GF出資馬の近況 2020/12/25

1.ルヴァンヴェール

ケイツーステーブルにて放牧を続けています。牧場スタッフのコメントによれば、「いつもと比べ背腰に硬さを感じたため、ショックウェーブ治療を行いました。」とのこと。現在は硬さも取れており、今週から17-18ペースから15秒まで終いを伸ばす所が乗られている模様です。次走の予定については具体的な情報がまだありません。

2.ローズボウル

デビュー戦を含めて3走を続けた後、現在は山元TCに放牧に出ています。牧場スタッフのコメントによれば、「競馬の疲れも見せずに元気一杯です。」とのことで、すっかりスクミの心配は過去のものになった様です。現在は坂路で18-17ペースを週×2本のメニューで乗り込まれています。林師も来場して「調整メニューの打ち合わせをされている」と言う所は心強い感じがします。

3.ローラーコースター

12/19、中山・新馬戦(芝1800)でデビューを果たしましたが、枠番の不運と積極性を欠いた騎乗もあって、着順は8着に留まりました。レース後は早々に山元TCに放牧に出されています。
伊藤師のコメントによれば「次走は東京開催のダ1,600㍍も考えて短期放牧に出しています」とのことですが、ダートで使うなら短期放牧に出す必要はありませんでした。デビュー戦は仕舞いだけのレースなのでダメージは小さいと考えられ、次にダートを試す考えならば、中2週程度で続戦が可能でした。この様な一貫性の感じられないマネージメントがされてしまうとフラストレーションが溜まりますし、厩舎への不信感が生じてしまいます。

4.ナスノシベリウスの2019

ノーザンF空港に移動して育成が開始されています。現在のメニューは坂路×週2回を17-18秒ペースで乗り込まれています。ノーザンF空港で育成される他馬の状況を見ると、早い組は16-17秒ペースまで進んでいる様ですの、本仔は第2集団の進捗状況になりますが、入厩が遅れた事情を考慮すれば、順調に進んでいると考えて良さそうです。
一方で、現在の馬体重は421Kgで、徐々に減ってしまっている所が気掛かりではあります。年末年始にリフレッシュ休養が入る筈ですので、ここで成長が促されることに期待したいと思います。

5.サザナミの2019

社台ファームにて育成が続けられています。現在のメニューは坂路を20-18秒ペースで、これを週3本乗られています。進捗が最も早い組と比較するとピッチが素こそ緩いのですが、週3本乗られている所はプラス評価することが出来ます。
牧場スタッフのコメントによれば「漸く400キロ台になりました。420キロ超えまでこれ以上の調教レベルは上げづらいですが、小さいなりに体の伸縮は上手で運動センスを感じさせる走りをします。引き続き坂路1本をしっかりと登坂させて、基礎固めを行っていきます。」とのこと。
現在の馬体重は4.01Kgで、育成を開始して一度落ちた馬体重が少しづつ戻って来た印象です。ここらで一気に馬体重が増えてくれたなら良いのですが、「母サザナミに似た」と考えると、この辺りで停滞してしまうかもしれません。駐立写真をみると、小さいながらも骨太な感じが好印象です。

6.ティアラトウショウの2019

ノーザンF空港にて育成中です。現在のメニューは坂路×週2本を16-17のペースで乗り込まれています。ノーザンF空港では比較的進捗の進んでいるグループに入っていると考えて良さそうです。一方で、馬体重は421Kgと、期待通りには大きくなってくれません。年末年始のリフレッシュで成長が促されることを期待しています。
公開された最新の駐立写真をみると、全体的な印象は募集時から変わっていません。胸が深く、幅は短めですが縦に長いトモの形が個人的に好みです。

7.マウントフジの2019

エクワインレーシングにて育成が行われています。現在のメニューは、坂路を週×2本、18-20秒のペースです。社台系牧場と比較するとペースは緩やかですが、この辺りは牧場の方針が現れるところでしょう。
場長のコメントによれば、「ペースを上げてからも疲れは見せず、脚元に不安な点もなく飼い葉も良く食べてくれています。ここまで至って順調に来ていて、年内にはF17秒前後までは行ってお正月休みにしたいと思います。」とのことで、先ずは順調に進んでいると考えて良さそうです。
馬体重は462Kgで丁度良い感じです。中立写真が公開されていますが、トモが大きく、筋肉のメリハリも見えて好印象を受けました。また、トモ高なので、ここからまだ大きくなってくれそうです。

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