的に母似になって欲しいと思います。

3.ティアラトウショウの2019

ノーザンF空港にて育成が進められています。早い時期から坂路入りが行われてきた本仔ですが、現在は18-17ペース×週2回のメニューに進んでいます。更に、1日は2本登坂が行われているとのことで、ノーザンF空港の中でも進んでいるグループになると思われます。一方で、馬体重は430Kgで、前回よりも-13Kg減らしています。トレーニングを進めつつも体重をキープ出来るのが理想なのですが、ノーザンF育成の場合、この辺りで成長を促す休養を挟んでくるのではないかと思います。

4.マウントフジの2019

エクワインレーシングに移動して育成が開始されています。現在はまだロンギ場で騎乗調教が行われており、慣らしている状況です。一方で馬体重は472Kgまで増加しており、これは負荷運動の開始を抑えてる効果かもしれません。

2歳戦のスケジュールアップに合わせて、社台系牧場は育成タイミングを早い方向にシフトしていますが、その他の牧場は従来のペースがキープされている感触です。勝ち上がりを考えると早期スタートは確実に優位になりますが、一方で体が出来上がる前の負荷運動は故障に繋がる可能性があり、この辺りの匙加減がノーザンFに一日の長があるところかと思います。(社台Fは立ち上げ時期を早めた結果なのか、微妙に頓挫が増えている気がします。)

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