5/22東京6R:ラインオブフェイトは距離が持たず16着

5/22、東京6R・3歳1勝クラス(ダート2100)にYGGの出資馬ラインオブフェイトが出走しました。外枠ながら積極的に逃げる競馬を展開しましたが、最終的には2100Mの距離に対応出来ず、16着に沈んでしまいました。

馬体重は前走からー4Kg減った466Kgで、パドックを周回する姿は絞られた感じの見栄えのする馬体でした。一方で、周回を始めて暫くの間は完全に落ち着きを欠いており、終始首を高く上げて物見をしている状態でした。騎乗命令が出て丸山騎手が跨ったころには徐々に落ち着きを採り戻していましたが、気性的にはまだまだ幼さが抜けていない印象を受けました。

レースは事前に想定した通り、スタートから鞍上が積極的に出して行き、先頭で1角に取り付くことが出来ました。

ここまでは完全に作戦通りで、ここからスローペースに落とすことが出来れば、2100Mを走り切ることも出来たと思うのですが、やはり現実は甘くありませんでした。稍重の脚抜きの良い馬場状態と、先行有利の状況からレースはミドルペースで流れ、更には意味不明の捲りを仕掛ける馬まで現れてしまい、逃げ馬には極めて厳しい展開になってしまいました。

それでも1~2番手をキープして4角を回ることは出来ましたが、ラスト400M地点の坂からは全く抵抗をすることが出来ず、完全に失速。勝馬から7.7秒差のタイムオーバーで殿負けを喫してしまいました。まぁ、逃げて力尽きてしまった以上、タイム差を気にする必要はないのですが、賞金的にもタイムオーバーは避けたいところでした。

トモの状態に爆弾を抱える本仔ですので、故障に付いては特に心配な所ですが、レース翌日の状態で脚元に特に問題は出ていないとのこと。田島師のコメントによれば、「丸山騎手から話を聞きましたが、やはり距離が長かったという事と、3コーナーから早めにプレッシャーをかけられたのもあるかもしれないと話していました。直線では全然反応がなかったそうで、レース後の息遣いもかなり荒かったようです。」とのことで、「流石に2100Mは長すぎた」と総括されることになりそうです。

3週間程度の放牧に出した後、次走は距離を短縮するとのことですが、個人的には今回の反動で距離を短くし過ぎることなく、次は1800辺りを試して欲しいと思います。1600M→2100Mへの500M延長が極端過ぎたのであって、1800Mへの200M延長であれば十分に対応出来たと考えています。決して「羹に懲りて膾を吹く」様な狼狽した対応にならないことを祈ります。


【まめ知識】
過去3年間のダート戦で500M以上の距離延長で出走した馬の成績は、「勝率2.7%・複勝率10.7%」の、極めて低調な成績を示しています(全体平均は勝率7.0%・複勝率21.1%)。基本的に距離延長で馬券を買えるのは+400Mまでです。

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